高校受験写真はサイズを確認してから撮影しよう!変更方法とデータのサイズ

はじめに
高校受験の願書提出において、証明写真は必須の書類です。
しかし、学校によって求められる写真のサイズが異なることをご存じでしょうか。
- 「高校受験写真を撮ったけどサイズが間違ってた!」
- 「サイズが違った場合は撮り直すしかない・・?」
など、せっかく準備した写真が規定外だったために、慌てて撮り直しになってしまうケースも少なくありません。
本記事では、高校受験用写真の準備で失敗しないために知っておきたい写真のサイズ情報を詳しく解説します。
高校受験写真はまず募集要項でサイズを確認!

高校受験用の証明写真を準備する際、重要なことは志望する学校の募集要項を確認することです。
多くの受験生や保護者の方が標準的なサイズで準備してしまいがちですが、学校によって細かな指定が異なる場合があるため注意が必要です。
高校受験で一般的なプリント写真のサイズ
高校受験において最も多く指定される証明写真のサイズは、縦4cm×横3cmです。
これは履歴書用の写真と同じサイズであり、多くの写真スタジオや証明写真機で標準的に対応している規格となっています。
公立高校、私立高校を問わず、このサイズを採用している学校が大半を占めています。
ただし、学校によっては縦4.5cm×横3.5cmといった、やや大きめのサイズを指定するケースもあります。
このような特殊サイズの場合、通常の証明写真機では対応していない場合もあるため、写真スタジオでの撮影や、後から説明するリサイズサービスの利用が必要になることがあります。
また、まれに縦5cm×横4cmといった、さらに大きなサイズを求める学校も存在します。
複数校を受験する場合は、それぞれの学校の要項を事前に確認し、最も大きいサイズで撮影しておくと、後からの調整がしやすくなります。
サイズ指定を見落としてしまうと、最悪の場合、書類不備として願書が受理されない可能性もあります。
受験という大切な機会を失わないためにも、必ず事前の確認を行いましょう。
高校受験写真のサイズを間違えた場合の対処法

準備した写真のサイズが指定と異なることに気づいた場合でも、状況に応じて適切に対処すれば問題を解決できます。
ここでは、写真データの有無によって異なる対処方法を詳しく説明します。
データが手元にある場合のサイズ変更方法
写真のデジタルデータが手元にある場合は、様々な方法でサイズを調整することが可能です。
以下、代表的な3つの方法を紹介します。
(1)アプリやサービスで写真をリサイズする
スマートフォンを使った手軽なリサイズ方法として、専用アプリの活用があります。

出典:Photo & Picture Resizer – Google Play
「写真リサイズ」アプリは、Farluner社が提供する無料の画像リサイズツールです。
指定した解像度への変更が簡単にでき、高画質を保ちながらサイズ調整が可能です。
元の画像は別フォルダに保存されるため、失敗を心配せずに作業できる点も魅力です。
複数の写真を一括で処理する機能もあり、効率的にリサイズ作業を進められます。
また、コンビニプリントに対応したオンラインサービスも便利です。

ピクチャンは、スマートフォンやパソコンから写真データをアップロードし、希望のサイズに調整してコンビニでプリントできるサービスです。
縦20mmから70mm、横20mmから60mmまでの範囲で、1mm単位での細かいサイズ指定が可能です。
会員登録不要で利用でき、料金は4枚で200円と手頃な価格設定になっています。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど主要なコンビニチェーンに対応しているため、アクセスしやすいのも利点です。
(2)PCでデータをリサイズする
パソコンを使用する場合、Windows標準搭載の「ペイント」を使って簡単にリサイズができます。
まず、リサイズしたい写真ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」から「ペイント」を選択します。
画像が開いたら、上部メニューの「サイズ変更」をクリックし、表示されるダイアログボックスで「ピクセル」を選択します。
証明写真の標準的な比率である3:4を維持するため、「縦横比を維持する」にチェックを入れた状態で、幅を450ピクセル、高さを600ピクセルに設定します。
この設定により、プリント時に適切なサイズになります。
設定が完了したら「OK」をクリックし、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択してJPEG形式で保存します。
元のファイルは別名で保存しておくことで、やり直しが必要になった場合にも対応できます。
(3)写真スタジオにリサイズを依頼する
写真スタジオで撮影した写真の場合、撮影したスタジオにサイズ変更を依頼することができます。
多くのスタジオでは撮影データを一定期間保管しており、追加料金を支払うことで希望のサイズでの焼き増しが可能です。
また、他店で撮影した写真データの持ち込みに対応しているスタジオもあります。
この場合、データの形式や画質によって対応可否が異なるため、事前に確認が必要です。
郵送での対応を依頼する場合は、プリント料金に加えて送料が発生することがあります。
急ぎの場合は速達便の利用も検討しましょう。
プロに任せることで、確実で高品質な仕上がりが期待できるため、重要な受験写真には適した選択肢といえます。
データが手元にない場合のサイズ変更方法
残念ながら、写真のデータが手元にない場合は、基本的に撮り直しが必要になります。
プリントされた写真を物理的にカットしてサイズを調整しようとすると、被写体の顔の占める割合が不自然に大きくなってしまい、規定を満たさない写真として扱われるリスクがあります。
写真スタジオで撮影する場合は、今後のことを考えて必ず焼き増し用のデータを受け取っておきましょう。
多くのスタジオでは、撮影料金にデータ料金を含んだプランを用意しています。
データがあれば、後からサイズ変更や追加プリントが容易になります。
スピード写真機を利用する場合も、最近ではスマートフォンにデータをダウンロードできる機種が増えています。
QRコードを読み取ったり、専用アプリと連携したりすることで、撮影データを保存できます。
このような機能を持つ写真機を選ぶことで、後々の対応が格段に楽になります。
データを持っていることの重要性は、単にサイズ変更だけでなく、Web出願への対応や、追加の願書提出が必要になった場合にも役立つため、必ず確保しておくことをおすすめします。
高校受験写真をweb出願する場合のデータサイズ

近年、インターネット出願を採用する高校が増えており、写真データのアップロードが必要になるケースが多くなっています。
紙の願書とは異なる要件があるため、以下のチェック項目を確認しましょう。
規定例
- ファイル形式はJPEG(.jpg)またはPNG(.png)が一般的
- 画像サイズは横450ピクセル×縦600ピクセル
- 縦横比は3:4の比率を維持する
- ファイル容量は1MBから3MB程度
これらの要件を満たしていない場合、システムにアップロードできなかったり、エラーメッセージが表示されたりすることがあります。
特に、iPhoneで撮影した写真はHEIC形式で保存されることがあるため、事前にJPEG形式に変換する必要があります。
高校受験写真のデータに関しては以下の記事で詳しく紹介しています。データに関してもっと詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
高校受験は証明写真データも必要!?入手方法まで解説します!
「ミライコンパス」を使って出願する場合のデータサイズ
ミライコンパスは、私立高校を中心に多くの学校で採用されているインターネット出願システムです。
このシステムに写真をアップロードする際の規定を確認しましょう。
規定例
- 画像サイズは250ピクセル×250ピクセル以上
- 縦横比は3:4の比率を推奨
- ファイル容量は3MB以内
- ファイル形式はJPEGまたはPNG形式
ミライコンパスの利点は、一度登録した写真データを複数の学校で使い回せることです。
システムが自動で規定をチェックし、条件を満たさない場合は警告が表示されるため、事前に適切なデータを準備しておくことが重要です。
高校受験写真のサイズまとめ
記事のまとめ
- 高校受験写真のサイズは募集要項を必ず確認する
- データがある場合は後から写真サイズ変更が可能
- Web出願ではデータサイズを要確認!「ファイル形式/縦横比/容量」を正しく準備
高校受験の証明写真は、受験校への第一印象となる重要な書類の一部です。
適切なサイズと品質の写真を準備することで、スムーズな願書提出が可能になります。
本記事の情報を参考に、余裕を持って準備を進めていただければ幸いです。