大学受験写真は制服で撮影する？私服で撮影する際のポイントも解説！

はじめに

願書に貼り付ける大学受験用の証明写真は、受験当日の本人確認に使われる重要な写真です。また、大学の学生証など、本人確認以外の用途に使われることもあります。そのため、推薦入試組や総合型選抜組の方はもちろん、一般入試組の方でも、大学受験にふさわしい身だしなみで証明写真を撮影することが求められます。

では、大学受験写真にふさわしい恰好とはどのようなものでしょうか？
「大学受験写真は制服で撮影すれば良いか」
「私服ってなんでも良いのかな？」
など、悩んでいる受験生も多くいると思います。

そこで今回は、

について解説していきます。
大学受験写真の準備がまだだという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

大学受験写真の撮影は高校の制服を着ればOK

特に志望校側からの指定がなければ、大学受験写真は制服姿で撮影してもOKです。
大学受験写真は、なるべくフォーマルな装いで撮影することが望ましいとされています。学生にとって、制服はフォーマルな服装のため、大学受験写真の撮影に適した服装と言えるでしょう。
大学受験写真を制服で撮影する時は、きちんとした印象になるように、

ことを意識してくださいね。

大学によっては制服での撮影が禁止の場合もある

大学によっては、制服で大学受験写真を撮影することをNGとしている場合があります。
なぜなら、願書用の証明写真をそのまま学生証に使うことがあるからです。
高校時代の制服を着た自分の写真が貼ってある学生証を22～23歳まで使うのは、少し恥ずかしい気持ちになるかも知れません。
そのため、募集要項はよく読み、願書用の写真が学生証にも使われることが書いてある場合は、制服姿での撮影は避けた方が無難です。

【男女別】大学受験写真を私服で撮影する際の服装のポイント

上記のように、大学受験写真は制服での撮影が禁止されていて私服での撮影を求められる場合があります。ただし、受験用証明写真は身分証明となる写真でもあるので、Tシャツやパーカーといった普段着のような服装はあまり適しているとは言えません。
ここでは、具体的にどのような服装で大学受験写真の撮影に臨めばいいのかを解説していきます。

大学受験写真の浪人生におすすめの服装に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
浪人生は大学受験写真で何を着る？服装や着こなしの注意点を解説！

【女子編】大学受験写真を私服で撮影する際の服装のポイント

まずは女子の大学受験写真に適した私服から紹介していきます。
なお、大学受験写真は基本的に上半身のみの撮影なので、スカートなどについては省いています。大学受験写真の私服選びに迷われている受験生のみなさんは、ぜひ参考にしてください。

女子の大学受験写真にふさわしいインナー：白のシャツやブラウス

女子の大学受験写真では、シャツまたブラウスがおすすめです。インナーの色は白が基本です。清潔感があることに加え、どんな上着にも合わせることができます。Tシャツなどのカジュアルすぎるものは控えましょう。また、黒などの暗い色のインナーは顔色を悪く見せてしまうことがあるので注意が必要です。

女子の大学受験写真にふさわしい上着：黒や紺などのカーディガンやジャケット

大学受験写真におすすめの上着は、黒・紺・グレー・茶色といった落ち着いた色のカーディガンやジャケットなどが良いでしょう。白のシャツやブラウスと合わせて落ち着いた感じにまとめると、清潔感があり少し大人っぽい雰囲気になります。柄ものや生地が光っているものは派手な印象となってしまう恐れがあるので避けるようにしましょう。

大学受験写真のワンポイントにリボンをつけるのもあり

ブレザーなど、服装によってはワンポイントとしてリボンをつけるのも良いでしょう。ただし、大学受験写真でリボンをつける際は、

に注意してくださいね。
大学受験の女子の服装に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
<女子編>大学受験写真におすすめの服装や着こなしの注意点を解説！

【男子編】大学受験写真を私服で撮影する際の服装のポイント

続いては男子の大学受験写真に適した私服を紹介していきます。適当な服がない場合、サイズが合うならお父さんやお兄さんの服を借りるのもいいでしょう。
以下を参考に洋服を選んでみてくださいね。

男子の大学受験写真にふさわしいインナー：白の襟付きシャツ

男子の大学受験写真のインナーは、白の襟付きシャツがおすすめです。レギュラーシャツ以外にも、ポロシャツなどでもOKです。第一ボタンはなるべく閉めるようにするのがおすすめです。白のシャツで爽やかさを演出しつつ、かっちり感を出すと良いでしょう。

男子の大学受験写真にふさわしい上着：黒や紺などのジャケット

男子の大学受験写真の上着は、黒や紺のジャケットがおすすめです。落ち着いた色味なら、カーディガンやVネックのセーター、ブレザーなどでも良いでしょう。
白のシャツにジャケットを合わせることで、受験という場にふさわしいフォーマルな格好となります。学生証として使用する場合も、どこで出しても恥ずかしくない服装です。

派手すぎない色味のネクタイを合わせるのもOK

大学受験写真をより引き締まった印象にしたいなら、ネクタイを締めるのもおすすめです。
ネクタイを選ぶ際は、

が若者らしさが出るのでおすすめです。
ネクタイの結び方が分からないという受験生は、この機会に覚えてしまいましょう。
大学受験の男子の服装に関してもっと詳しく知りたい方！という方は以下の記事も参考にしてください。
<男子編>大学受験写真におすすめの服装や着こなしの注意点を解説！

大学受験写真を私服で撮影する場合はスーツを着用しても良い

大学の入学式に着用するスーツをすでに用意しているという方は、そのスーツを着て大学受験写真を撮影しても問題ありません。むしろ、撮影時の服装に悩まなくて済むので好都合とも言えるでしょう。スーツを着用する際は、襟の左右差に注意しましょう。襟が左右非対称の場合、バランスが悪い大学受験写真となってしまいます。
大学入学時は高確率でスーツが必要になるので、あらかじめ用意しておくのもおすすめです。

大学受験写真における服装の注意点

せっかく受験用証明写真の撮影に適した服装を準備しても、撮影時にきちんとした着こなしをしていなければ台無しです。ここでは、大学受験写真の撮影前に服装について注意しておきたいポイントを3つ紹介します。大学受験を控える学生はぜひチェックしてみてください。

大学受験写真における服装の注意点1：服のホコリやシワがないように手入れをしておく

撮影の前には鏡で服装をチェックし、ホコリやシワがあれば取り除きましょう。大学受験写真の撮影に適した無地の服は、ホコリやシワが目立つので要注意です。

推薦入試組や総合型選抜組の方の場合は面接を受けるため、願書の写真が面接官の評価に影響する可能性があります。服にホコリやシワが付いたままの写真だと「だらしない人だ」という印象を持たれてしまいかねないので、特に注意が必要です。

大学受験写真における服装の注意点2：シャツの襟やネクタイが曲がらないように正しく着こなす

シャツの襟やネクタイが曲がっていることも、だらしない印象を与えてしまう原因のため気をつけましょう。大学受験写真の撮影時に椅子に座った衝撃で、ネクタイが曲がってしまうことが多々あります。写真スタジオで撮影した場合はカメラマンからの指導を受けることができますが、一人で撮影する場合は気づきにくいので要注意です。鏡で入念にチェックをしておきましょう。

大学受験写真における服装の注意点3：服装と背景が同化しないように気をつける

大学受験写真を撮影するときは、背景色にも気を配りましょう。服装の色と背景色が同系統の色だった場合、服装が背景と同化してしまい、ぼんやりとした印象の写真になってしまいます。

など、服装に合わせて背景色を選びましょう。なお、写真の背景色について指定がある場合は、指定の背景色に合う服装を選ぶ必要があります。

大学受験写真の服装に迷ったら衣装レンタル可能な写真スタジオを利用しよう！

ここまで、受験写真に適した服装やその着こなしについて説明しました。
服装は選べても着こなしに自信のない方は、写真館やスタジオで大学受験写真を撮影することをおすすめします！

受験写真や就活写真の撮影を得意とする写真スタジオの中には、撮影用のスーツやジャケットをレンタルできるスタジオがあります。自前で用意しなくても、受験用証明写真に適した色やデザインの服装で撮影できるので便利ですよ。
また、カメラマンやスタッフから着こなしについてアドバイスをしてもらえます。撮影直前の服装の乱れも修正してくれるので、安心して撮影を任せられます。

大学受験に使用する証明写真は、なるべくプロにお任せして高品質なものを用意しましょう。

まとめ

今回は、

について解説してきました。

願書に添付する写真は、学生証にも使われる場合があることを考えると私服での撮影がおすすめです。他人に見せる写真なので、カジュアルな服装は避け、白い襟付きシャツに落ち着いた色合いのジャケットなどを着るか、スーツ姿でビシッと決めましょう。
写真のクオリティが直接合否を左右するわけではありませんが、学生証を見るたびに後悔するようなことにならないよう、大学受験写真は自信を持って他人に見せられるものを準備しましょう！