大学受験写真の「撮り方」を徹底解説！身だしなみや撮影方法も紹介

はじめに

これから大学受験写真を撮影しようと考えている受験生の皆さん、受験写真の撮り方をしっかり理解していますか？

• 「どんな風に撮影したらいいかよくわからない」
• 「証明写真機で撮影すれば大丈夫？」

など、重要なはずの大学受験写真をよくわかっていないという方もいらっしゃるでしょう。

大学受験で使用する証明写真の用途は本人確認ですが、適当ではなくしっかり対策してから撮影をするのがおすすめです。

そこで本記事では、大学受験写真の使い方といった基本的な部分から撮影方法、男女別の身だしなみまで詳しく解説します。

▼以下の記事では、大学受験写真に適した撮り方を詳しく解説されています！合わせて参考にしてくださいね。
大学受験写真の適した撮り方を徹底解説！サイズや背景や服装も解説

大学受験写真の使い道とは?

大学受験写真には以下の二つの使い道があります。

• ・試験当日の本人確認
• ・大学入学後の学生証写真

出願した人物と試験を受ける人物、そして入学する人物が同じであることを証明するのが大学受験写真の一つ目の目的です。

この際、写真の顔が髪で隠れていたり写真が暗かったりすると、本人確認に手間取る可能性があります。
試験前の緊張するタイミングでトラブルは避けたいですから、顔が見えやすい大学受験写真を用意するのがおすすめです。

また、大学受験写真は学生証写真として用いられる場合もあります。
基本的には卒業まで写真を変えることはないため、高校生のタイミングで撮影した写真を四年間使い続けることになります。

ボケていたり、暗い表情の学生証を見て後悔したくないという方は、笑顔で高品質な証明写真を用意しましょう。

大学受験写真を撮る前に知っておいたほうが良い4つのこと

大学受験写真は受験生なら誰もが撮影することになりますが、リサーチをしないまま撮影してしまい後悔が残ることもあります。

ここでは受験生にありがちな「これを知ってから大学受験写真を撮影したかった…」というポイントを4つ解説します。

知っておけば自信を持って大学受験写真撮影に臨めますから、ぜひ参考にしてください。

(1)大学受験写真の撮影時期

大学受験写真は撮影するタイミングを見計らって撮影しましょう。
これは古い写真では本人確認に使用できず、証明写真は基本的に6ヶ月が使用期限とされているためです。

大学受験写真の撮影時期は「出願時期」と深く関わります。
出願締め切り前の1ヶ月で撮影しておけば余裕を持って準備することができるでしょう。

具体的な入試形式とおすすめの撮影時期は以下の通りです。

総合型選抜は9月ごろに出願があるため、大学受験写真は8月までに撮影するのがおすすめです。
国公立大学を受験する方は、大学への出願と共通テストへの出願の時期が異なることに注意してください。
共通テストへの出願は9月中旬から10月初旬であるため、9月までには撮影を済ませておきましょう。

11～12月に出願がある推薦入試を活用する方は、10月ごろまでに大学受験写真を撮影しましょう。
私立大学の一般入試や国立大学の二次試験に出願する方も、同様の11月～12月のタイミングで撮影しておくのがおすすめです。

大学受験写真の総合型選抜に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
総合型選抜の証明写真はどこで撮る？おすすめの撮り方やスタジオを紹介！

大学受験写真の共通テストについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせて参考にしてください。
共通テストの証明写真はどこで撮るのが良い？おすすめの撮影方法やスタジオを紹介！

浪人生の大学受験写真の際におすすめの服装については以下の記事で詳しく紹介しています。
浪人生は大学受験写真で何を着る？服装や着こなしの注意点を解説！

(2)大学受験写真のサイズ

大学受験写真は「サイズ」にも注意して準備しましょう。

プリント証明写真のサイズが規定と異なると、履歴書の枠からはみ出てしまったり、写真をハサミで切ったりしなければならないため見栄えが悪くなってしまいます。

また、データのサイズが規定より大きいと自動的に不受理になってしまうなど問題が発生します。
特に2MBなどの容量上限を設けている大学は多いため、注意して大学受験写真を準備しましょう。

(3)大学受験写真の枚数

大学受験写真は「写真データ+プリント写真5枚」を用意しておけばほとんど問題ないでしょう。

2026年度入試から「共通テスト」の出願がオンライン化されたため、プリント写真は必要ありません。
また、多くの私立大学でもWeb出願が導入されているため、プリント証明写真を全く使わずに受験を終える方もいます。

写真データを用意しておくことで焼き増しやコンビニでの印刷もできますから、まずは写真データを用意するのがおすすめです。

もちろん、現在も紙による出願を行なっている大学もあります。
募集要項や入試要項をよく確認してから大学受験写真を撮影しましょう。

(4)大学受験写真に適した背景色

大学受験写真には以下のような背景色が適しています。

• ・白色
• ・水色
• ・薄い灰色

白色は髪の色とのコントラストがはっきりとしており人物の印象が強まります。

また、水色や薄い灰色の背景は肌の色とのバランスがよく、健康的な印象を演出できます。
爽やかな印象を強めたい方は水色、穏やかな印象を強めたい方は薄い灰色がおすすめです。

大学受験写真は「どこで」撮る？

高品質な大学受験写真を手軽に手にいれるためには「撮影場所・撮影方法選び」が重要です。
撮影方法によって予算や撮影時間が変わりますから、しっかりと比較検討して決めるようにしましょう。

以下では、大学受験写真を撮影できる3つの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

写真スタジオで撮る方法

写真スタジオでの撮影はプロのカメラマンが撮影を担当することが多く、撮影経験が少ない受験生でも適した大学受験写真を撮影することができます。

また、大学受験では規格にあった写真を用意することが非常に大切ですが、カメラマンに規格を伝えることで写真編集を通じて規格にあった大学受験写真を作ることが可能です。

ただし、写真スタジオはプロの手を借りながら整った設備を利用するため、費用が高くなります。
さらにスタジオ撮影は一度で一人しか撮影できないため予約が必要な場合が多い点がデメリットです。

証明写真機で撮る方法

証明写真機での撮影は手軽さと品質の良さのバランスがメリットです。
街中の至る所に証明写真機は設置されており、下校時や塾帰りでもすぐに撮影することができます。

また、写真スタジオでは撮影日と写真渡しが別日となることがありますが、証明写真機はすぐにプリント証明写真を手に入れることができます。

デメリットとしては、一人での撮影となるため身だしなみや仕上がりのチェックが甘くなりがちな点が挙げられます。
また、証明写真機は狭い空間に撮影機材を設置しているため、写真スタジオと比較すると良い撮影環境とは言えません。

スマホで自撮りをする方法

スマホでの自撮りは手軽にできる一方で、大学受験写真としてはおすすめできません。

スマホのカメラは光の当たり方や解像度の面で限界があり、プロが撮影した写真と比べるとどうしても品質が劣ります。

どうしても自撮りをする場合は、無地の白い壁の前で、三脚を使用して真正面から撮影し、サイズ・ファイル形式を指定通りに調整するようにしましょう。

しかし、大学受験という人生の大切な場面に使う写真であることを考えると、写真スタジオや証明写真機を利用して高品質な写真を用意するのが安全です。

【男子編】大学受験写真に適した身だしなみ

大学受験写真は本人確認の目的が非常に重要であり、身だしなみもこの目的に沿った形で整えることが大切です。
以下では、男子受験生の証明写真にふさわしい服装や髪型について詳しく解説していきます！

大学受験写真に適した服装

男子の大学受験写真は、以下の2種類の服装がおすすめです。

• ・黒または濃紺のスーツ＋白無地シャツ
• ・落ち着いた色味のジャケット＋白シャツ
• ・学生服(学ラン・ブレザー)

スーツは大学生としての正装であり、清潔な印象を演出することができます。
全体として派手な柄や明るすぎる色は避け、誠実で清潔感のある印象を意識してください。

学生服で大学受験写真を撮影するのもOKですが、大学によっては学生証に使用する関係で制服での写真を禁止してる場合もあるので注意しましょう。

どのような服装で撮影する場合もボタンをしっかり留めて襟を整え、シャツのシワを取ってから撮影することが大切です。

大学受験の男子の服装について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
　<男子編>大学受験写真における背景や服装・髪型のポイントを解説！

大学受験写真に適した髪型

男子の大学受験写真では、顔全体がはっきり見える髪型を意識することが大切です。
前髪は眉毛がしっかり見えるように整え、耳や襟足もスッキリさせましょう。

寝ぐせやボリュームの出すぎは清潔感を損なうため、ワックスやジェルで軽く整えるのがポイントです。

• ・七三分け：誠実さ真面目さを演出できる髪型
• ・センターパート：落ち着いた印象を与えつつ、輪郭がはっきり見えるスタイル
• ・流し前髪：前髪を軽く横に流すことで、優しく明るい印象を与える

いずれのスタイルも、額を少し出すことで表情が明るく写ります。
撮影前に美容室で軽く整えておくと、全体のシルエットが整い、写真写りがさらに良くなるでしょう。

【女子編】大学受験写真に適した身だしなみ

女子の大学受験写真では、明るい雰囲気と本人確認用書類としての適正さを両立することが大切です。
以下では、女子の大学受験写真に適した服装や髪型を紹介していきます！

大学受験写真に適した服装

女子の大学受験写真では、以下の服装がおすすめです。

• ・黒・紺のスーツ＋白のブラウス
• ・ジャケット＋シャツまたはブラウス
• ・学生服

現役受験生であれば、普段の学生服で撮影して問題ありません。
ただし、大学によっては学生服での撮影が推奨されていない場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

一方、学生服を着ない場合は、黒や紺のスーツに白のブラウスを合わせるのがおすすめです。
ブラウスは襟元が詰まりすぎず、顔まわりを明るく見せるシンプルなデザインを選びましょう。

大学受験写真に適した髪型

女子の大学受験写真では、顔全体がしっかり見える髪型が理想です。
具体的には、以下のような髪型が女子の大学受験写真に適しています。

• ・ハーフアップ
• ・一つ結び
• ・二つ結び

髪の長さが肩より長い場合は、ハーフアップや一つ結びでまとめるのがおすすめです。
ハーフアップは柔らかく優しい印象を与え、一つ結びは清潔感と誠実さを感じさせます。

いずれも髪の毛が肩や頬にかかると顔が暗く見えてしまうため、すっきりとまとめることが大切です。

また、おくれ毛や髪の影が顔にかからないように、ヘアスプレーやワックスで軽く整えると写真写りがよくなります。

大学受験写真を撮る時の注意点

大学受験写真は少しのミスが致命的な悪印象に繋がってしまう恐れがあります。
特に撮影慣れしていない受験生は、以下の項目までチェックしておきましょう。

ピアスやネックレスなどのアクセサリーを外す

大学受験写真はあくまで「本人確認」のためのものです。
したがって、ピアス・ネックレス・指輪・髪飾りといったアクセサリー類は外して撮影するのが原則です。

特にピアスやイヤリングは、照明の光を反射して白く光ったり、角度によっては影を落としたりしてしまうことがあります。

また、髪飾りやカチューシャなどの装飾品も、大学受験写真では避けるのが無難です。
ヘアピンを使う場合は、黒や茶など目立たない色を選び、髪をすっきりまとめるための実用目的にとどめましょう。

本人確認の証明写真において大切なのは「顔がしっかり見えること」と「清潔感」です。
装飾品を取り除くことで、試験官に誠実な印象を与えることができます。

ナチュラルメイクをする

大学受験写真では、自然で健康的に見える「ナチュラルメイク」が好印象です。

ファンデーションで肌のトーンを均一に整えることで、顔色が明るく見え、写真写りも良くなります。
逆に派手なメイクや過度な加工は、本人確認の写真として不適切と判断されることがあります。

眉は自分の形を活かして自然に整え、薄くパウダーをのせる程度で十分です。
リップも明るすぎる色や濃い発色は避け、血色感を与えるナチュラルピンク系がおすすめです。

メイクに慣れていない男子の場合も、顔のテカリを防ぐフェイスパウダーや、肌の赤みを抑えるBBクリームなどを軽く使用すると、より清潔感のある印象になります。

大学受験の女子のメイクや服装についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
女子の大学受験写真でメイクはあり？服装や撮り方のポイントを解説！

受験当日にメガネをかけるなら大学受験写真を撮る時もメガネをかける

普段メガネをかけている人は、大学受験写真でもメガネをかけて撮影しましょう。

大学受験写真は、出願時・試験当日・入学後の学生証まで同一人物であることを確認するために使われます。
そのため、普段の印象と写真が大きく異なると、本人確認の際に誤解を招く恐れがあります。

ただし、メガネのかけ方やレンズの反射には注意が必要です。

レンズが照明を反射すると、目元が白く光ってしまったり、目が見えづらくなってしまうことがあります。
撮影時はカメラの位置に対して顔を少しだけ下げる、またはレンズに「反射防止コート」が施されたメガネを使用するなどの工夫をしましょう。

写真スタジオで撮影すれば、メガネの反射なども考慮に入れながら撮影を進めることができるためおすすめです。

まとめ

大学受験写真は「ただの証明写真」ではなく、試験当日の本人確認や学生証に使用される非常に重要な写真です。
スーツや学生服など清潔感のある服装で、髪型・表情・姿勢を整え、明るく誠実な印象を与えることが大切です。

スマホ撮影でも対応は可能ですが、より印象の良い写真を残すためには、写真スタジオがおすすめです。
大学受験は人生の大きな節目です。
将来、学生証を見るたびに「この写真でよかった」と思えるよう、納得のいく一枚を撮影しましょう。