七五三写真の日本髪はお家でも結える!セット方法を詳しく解説
はじめに
子供の成長を祝い健康を願う七五三には、記念に写真を撮影する方が多いと思います。
その中で、娘の髪型は日本の伝統行事には昔から親しまれている「日本髪」で撮影したいと考えている方もいるのではないでしょうか?
着物にもぴったりで、とっても可愛らしい日本髪、実はお家でも結うことができるのです!
今回はそんな、七五三写真にオススメの日本髪のセット方法について詳しく解説します。
お家で七五三写真の日本髪は結えるの?
七五三の日本髪は普通のアップスタイルに比べて独特な形状のため、お家で結うのは難しそうですよね?
美容室やサロンに来店してセットしてもらうイメージがあるかと思います。
しかし、ポイントを押さえれば家でお母さん、お父さんでも簡単かつ綺麗に仕上げることは可能です。
七五三の日本髪を結うために必要な長さやセット方法をみていきましょう!
日本髪を結うためにに必要な長さはどのくらい?
七五三で日本髪を結う場合、髪の毛の長さは胸のあたりまであるのが理想です。
逆に長すぎるとまとまりにくいので、事前にカットして調整しておくといいですね。
日本髪は、前髪ありのスタイルと前髪なしのスタイルどちらでもできます。
前髪ありの場合は綺麗に切り揃えておくとより可愛らしくなります。
前髪をあげておでこを出す前髪なしな場合は頬のあたりまでの長さに伸ばしておきましょう。
綺麗な日本髪をセットするためのポイント
普段のアップとは違う日本髪のセットは、しっかりと下準備や前処理をしておくとでぐっと結いやすくなります。
ここからは、七五三の日本髪を綺麗にセットするためのポイントをご紹介します。
ポイント1:扱い慣れていないヘアアイテムに慣れておく
七五三の日本髪は、セットの際に独特のアイテムを使います。
例えば結った髪の形状を整えたりボリュームを出したりするために使う「すき毛」や「毛たぼ」、かんざしや鹿の子・ちんころなどの普段あまり使わない髪飾りなどがあるので、事前にそれらのアイテムを使ってみて慣れておくといいですね。
ポイント2:結う前は寝癖を取りストレートにする
日本髪に結う時、寝癖やうねりがあるとセットが綺麗にできないので、まずはブラッシングをしっかりとしてあげましょう。
それでもうねりが強い場合は一度髪を霧吹きなどの水で濡らして、梳かしながら乾かしていくとまとまりやすくなります。
ポイント3:髪の表面はクシで毛流れを整える
日本髪は丸みのある形状に加え、表面の美しい毛流れが特徴でもあります。
寝癖やうねりが取れたら、髪の表面を目の細かいクシでとかして毛流れを整えておくと綺麗に仕上がります。
本来なら、日本髪は「鬢付け油」という特殊な油を使って固めながら毛流れを作り結っていくのですが、お家でセットするときはジェルタイプのワックスなどで代用できます。
ママでもできる!七五三写真におすすめの日本髪2選
それでは実際に、ママがお家でセットしてあげられる七五三用の日本髪をご紹介していきます!
セットするときに必要なアイテムや、セットの手順も詳しくご紹介します。
七五三写真の日本髪1:簡単!「日本髪風アップ」
引用元:コミュニティサロン
七五三でお家でセットできる日本髪で最初にオススメしたいのは「日本髪風アップ」です。
伝統的な日本髪の良いところを残し、現代風にアレンジしたこの髪型。一番の特徴は楕円形に広がったお団子部分です。
お団子の下は小さなお団子をもう一つ作ったり巻き髪にしたりと今時のアレンジと組み合わせることで、古臭くなくオシャレに仕上がります。
前髪をあげておでこを出しても、前髪を下ろしても可愛いスタイルです。
日本髪風アップに必要なアイテム
七五三の日本髪風アップにセットするときに必要なアイテムはこちらです。
- ヘアブラシ
- ツヤが出るタイプのジェルワックス
- ヘアピン
- 細めのヘアゴム
- すき毛
- 毛先を巻き髪にする場合はコテ
- かんざしやつまみ細工、お花などの髪飾り
簡単な日本髪風アップのやり方
それでは日本髪風アップのセットの手順を見ていきましょう!
- ステップ1:髪の上2/3程度を分けとり少し高めのポニーテール
- 高めの位置でポニーテールを作ります。この時にツヤが出るタイプのジェルワックスをつけると美しい毛流れが生まれます。
- ステップ2:すき毛を巻きつけてピンで固定
- ポニーテールの根元にすき毛を巻きつけピンで固定し、先ほどポニーテールにした髪で包むようにお団子を作ります。
- ステップ3:お団子を広げて楕円形に
- お団子を楕円形になるよう広げ、形を整えてからピンで留めます。
- ステップ4:残っている髪の毛をアレンジ
- ポニーテールからお団子にした髪以外の残っている髪の毛は、小さなお団子をもう一つ作りさらに和風にアレンジしたり、サイドでお団子を作り、残った毛束をコテで巻き髪にして現代風にアレンジしても可愛いです。
日本髪風アップにおすすめの髪飾り
日本髪風アップにセットする場合以下の髪飾りがおすすめです。
- 鹿の子
- ぶら下がり
- 前ぐし
- つまみ細工
- お花
- かんざし
「ぶら下がり」「つまみ細工」は、お顔周りに付けて華やかに。
「前ぐし」はお団子の前部分に刺すと一層和風な印象になります。「お花」はお団子の横や耳の後ろなどにつけるとバランス良く合わせられます。
「鹿の子」や「かんざし」は、お団子の後ろにつけると後姿も素敵ですね。
七五三写真の日本髪2:ちんころが可愛い!「定番の桃割れ」
引用元:武蔵野創寫舘
ママでもできる七五三の日本髪で二つ目にオススメなのが「桃割れ」です。
この髪型は、後ろから見ると髷(まげ)の部分が桃を割ったような形になっていることが特徴で、前髪の上に垂らした「ちんころ」という髪飾りがとても可愛いスタイルです。
前髪なしでおでこを出しても、前髪を下ろしてもOKなので、お子さんの顔立ちに合わせてセットしてあげてくださいね。
桃割れに必要なアイテム
桃割れにセットするときに必要なアイテムはこちらです。
- ヘアブラシ
- ツヤが出るタイプのジェルワックス
- ヘアピン
- 細めのヘアゴム
- ちんころ
- すき毛
- 鹿の子・ビラなどの髪飾り
簡単な桃割れヘアスタイルのやり方
それでは、桃割れの簡単なセットの手順を見ていきましょう。
- ステップ1:トップの毛をヘアピンでまとめる
- この時ジェルワックスをつけながら櫛でとかすしてからまとめると美しい毛流れができます。トップの毛がまとまったら先にちんころをつけます。
- ステップ2:サイドの髪の毛を残してポニーテール
- 両サイドの髪の毛を残し、高めの位置でポニーテールを作ります。この時にも櫛で梳かしながら毛流れを作ってからゴムで結ぶのがポイント!
- ステップ3:ポニーテールの下にすき毛を入れてサイドの髪の毛で包む
- 髪のボリュームを出すためのすき毛をポニーテールの下に入れてピンで固定し両サイドの毛を被せるようにして形を整えます。
- ステップ4:ポニーテールを2つにわけすき毛を巻き込むようにお団子にする
- 二つに分けたお団子が割れた桃のように、コロンとした丸みのある形になるように意識しましょう!最後に髪飾りをつければ完成です。
桃割れにおすすめの髪飾り
七五三写真で桃割れにセットするときオススメの髪飾りこちらです。
- ちんころ
- 鹿の子
- ビラ
- ぶら下がり
- つまみ細工
「ちんころ」はトップをまとめたあたりに付け、「ビラ」「ぶら下がり」「つまみ細工」をお顔周りに付けると華やかになります。
「鹿の子」は桃割れの髷の後ろに付けるとすき毛やヘアゴムの処理をうまく隠すことができます。
写真撮影では後ろ姿や振り向き姿などのポーズも撮るので、どの角度からも見える飾りがあると写真に良く映えますよ。
七五三写真で髪型の他に検討しなければならないこと
七五三写真では、髪型の他にも撮影までに決めておかなければいけないことがあります。
衣装やメイクなどを髪型に合わせてとトータルでコーディネートすると、全体がまとまり写真の仕上がりもぐっとアップしますよ!ぜひ髪型と一緒にチェックしてください!
(1)着物
七五三撮影をするにあたって、髪型以外で大切なことが着物、衣装です。
伝統的な日本髪なので古典柄の着物はもちろんバッチリ似合いますが、現代的なデザインの着物にもマッチします。
この際、着物にメインで使われている色と同じ色の髪飾りを選ぶと全体がまとまって見えるのでオススメです。
七五三は、衣装選びの時間も楽しい思い出になるので、お子さんの好みを尊重しながら選んであげるといいですね!
衣装は写真館やレンタルショップで借りたり、着物の専門店で購入することもできますので、予算に合わせて検討してみてください。
(2)お化粧
七五三写真では大人のようにバッチリメイクはしませんが、口紅やチークカラーなどポイントメイクをすると写真にも映えます。
ヘアセットをお家でする場合は、合わせてメイクもママがしてあげると良いですね。お子さんの顔立ちや肌の色に合わせてメイクのカラーを選んであげましょう。
撮影中に崩れることもあるので、メイク直しができるよう撮影にも持参しておくと安心です。もちろん写真館でメイクをしてもらうこともできますよ。
七五三写真の日本髪まとめ
いかがでしたか?
子供の成長を祝う七五三は、家族にとって一大イベント!素敵なヘアスタイルでその歳にしかない可愛らしい姿を残したいですよね。
昔から親しまれてきた日本髪なら特別な思い出になること間違いなしです。今回の記事を参考に、お家で可愛くセットしてあげてくださいね!