フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介

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フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介

はじめに

「フォトウェディングの衣装を和装に決めたけど、正しい選び方がよくわからない。」と確かになじみのない和服を着用する場合、衣装や小物の選び方などおいてわからないことだらけですよね?
ただ、写真で残す結婚式「フォトウェディング」でも挙式や披露宴を行う場合と同様、男性も衣装選びをしっかり行う必要があります。
ご両親や親族など多くの人にみてもらう写真なのでマナーやルールをおさえて、誰に見せても恥ずかしくない写真に仕上げる必要があるからです。

この記事では、フォトウェディングで新郎が和装を選ぶ場合に知っておくべき、ルールや知識について解説します。
マナーを押さえた正しい和装姿でフォトウェディングの写真を残せるようになります。

フォトウェディングの新郎の和装の種類

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介7

新郎の着用する和装の種類には主に2つの種類があるので、それぞれの衣装の特徴について解説していきます。

新郎の和装の種類1:黒五つ紋付き羽織袴

「黒五つ紋付き羽織袴」は、新郎が着用する衣装の中でも最も格式の高い、「正礼装」と呼ばれる衣装で、その名の通り、背中・両袖の後ろ・両胸に5つの家紋の入った黒い羽織袴です。
その格式の高さから結婚式の場にも相応しい一着と言えるでしょう。
和装でのフォトウェディングならば、必ず着ておきたいのが「黒五つ紋付き羽織袴」です。

新郎の和装の種類2:色紋付き羽織袴

「色紋付き羽織袴」は準礼装にあたり、「黒五つ紋付き羽織袴」よりは格式が劣るものの、豊富なバリエーションから好きな色を選んで楽しめるので、お色直しの衣装として人気があります。
「三つ紋」と「一つ紋」のタイプがあり、紋の数が多いほど格式が高いとされているので、フォトウェディングで着用する際は「三つ紋」タイプの羽織袴を選ぶと良いでしょう。

新郎の和装は花嫁と格を合わせることが重要

「黒五つ紋付き羽織袴」と「色紋付き羽織袴」はどちらを選んでも良いですが、花嫁の衣装と格を合わせるのは必須です。
例えば、新婦の和装で格式が高いとされている、「白無垢(しろむく)」•「色打掛(いろうちかけ)」•「黒引き振袖(くろひきふりそで)」・「大振袖(おおふりそで)」のいずれかを着用するなら、新郎も格を合わせて、「黒五つ紋付き羽織袴」を着用する様にしましょう。
新婦が「準礼装」にあたる「新和装(ドレス素材や洋風のデザインを取り入れたカジュアルな和装)」を着る場合は、新郎は「色紋付き羽織袴」を着用すると良いです。

新郎の和装には家の家紋を入れるの?衣装レンタルの場合はどうなる?

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介5

和装はレンタル衣装を着用する場合が多いですが、家紋は人によって違うので、どう対応すれば良いか疑問に思うかもしれません。
実は、レンタル衣装では「通紋(つうもん)」という誰が着用しても問題のない家紋が入っています。

家紋に対して、特にこだわりがない場合は「通紋」のついた羽織を着用すれば良いです。
ただし、「家紋にこだわりがある家柄なので、レンタル衣装でも自分の家紋を入れたい」という場合があるかと思います。
この場合は「貼り紋」と呼ばれるプリントシール式の家紋を利用しましょう。
「貼り紋専門のオンラインショップ」も存在するので、必要な場合は購入を検討してみるとよです。
自分たちはこだわっていなくても親族が気にするというケースも考えられるので、事前に両親に確認すると良いでしょう。

おすすめ:貼り紋専門のオンラインショップ

フォトウェディング新郎和装のアイテムと料金相場

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介10

衣装をレンタルするか購入するか迷う場合があるかと思いますので、それぞれの料金相場を知っておきましょう。
レンタル衣装は20,000〜40,000円、購入の場合は20,000円くらいからラインナップされています。
こう聞くと、購入とレンタルではさほど金額面で差がない様に感じるかもしれません。

20,000円で購入できる羽織袴は主にネットショップで購入する場合に限り、着物専門店で購入する場合は安くても50,000円くらいが下限値で、採寸して仕立てたり、正絹(しょうけん)という天然素材のものを選ぶと10万円以上する場合もあります。
ネットショップで購入できる様な低価格のものを選ぶと、サイズ感が悪かったり、ポリエステル製のため安っぽさが目立つ場合もあるので注意が必要です。

新郎の和装に必要なアイテムで、基本はレンタルするものをピックアップしました。

  • ・長襦袢(ながじゅばん)
  • ・腰紐
  • ・角帯(角帯)
  • ・白扇(はくせん)
  • ・羽織紐(はおりひも)
  • ・草履(ぞうり)
  • ・足袋(たび)

主に購入するアイテムは費用相場とともに紹介します。

  • ・ステテコ:1500円〜2000円
  • ・肌着(2枚セット):1000円〜2000円
  • ・足袋:500円〜1000円
  • ・タオル(10枚):1000〜1500円程度

この中で足袋に関してはレンタルのセットに含まれることも多いですが、肌に直で身につけるものなので購入するのがおすすめと言えます。
また、タオルは体型を補正する為の必須アイテムです。
厚手のものや高級なものではなく、薄手で凹凸のないフラットで安価なタオルが和装の着付けに適しています。
タオルは撮影当日、5枚くらい用意しておくと安心です。

参考:京のみやび「大人用着物あれこれ」

新郎和装に必要な小物や履物はどう選ぶ?

新郎の和装に必要な小物と言えば扇子や草履がありますが、選び方には明確なルールがあり「白いアイテム」に限られます。
結婚式で用いる白い扇子は「末広(すえひろ)」と呼ばれるので覚えておくと良いでしょう。
草履に関しては、鼻緒の白いものを選択するのがマナーなので合わせておさえておくと良いです。

新郎新婦に人気のフォトウェディングの和装の色まとめ

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介8

ではここからは、新郎新婦に人気のあるフォトウェディングにおすすめの和装の色についてご紹介していきます。
自分の雰囲気に合う着物をぜひ見つけてくださいね!

新郎に人気の和装の色1:黒

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介12

引用元:ウェディングセレクト!和婚「色打掛・白無垢などレンタル可能な花嫁衣装をご紹介」
黒は格式が高い色ですので、新婦が白無垢のような正礼装を着用する際には必ず選択しましょう。
黒には「何色にも染まらない」という意味が込められており、どっしりとした頼り甲斐のある雰囲気と気品の高さを表現できます。

新郎に人気の和装の色2:白

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介1

引用元:タガヤ和婚礼「白無垢に合わせた紋付袴の選び方」
白い羽織袴も黒同様、ベーシックなカラーとして人気が高いです。
ずっしり重みのある黒色の羽織袴とうって変わって、華やかさや軽やかな印象を付加してくれるのでオススメです。

新郎に人気の和装の色3:青

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介3

引用元:ウェディングセレクト!和婚「色打掛・白無垢などレンタル可能な花嫁衣装をご紹介」
青は黒同様やや重みのある色味でありながらも、黒ほどかしこまった印象にならずカジュアルなおしゃれ感が演出できます。
特にネイビーは「日本人の顔によく合う色」と言われているので、誰にでも挑戦しやすいカラーといえるでしょう。

新郎に人気の和装の色4:緑

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介11

引用元:ウェディングセレクト!和婚「色打掛・白無垢などレンタル可能な花嫁衣装をご紹介」

緑の袴は今回紹介するカラーの中では、やや個性が強めな色味と言えるので、「人と同じものを着たくない」と考えるおしゃれ上級者には、おすすめなカラーです。
ただ見る人に安らぎを与える色なので、優しげな雰囲気を表現できるメリットもあります。

新郎に人気の和装の色5:グレー

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介2

引用元:スポサブランカ(SPOSA BLANCA)スタッフブログ
「新郎和装 爽やかで高級感のあるグレーの男紋付羽織」

グレーは白と黒の中間色であり、落ち着きと華やかさの両面を兼ね備えたおすすめのカラーです。
黒一辺倒では面白みがない、でも白だと色味が明るすぎると考えるならば、グレーの羽織袴をチョイスしてみましょう。

新郎に人気の和装の色6:ブラウン

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介9

引用元:タガヤ和婚礼

茶色はシックなカラーなので、落ち着いた印象を演出できます。
昨今「ボタニカルウェディング」と言って自然の中で結婚式を上げるスタイルが定着しています。
大地を連想させる茶色は、自然を背景として撮影する場合には非常に相性が良いカラーです。

和装フォトウェディングにふさわしい新郎の髪型・メイク

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介4

和装のフォトウェディングでは、ヘアメイクにおいて明確なマナーやルールはありませんがかっこよく写真を残すために、おすすめのスタイルを解説しておきます。

1)ヘアスタイル
和装を選んだ場合、誰にでもおすすめできる鉄板のスタイルは短髪です。
羽織袴姿は粋な日本男児っぽさが際立つスタイルなので、さっぱりとした男らしい短髪と組み合わせると、凛々しくかっこいいです。

ただの短髪ではちょっと面白みにかけると感じるならば、オールバックやトップを長めに残しサイドを短く刈り込んだツーブロックスタイルも清潔感と男らしさが強調され、和服との相性が抜群ですので検討してみましょう。
ミディアム〜ロングのように長さのあるスタイルならば、伸ばしっぱなしはだらしなく見えるのでNGです。
この場合は、かっちりと七三分けできめたスタイルがフォーマルな雰囲気を強調できおすすめです。

意外なところではゆるいパーマをかけたミディアム〜ロングスタイルも、やや抜け感のあるモダンな和装スタイルを作り出せるので、個性の際立つかっこよさが演出できます。

フォトウェディングにおすすめの新郎の髪型については以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

花嫁に劣らない新郎のフォトウェディングにおすすめの髪型紹介まとめ!

2)メイク
男性の場合、女性のメイクのように華やかさを強調するものとは目的が少し違います。
取り組みやすいところでは眉毛を整えるだけでも、かなり垢抜けた印象に変わります。
またファンデーションや口紅を付けると聞くと、抵抗を感じる男性も多いとは思いますがフォロウェディングではぜひ施してみましょう。

乾燥による唇の荒れや、男性特有の髭剃り後の肌荒れなどをカバーし、清潔感が高まり洗練されたかっこいい表情が作れます。
ナチュラルなもので構わないので男性もメイクして、撮影に臨むのがベストです。

フォトウェディングの新郎のメイクについては以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

フォトウェディングは新郎もメイクが必要?方法や注意点は?

和装だけ?フォトウェディングで洋装の着用も検討する

フォトウェディングの新郎和装の基本|種類・家紋・色・小物を紹介6

確かに和装は晴れやかでかっこいいスタイルですが、タキシードでキメる洋装スタイルもスマートで一味違った魅力が演出できるのでおすすめです。
最後の最後で迷わせてしまうかもしれませんが、写真スタジオでは和装と洋装がセットになったプランを用意している店舗もあります。
挙式の準備などは必要なく、写真撮影のみに集中できる「フォトウェディング」ならば、和装と洋装の両方を楽しんでみてもよいでしょう。

フォトウェディングの新郎の和装まとめ

写真で残す結婚式、フォトウェディングで和装を着用する場合、知っておくべきルールや必要なアイテムの入手方法について解説しました。

フォトウェディングの衣装選びの最重要ポイントは「花嫁さんの衣装と格を揃えていく点」ですが、これには羽織袴の種類や格式についての最低限の知識を備えておく必要があります。
この記事を参考に適切な衣装を選べる様にしてみてくださいね。

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