フォトウェディングの撮影時期は?季節ごとのロケーション・人気ロケ地のベストシーズンを紹介
はじめに
近年さらに人気が高まり需要の増えている“フォトウェディング”。
自分たちのこだわりが詰まったフォトジェニックな写真撮影を楽しみたいですよね。
この記事では、フォトウェディングの撮影時期を設定する時に参考となるような情報をまとめました。
とくにロケーション撮影でのフォトウェディングを考えているカップルに向けて、季節ごとのロケーションについてや人気のロケ地のベストシーズンを解説しています。
まだフォトウェディングの撮影時期についての目途が立っていない方や、撮影時期の季節選びに迷っている方もぜひ参考にしてみてくださいね♪
フォトウェディングの撮影時期を選ぶポイントとは
同じロケーションでのフォトウェディング撮影でも、撮影時期の選び方によって写真の雰囲気が大きく変わることもあります。
まずは、フォトウェディングの撮影時期を設定する時に意識しておくべきポイントについてチェックしてみましょう!
フォトウェディングの撮影時期選び1:花嫁はウェディングドレスか和装か
特にロケーション撮影でのフォトウェディングを希望されるカップルの場合は、花嫁が選んだウェディング衣装によってフォト撮影の時期を選んでみましょう。
それぞれの花嫁衣装の特徴上、寒さと暑さにはどうしても対処がしづらくフォト撮影が過酷なものになってしまうからです。
ウェディングドレスを選んだ場合は真冬の時期、和装の花嫁衣装を選んだ場合には真夏の時期を避けたほうがよいでしょう。
とくに真夏の和装ウェディングは熱中症になりやすく、着崩れもしやすいのでフォトウェディングの撮影時期としておすすめできません。
フォトウェディングの撮影時期選び2:理想のロケーションを考える
フォトウェディングの撮影時期を選ぶ時には、理想のロケーションについても考えてみましょう。
特に自然が溢れるロケーションを希望する場合には、季節ごとに花々や木々の様子がまったく違ってみえます。
また、太陽の日差しの強さや雲模様なども時期によって変わってくるので理想の光加減などを調べておきましょう。
春・秋は日差しのやわらかいフォト撮影が、夏は光り輝くような日差しの強いフォト撮影が楽しめます。
フォトウェディングの撮影時期選び3:料金を安く抑えたいならオフシーズンを狙う
フォトウェディングの撮影料金をできるだけ抑えたいのなら、フォト撮影のオフシーズンを狙うこともおすすめです。
一般的なフォトウェディングのオフシーズンは梅雨の時期、8月頃、12月下旬から2月頃です。
この時期はフォトウェディングの撮影予約を入れるカップルが少ないので、写真館などでお得なプランや割引プランが利用できることが多いのも嬉しいポイント。
また、リゾートでのフォトウェディングを考えている場合は、リゾート地のオフシーズンでフォトウェディングの撮影をすれば飛行機代や宿泊代を安く抑えることができます。
オフシーズンの方が写真に写り込む観光客も少ないので、かえって良い写真が撮影できることも◎
フォトウェディングの撮影時期選び4:授かり婚なら出産の前か後か
フォトウェディングを考えるカップルの中には、授かり婚をされたカップルもいますよね。
授かり婚の場合には、お腹の大きさやつわりの有無などによってフォトウェディングを出産の前にするか後にするかを考えてみましょう。
妊娠中のお腹でもウェディングドレスの素材や締め付けに気を付ければ、着られるデザインのウェディングドレスもたくさんあります。
せっかくの機会なので、フォトウェディングの撮影と合わせてマタニティフォトも楽しむこともおすすめです。
妊娠期間の体調や気分は人それぞれなので、体調や時期によってフォトウェディング撮影を出産の前にするか後にするかをよく検討してみましょう。
【春夏秋冬】季節ごとのおすすめロケーション
ここからは季節ごとのロケーションイメージを紹介いたしますので、フォトウェディング撮影の時期設定の参考にしてみてくださいね。
春夏秋冬それぞれに良さがあるので、選んだ衣装やロケーションによって自分たちの好みに合わせて想像してみましょう。
春にフォトウェディングを撮影する
春の時期のフォトウェディングおすすめポイントを紹介いたします。
- ■ 桜や菜の花など春の花々とフォト撮影ができる
- ■ 花嫁のブーケや髪飾りに花畑と同じ花を使うなど、小物にも工夫しやすい
- ■ やわらかな新緑の時期なので色合いが可愛らしい
- ■ 日差しもやわらかいのでふんわりとした雰囲気のフォト撮影がしやすい
- ■ 全体的にパステルカラーなどで統一できる
- ■ 春に見頃を迎える花【藤・ネモフィラ・ポピー・チューリップ】など
やわらかな日差しと華やかな花々が魅力の春のフォトウェディング。
有名な花畑などを探して、花畑のベストシーズンを狙ってフォトウェディングの撮影時期を組むこともおすすめです。
人気の花畑のフォトプランを利用する場合は、写真館のスケジュールやカメラマンの予定も埋まりやすいので早めに予約を入れるように気をつけましょう。
花畑のロケーションフォトを得意にしている写真館は花の開花スケジュールを細かく教えてくれるので、まずは資料請求や撮影の相談をしてみるとフォトスケジュールの設定がしやすいかと思います。
夏にフォトウェディングを撮影する
夏の時期のフォトウェディングおすすめポイントを紹介いたします。
- ■ 新緑の木々のなか爽やかな雰囲気でフォト撮影ができる
- ■ ジューンブライドの時期にフォトウェディングができる
- ■ ビタミンカラーなどの華やかなブーケや小物が映える
- ■ 輝く陽光のなか溌剌とした雰囲気のフォト撮影がしやすい
- ■ 海浜公園や港など、海近郊のロケーション撮影も魅力的
- ■ 夏に見頃を迎える花【ひまわり・あじさい・ラベンダー】など
輝かしい日差しと明るい花々、なにより煌めく海が魅力の夏のフォトウェディング。
近場の公園であっても新緑や爽やかな木々を背景にしたフォト撮影が楽しめますが、ひまわり畑や海でのフォトウェディングもおすすめです。
海のフォトウェディングでは、海のベストシーズン(7,8月)にフォト撮影をしてしまうと観光客が写り込んでしまうので、6月,9月などベスト時期を外したほうが良いフォト撮影をすることができます。
秋にフォトウェディングを撮影する
秋の時期のフォトウェディングおすすめポイントを紹介いたします。
- ■ 赤や黄色に色づいた紅葉のなかフォト撮影ができる
- ■ 和装衣装で神社やお寺での撮影もおすすめの時期
- ■ あたたかいイメージのオータムカラーのブーケや髪飾りがよく映える
- ■ 落ち着いた雰囲気や幻想的なイメージのフォト撮影がしやすい
- ■ 秋に見頃を迎える花【コスモス・バラ・ケイトウ・ダリア】など
あたたかな色彩とやわらかな日差しのなか幻想的な雰囲気が魅力の秋のフォトウェディング。
近場の公園などでも紅葉やイチョウなどが楽しめますが、おすすめは神社やお寺での和装ウェディングです
紅葉の色彩と和装の華やかな衣装の相性はバツグンです。
ウェディングドレスの場合は、コスモス畑などでやわらかな色彩のなか可愛らしい雰囲気のフォト撮影を楽しむこともできる時期です。
冬にフォトウェディングを撮影する
冬の時期のフォトウェディングおすすめポイントを紹介いたします。
- ■ 冬晴れの凛とした雰囲気のなかフォト撮影ができる
- ■ ウェディング衣装+防寒具のふわふわした雰囲気もかわいい
- ■ 雪とのフォト撮影は他の季節にはない特別な雰囲気
- ■ 凛として静かで神秘的なイメージのフォト撮影がしやすい
- ■ 冬に見頃を迎える花【梅・椿】など
澄んだ空気のなか神秘的な雰囲気が魅力の冬のフォトウェディング。
時期によっては雪の積もった特別な空気感のなかでもフォト撮影が楽しめる上、ロケーションによっては「雪吊り」などの景色の変化が印象的なフォト撮影にすることができます。
寒い時期なので身体を冷やさないようにウェディング衣装に工夫が必要となってくるので、その点には注意をしましょう。
【国内・海外】カップルに人気のロケーション地のベストシーズン
フォトウェディングの撮影ロケーションとして人気の場所を国内・海外からピックアップして紹介いたします。
人気のロケ地であっても、オフシーズンの時期に出てくるお得なプランなどを利用すれば費用を安く抑えることもできますので必要に応じてチェックしてみましょう。
国内の人気ロケ地1:沖縄のベストシーズン
引用元:kuppography
- 【沖縄フォトウェディングのベストシーズン】
- 3月,4月,9月,10月,11月
日本国内で一番人気と言っても過言ではない沖縄でのリゾートフォトウェディング。
沖縄に漂うおおらかでのびのびとした雰囲気の虜になっているカップルも多いのではないでしょうか。
海・砂浜・山・木々と大自然に囲まれてフォトウェディングを楽しみたいカップルには沖縄がオススメです。
沖縄の5月~6月は梅雨の時期、7月~8月は台風シーズン&気温の高さから、天候によっても撮影の雰囲気が大きく変わるフォトウェディングの場合には避けたほうが良い時期です。
反対に沖縄の冬は1月でも19℃ほどの気温を保っていることから、1月2月あたりの沖縄は費用を抑えつつフォトウェディングを行えるのでチェックしてみることをおすすめします。
国内の人気ロケ地2:宮古島のベストシーズン
引用元:photorait
- 【宮古島フォトウェディングのベストシーズン】
- 3月,4月,9月,10月,11月
沖縄本島から約300㎞離れた離島の宮古島でのフォトウェディングに憧れるカップルも多いはず。
山がない宮古島は海に泥が流れ込まないので、世界屈指の透明度を誇る海を持っています。
宮古島のビーチを利用したフォト撮影や、宮古島にいくつか存在するチャペルを利用したフォト撮影も人気です。
特別感のあるリゾートウェディングに憧れるカップルにもおすすめなのが宮古島です。
沖縄本島と同じく梅雨にあたる5月~6月,台風の時期である7月~8月の時期は避けたほうがよいでしょう。
沖縄から宮古島への移動を考えている場合には、飛行機で一時間弱かかるのでチェックしておくことをおすすめします。
国内の人気ロケ地3:京都のベストシーズン
引用元:STUDIOZERO KYOTO
- 【京都フォトウェディングのベストシーズン】
- 3月,4月,5月,10月,11月,12月上旬
古都の趣を感じる京都のフォトウェディングも、京都にしかない魅力もたっぷりですよね。
特に和装ウェディングを考えているカップルに人気なのは京都でのフォトウェディングです。
ベストシーズンは気候の安定する春にあたる3月~5月、秋にあたる10月~12月上旬です。
その時期であれば、日本の四季を感じられる桜や紅葉のベストシーズンにもあたるのもベストシーズンになる理由です。
歴史的な建造物や古い街並みなど、日本の伝統的な雰囲気を背景にフォトウェディングを楽しみたいカップルに京都はぴったりですよね。
京都には日本の四季を感じられる庭園や神社も数多く存在しているので、好みの雰囲気のフォト撮影をしてくれる写真館やカメラマンが提示してくれるフォトプランを利用することもおすすめです。
海外の人気ロケ地1:ハワイのベストシーズン
引用元:PETIT WEDDING
- 【ハワイフォトウェディングのベストシーズン】
- 6月,10月,12月
海外といえど日本語が通じることも多いハワイでなら、安心して海外フォトウェディングが楽しめるとして不動の人気を誇っている海外ロケーションの一つです。
もちろんハワイのロケーションも素晴らしく、海外リゾート感たっぷりのビーチに揺れるヤシの木などハワイ特有の雰囲気が大好きなカップルも多いですよね。
ハワイでのフォトウェディングにおすすめの時期は気候の安定する6月や10月です。
大型連休明けのなら旅費の価格も落ち着き、観光客も少なくなるのでフォト撮影もしやすくておすすめです。
12月はハワイの雨季にあたるのですが、常夏のビーチでのクリスマスウェディングが楽しめるなど魅力たっぷりなので、合わせておすすめシーズンとして紹介いたしました。
海外の人気ロケ地2:グアムのベストシーズン
引用元:WATABE WEDDING
- 【グアムフォトウェディングのベストシーズン】
- 12月,1月,2月,3月,4月
日本から飛行機で3時間半ほどで行けるグアムは、アクセス抜群でありながらロケーションも申し分なく人気の海外フォトウェディングスポットです。
1年を通して気温の変化が少ないグアムですが、晴れ空で撮影をしたいフォトウェディングの場合は雨季であるグアムの6月から11月は避けたほうがよいでしょう。
ベストシーズンのなかでもとくに1月2月は、乾季でありながらも大型連休に被っていないため旅費を抑えやすくフォトウェディングの利用で特におすすめの時期です。
移動時間が少なくて済むグアムは、最短2泊3日でも無理のないフォトウェディングプランが立てられるので、長期休みが取りづらい忙しいカップルでも海外ウェディングを楽しむことができます。
海外の人気ロケ地3:モルディブのベストシーズン
引用元:JTB WEDDING
- 【モルディブフォトウェディングのベストシーズン】
- 11月,2月,3月,4月
南国リゾートのラグジュアリー感と美しい珊瑚の海に囲まれて特別なフォトウェディングを楽しみたいカップルにおすすめなのがモルディブでのフォトウェディングです。
ハネムーンと一緒に楽しむことで高級リゾートのおもてなしを受けることもできて、日々の疲れを癒すにも最適なロケーションです。
乾季である11月~4月がフォトウェディングの撮影時期としておすすめ◎
人気のチャペルでの挙式やフォトウェディングを考えている場合は、早めの予約が必要なので注意してみましょう。
フォトウェディングの準備はどれくらい前から?
フォトウェディングの予約や準備は、1~2か月前までに済ませておくことがおすすめです。
スタジオ撮影でのフォトウェディングは写真館によっては一週間前から前日での対応をしてもらえる場所もあります。
しかし、ロケーション撮影の場合にはやはり1~2か月前から、春秋など人気シーズンでのフォト撮影を考えている場合は3か月前にはフォト撮影の予約を入れておいたほうが安心です。
スタジオ撮影、ロケーション撮影ともに人気のロケーションやチャペルなどでフォトウェディングを考えている場合には半年から1年前に予約が必要な場合もあるので、その点には注意しておきましょう。
桜の時期などを見てフォトウェディングを行いたい場合には、地域によって1週間から1か月のズレが生じるため、自分たちの住む地域の桜開花予想などを参考に予約をする必要があります。
いずれにせよ、早めの行動と撮影予約が鍵となることが多いです。
フォトウェディングの準備期間
フォトウェディングの準備にかかってくる期間は人それぞれですが、平均的な期間を紹介いたします。
- 検討期間:1か月程度
- 見学・下見・打合せ期間:1~2か月程度
一般的な挙式や披露宴と比べて準備や打合せが少なくて済むフォトウェディングですが、やはりこだわればこだわるほど準備期間が長く必要になってきます。
打合せがスムーズに行えるように、準備期間のあいだにフォトウェディング撮影の指示書を作成することもおすすめです。
フォトウェディングの納品は撮影のどれくらい後?
フォトウェディングで撮影した写真が納品されるまでの期間として大体2週間から2か月程度かかるのでチェックしておきましょう。
写真のレタッチやフォトアルバムの作成などにかかる時間として納品までにある程度の時間が必要になってくることが多いです。
また、繁忙期であるシーズンにフォト撮影を行った場合にはそれ以上の時間がかかることもあるので、写真納品の期間がどの程度になるのかは事前にしっかりチェックをしておきましょう。
海外でフォトウェディングを撮影するなら半年以上前から準備
海外でのフォトウェディングを撮影する場合は、早めの行動を心がけることが大切です。
ロケーションに選んだ国によっては渡航時間もかなりかかってしまうので、フォトウェディングの工程を無理なく行うためにはそれなりの滞在時間が必要なこともあります。
仕事の調整をつけて休みをとったり、パスポート、航空券、宿泊先の準備などでも時間が必要になるので、抜けのないように一つずつ確実に予約を取っておきましょう。
日本でフォトウェディングの予約を全て済ませることも可能ですが、それぞれの準備や手続きにも時間がかかる場合もあるので、半年以上前からフォトウェディングに向けての準備を始めることが必要となってきます。
フォトウェディングは挙式当日?前撮りと後撮りどちらがおすすめか
フォトウェディングと挙式を同時に行う場合、フォトウェディングをどのタイミングで行うのかも状況などによって考えてみましょう。
ここでは、フォトウェディングを挙式当日に行う場合と前撮り・後撮りの場合それぞれのメリットを紹介いたします。
【挙式と同時にフォトウェディングを行うメリット】
- ■ 準備が1回で済む
- ■ チャペルなど挙式会場を利用したスタジオ撮影ができる
- ■ 挙式の様子もフォト撮影をしてアルバムに残せる
- ■ 親族などを呼んで会食をしたり一緒にフォトウェディングを行える
【前撮り・後撮りでフォトウェディングを行うメリット】
- ■ 挙式とは別のウェディング衣装でフォト撮影ができる
- ■ 挙式とは別のロケーションで撮影ができる
- ■ スケジュールに余裕をもってフォトウェディングが行える
- ■ 授かり婚の場合、タイミングをずらすことで選べる衣装の選択肢が増える
- ■ 授かり婚の場合、タイミングによってマタニティフォトやセレモニーフォトも一緒に楽しめる
前撮りの場合は挙式の前までにフォト撮影を行うことを指しますが、後撮りの場合は期限に決まりはありません。
休みが取れたタイミングや都合のよい時にフォトウェディングを行えばよいので、状況に応じて考えてみましょう。
フォトウェディングの撮影時期まとめ
自分たちの好みで自由に楽しめるフォトウェディング。
撮影の時期に選ぶタイミングによってもさまざまな雰囲気のフォトウェディングが楽しめるのも魅力的ですよね。
フォトウェディングのベストシーズンを楽しんだり、あえてオフシーズンでフォト撮影をすることによって費用を抑えめにしたり、大好きな花畑の季節を狙ってフォトウェディングをしたりと楽しみ方は無限大です。
自分たちのなかで譲れないポイントを設定して、フォト撮影の時期を設定してみましょう♪