「アプリ」で大学受験写真を撮るのはあり？撮る時の注意点も紹介
はじめに
大学受験を控えている学生のみなさん、証明写真はどのように準備する予定ですか？
受験勉強で時間に追われている中で、
「わざわざ撮りにいくのがめんどくさい」
といった理由で、スマホのアプリで証明写真を撮ろうと考えている人も多いのではないでしょうか？
大学受験写真は単なる証明写真ではなく、受験時の本人確認や学生証にも使われる大切な一枚です。
果たして、大学受験写真をアプリで撮影することは可能なのでしょうか？
この記事では、アプリで撮影する際のメリット・デメリットや注意点、そしておすすめの撮影方法について詳しく解説します。
失敗しない写真の準備をして、安心して受験に臨みましょう。
大学受験写真は何に使われる？
大学受験写真は、受験票や願書で本人確認を行うために使われます。
試験当日、監督者はこの写真と受験者本人の顔を照らし合わせ、なりすましなどを防止します。
さらに多くの大学では、合格後にこの写真がそのまま学生証に使用されるケースもあります。
学生証は4年間使うものなので、通学中や学割利用時など、思っている以上に他人の目に触れる機会が多いです。
したがって、「入学後も使われる写真」という意識を持って、丁寧に撮影することが大切です。
大学受験写真をアプリで撮ってもいい？
結論から言うと、大学受験写真をスマホアプリを使って撮っても大丈夫ですが、注意するべき点があります。
近年はスマホアプリで証明写真を撮影できるサービスが増えています。
アプリでの撮影自体は問題ありませんが、仕上がりや印象の点でおすすめはできません。
特に大学受験写真は出願書類、つまり公的な書類として扱われる重要な写真であり、明るさや構図が不自然だとマイナス印象になりかねません。
それでも「どうしても今すぐ必要」「近くに写真館がない」という場合には、アプリで撮影する方法も一つの選択肢です。
以下では、そのメリットとデメリットを整理します。
アプリを使って大学受験写真を撮るメリット
メリット
- 自宅で手軽に撮影できる
- 何度でも撮り直しができる
- コンビニですぐに印刷できる
アプリ撮影の最大のメリットは手軽さと低コストです。
アプリを使えば自宅で好きな時間に撮影でき、納得のいくまで撮り直すことが可能です。
さらに、コンビニプリント機能を使えばすぐに写真を印刷できるため、急な提出にも対応できます。
また、写真編集が自分でできる場合には、サイズや明るさ、さらに肌トーンの調節などを自分好みに変更することも可能です。
アプリを使って大学受験写真を撮るデメリット
デメリット
- 照明や背景が不自然になりやすい
- 加工しすぎると本人確認が困難になる
- 大学によっては受理されない場合がある
アプリ撮影のデメリットは、高品質な証明写真を目指すのが難しい点です。
撮影経験が乏しい高校生にとって、十分なライティングや影にならない撮影は難しいです。
その結果、顔に影ができたり、色味が実物と違って見えたりすることがあります。
また、美肌補正やフィルターを使いすぎると、試験当日の本人と印象が異なり、本人確認の妨げになる可能性があります。
さらに大学によってはスマホ撮影の写真を証明写真として扱われない場合もあるため、募集要項をよく確認してから大学受験写真は用意するようにしましょう。
アプリで大学受験写真を撮る時の注意点
「アプリで大学受験写真を撮りたいけど、失敗しそうで不安…」という受験生もいるでしょう。
大学受験写真でミスをすると、最悪の場合受理されないケースもあります。
以下では、アプリで大学受験写真を撮影する際に知っておいてほしい注意点を詳しく解説していきます。
正しいサイズで撮る
大学受験写真のサイズは、縦4cm×横3cmが一般的です。
Web出願でも、同じ比率のデータを求められる場合が多いため、アプリ内で「証明写真サイズ」「履歴書サイズ」などを選択しておきましょう。
サイズが合っていないと、アップロード時に顔が切れたり、印刷時にバランスが崩れたりする恐れがあります。
印刷する場合も、家庭用プリンタでは微妙なズレが生じやすいため、コンビニプリントなど精度の高い機器を利用すると安心です。
事前に大学の募集要項を確認して、正確なサイズを守りましょう。
指定されているデータ形式になっているか確認する
大学受験写真では「JPEG形式」「2MB以内」の写真を指定・推奨される場合が多いです。
最近のスマートフォンでは撮影画像がHEIC形式で保存されることがあるため、そのまま提出するとエラーになることがあります。
提出用に変換しておくか、最初からJPEGで保存される設定に変更しておきましょう。
また、写真のサイズが大きすぎるとアップロードできないこともあるため、圧縮アプリを使って容量を調整するのもおすすめです。
Web出願では形式の違いで再提出やエラーになるケースもあります。
形式・サイズの両方を必ずチェックしましょう。
無地の背景で撮る
大学受験写真を家で撮影する場合は、無地の白色の背景を用意しましょう。
本人確認に使用される証明写真は「無背景」を指定される場合が多いです。
これは単色で柄のない背景を指しており、頭の輪郭をわかりやすくする目的があります。
家でスマホ撮影をする場合には、カーテンや家具が写り込まないよう調整し、白い壁を背景にして撮影するのがおすすめです。
また、その際に照明が真っ直ぐ当たるような場所を選ぶと、影ができにくくなり自然な印象の証明写真に仕上がります。
募集要項に沿った身だしなみで撮る
大学受験写真では、募集要項や規定に沿った身だしなみで写真を撮影することに注意してください。
出願書類や応募資格に関する情報が書かれている「募集要項」には、証明写真の撮り方の規定が掲載されている場合が多いです。
具体的な内容の例として、以下のような項目が挙げられます。
- ・無帽・無背景
- ・正面向き
- ・メガネレンズは無色透明
- ・目が前髪で隠れていない
これらの事項が守られていないと、本人確認のための書類として認められず出願が受理されない可能性もあります。
大学受験写真を撮影する前に、必ず募集要項をチェックしましょう。
大学受験写真を撮影できるアプリ
証明写真を撮影できるアプリはたくさんリリースされています。
どのアプリを使えば良いのか悩んでしまう方はこちらの項目を参考にしてください。
以下では大学受験写真を撮れるおすすめの証明写真アプリを2つ解説します。
アプリの特徴も詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
証明写真アプリ
引用元：証明写真アプリ – Google Play のアプリ
「証明写真アプリ」は撮影した証明写真を1枚の印刷にまとめることができるアプリです。
「証明写真アプリ」では大学受験写真でよくある4×3cmだけでなく、写真のサイズを数字で指定して印刷することができます。
これにより、特殊サイズを指定する大学受験写真にも対応することができます。
また、サイズの異なる証明写真を一枚の写真用紙にまとめて印刷できるため、コスパよく写真を手に入れることができます。
「証明写真アプリ」は5.0点中4.7点と口コミ評価も高いため(2025年10月現在)、 安心してダウンロードすることができるでしょう。
履歴書カメラ
引用元：かんたん・キレイな証明写真~履歴書カメラ~- Google Play のアプリ
「履歴書カメラ」は3×4cmサイズの証明写真撮影におすすめな証明写真アプリです。
「履歴書カメラ」は肌補正とクマ消しの機能があり、他のアプリよりも好印象な証明写真を撮影することができます。
また、撮影テクニックに関する情報がアプリ内でまとめられているため、撮影経験の少ない高校生でも納得いく仕上がりを目指すことができます。
履歴書カメラは、忙しいけどセルフ撮影が不安な方におすすめのアプリです。
アプリ以外で大学受験写真を撮影する方法
ここまでの内容を踏まえて「アプリでのセルフ撮影は難しいかも…」と考える高校生は、スマホ以外の撮影方法も検討してみるのがおすすめです。
大学受験写真は、写真スタジオや証明写真機でも撮影することができます。
どちらの方法もスマホ撮影とは違うメリットがありますから、この項目を確認しよく吟味しながら撮影方法を決めるのがおすすめです。
写真スタジオ
写真スタジオは高校生におすすめな大学受験写真の撮影方法です。
写真スタジオ撮影はプロのカメラマンと本格的な撮影機材・スタジオが特徴です。
プロのカメラマンが一対一で大学受験写真を撮影してくれることで、姿勢や表情など、一人では目が届きにくい細部にもアドバイスをもらうことができます。
また、大型のカメラや照明器具、背景紙などの本格的な機材が揃っているため、スマホアプリを使った撮影よりも高品質な証明写真に仕上がるでしょう。
大学受験写真を写真スタジオで撮影する場合の料金相場はサービスによって異なります。以下の表を参考にしてください。
- ・スタジオ撮影+プリントまたは写真データ→5,000円程度
- ・スタジオ撮影+プリント写真+レタッチ→8,000円程度
- ・スタジオ撮影+プリント写真+レタッチ+ヘアメイク→10,000〜15,000円程度
証明写真機
証明写真機を使用して大学受験写真を撮影することも可能です。
証明写真機は街中に多く設置されており、学校や塾からの帰り道でも気軽に撮影できる点が魅力です。
また、スマホと異なり証明写真撮影に特化しているため、精度高く規格にあった証明写真を入手することができます。
ただし、証明写真は一人での撮影となるため身だしなみや表情を一人でチェックしなければなりません。
スマホ撮影であれば何度でも撮り直すことができますが、証明写真機では撮り直し回数に制限がある場合はほとんどなので注意してください。
証明写真機で大学受験写真を撮影する場合の料金相場は以下の通りです。
- ・撮影+プリント写真→800～1,000円程度
- ・撮影+写真データ転送→1,000円程度
- ・撮影+美肌補正+プリント写真→1,000～1,500円程度
まとめ
記事のまとめ
- 大学受験写真は本人確認と合格後の学生証写真のために提出する
- アプリで撮影する場合はサイズ・容量・背景などの規格に注意！
- アプリ以外でも写真スタジオや証明写真機で大学受験写真を撮影できる！
本記事では大学受験写真を「スマホアプリ」で撮影する受験生のために、注意点やメリットデメリットを解説しました。
スマホを使い慣れた高校生が証明写真を撮るときにはまずアプリを思いつくかもしれません。
しかし、アプリでの撮影は身だしなみや規格に合わせた調整が必要となり、意外と難易度が高く手間も多いです。
忙しい中でも高品質な写真を入手したいなら、写真スタジオでの撮影もおすすめです！
