「七五三写真失敗した…」よくある七五三写真の後悔をまとめました!

はじめに
七五三の写真は、お子さまの成長の大切な節目を形に残す特別な機会です。
しかし
- 「もっと早く準備しておけば良かった」
- 「余裕をもって撮影できる計画にしておけばよかった」
など、後になって後悔する声もよく聞かれます。特に初めての七五三では、何をどう準備すれば良いのか分からず、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、多くの親御さんが経験した「あの時こうしておけば良かった」という後悔ポイントと、その対策をまとめました。撮影方法の選び方から予約のタイミング、お子さんのぐずり対策まで、素敵な七五三写真を残すためのポイントをご紹介します。
これから七五三を迎えるご家族の参考になれば幸いです。
そもそも七五三とはどのようなお祝い?

七五三とは、子どもの健やかな成長を祝い、今後の幸せを願う日本の伝統行事です。元々は、以下のような平安時代の公家の儀式からはじまったと言われています。
- ・髪置(かみおき)の儀:3歳の男の子と女の子が、髪を伸ばし始める
- ・袴着(はかまぎ)の儀:5歳の男の子が、初めて袴を身につける
- ・帯解(おびとぎ)の儀:7歳の女の子が、初めて帯の着物を身につける
この時代は病気で長生きできない子どもが少なくなかったため、これらの行事には通過儀礼としての意味に加え、一人前に育つことへの祈りが込められていました。
この流れを受け、3歳(男女)・5歳(男の子)・7歳(女の子)の年、主に11月15日にお祝いを行うことが伝統的になりました。
現代では10月から11月の週末に、神社もしくはお寺で参拝(七五三詣)をし、家族での会食や、記念写真を撮って祝う形が一般的です。
七五三写真を撮影するメリットとデメリット

七五三の記念写真は、お子さんの成長を形に残す大切な機会です。ただし、費用や準備の手間など、負担となる部分も少なくありません。このようなメリット(価値や意義)とデメリット(手間や負担)を理解し、ご自分の家庭に合った無理のない計画にしましょう。
メリット
- お子さんの成長の節目を写真に残せる
- 普段は着ない晴れ着姿を写真に残せる
- 一生涯の家族の記念写真にすることができる
- 写真を撮ること自体が、家族の思い出の共有体験やお子さんへの愛情表現になる
- 日頃会えない遠くの親戚や知人に、近況を共有する手段になる
デメリット
- 撮影料や衣装レンタル料など費用負担が大きい
- 予約や準備に、時間と手間がかかる
- お子さんの機嫌や体調で思い通りにいかない
- 混雑期(10〜11月)は衣装や撮影の予約を取り辛い
- 七五三当日に写真撮影も含めると疲れてしまう
七五三写真でよく起きる「後悔」とは?

七五三の写真撮影は、誰もが初めてもしくは久しぶりに行うため、多くの親御さんが「あの時こうしておけば良かった…」と後悔することがあります。
事前の準備や知識不足から生じる失敗例を知っておくことで、後悔なく七五三撮影を行うことが可能です。
ここでは、特によくある5つの後悔をご紹介します。
七五三写真の後悔(1)写真スタジオでプロに撮ってもらえばよかった
「スマホのカメラでも十分きれいに撮れるから」と自分で撮影したものの、後になって
- 「可愛く撮れていない」
- 「きれいに写っていない」
と写真の出来上がりに後悔する声は少なくありません。
プロの撮影と自撮りでは、写真の出来上がりに大きな違いがでます。スマホの性能が向上した現在でも、プロの機材や撮影技術の真似はむずかしいためです。特に子ども撮影では、プロは自然な表情を引き出すために、声掛けや角度の調整などを細かく行ってくれます。
写真スタジオのプロに撮影を依頼すれば、家族みんなが「これだ!」と喜べる素敵な写真が残せます。
さらに主要な撮影方法の特徴を表にまとめましたので、特徴の違いを理解しましょう。
【撮影方法の比較】※1
撮影方法 | 撮影料金相場 | 撮影の自由度 | 衣装レンタル | 納入商品展開 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
写真スタジオ | 3~6万円 | 低い (スタジオセット) |
あり (料金に含まれる) |
台紙 アルバム グッズなど豊富 |
手ぶらで高品質撮影できるが、費用高め |
出張撮影 | 1~5万円 ※2 |
中くらい (ロケ撮影など) |
なし (追加料金で 含められる場合あり) |
データ納品がメイン | きれいなロケーション写真を撮れるが、 天候リスクあり |
自撮り | 1万円未満 | 高い(自由) | 必要であれば自己手配 | 自分でプリント | 費用はかからないが、 品質は自己責任 |
※2:衣装代・着付け代、参拝料、その他撮影以外の費用は含みません。
七五三写真の後悔(2)七五三当日に撮影しなければよかった
「七五三当日に撮影するのが当たり前だと思っていたのに、こんなに大変だったなんて…」
と、多くの親御さんから七五三当日の撮影を後悔する声を聞きます。
七五三の当日撮影は、参拝と写真撮影を1日で済ませられることがメリットです。しかし、1日にたくさんの予定を詰め込むため、子どもや家族が疲れやすく、最悪の場合、1枚も笑顔の写真が撮れないこともあります。
一方、「前撮り」や「後撮り」で余裕をもって撮影すれば、ゆったりとした雰囲気で自然な笑顔の写真が残せます。
特に4~6月の前撮りは、日焼けや梅雨による影響を気にせず、リーズナブルな費用で撮影ができるので、おすすめです。
【撮影時期の比較】
撮影時期 | メリット | デメリット |
---|---|---|
前撮り (4~9月) |
・混雑前で予約が取りやすい ・割引キャンペーンがある ・レンタル衣装在庫が豊富 ・お参り当日の負担が減る ・家族の予定調整が楽 |
・猛暑日や梅雨時は汗や水気で髪型を整えにくい ・梅雨時はロケ撮影が困難 ・日焼けなどで季節感がずれる場合がある |
七五三当日撮影 (10~11月) |
・参拝と撮影を1日で完結できる ・当日の思い出をそのまま残せる |
・料金が高い ・予約が取りづらい ・レンタル衣装が埋まりやすい ・子どもが疲れやすい |
後撮り (12~3月) |
・年明けセールやキャンペーンがある ・混雑せずゆったり撮影できる ・衣装・小物の在庫が豊富 |
・冬はロケ撮影が制限される ・行事の記憶が薄れモチベーションが下がる ・クリスマス、年末年始、卒業入学時期は混雑が予想される |
七五三写真の後悔(3)レンタルしたい衣装が埋まっていた
人気の衣装やサイズが予約できなかった経験は、多くの親御さんの後悔の1つです。特に10〜11月の混雑期は、人気の衣装が早くから予約で埋まってしまいます。ブランド着物や季節感のある柄物は特に競争率が高いです。
この問題を避けるには、早めの予約が必須です。
多くのスタジオでは3ヶ月前から予約を受け付けていますが、人気の土日祝日は半年前から埋まり始めることもあります。この場合、「前撮り」を選べば、空きが多い時期に余裕を持って衣装や撮影の予約を取ることが可能です。
また、「後撮り」も12月以降は衣装が予約しやすく、年末年始のキャンペーン割引を使える場合もあります。ただし、季節感が少し異なることと、寒さ対策が必要な点に注意が必要です。
七五三写真の後悔(4)きょうだいの撮影の仕方を決めてなかった
きょうだいがいる家庭では、撮影の段取りや衣装選びの手間が一段と増えます。
特にきょうだいの年齢差が近い場合、誰を主役にするか、どのような構図で撮影するかなどを前もって決めておかないと、当日慌ててしまい後悔しがちです。
多くの写真スタジオでは「きょうだい撮影追加無料」や「きょうだい衣装レンタル無料」などの特典を用意しています。これらのサービスを利用すれば、七五三を迎える子だけでなく、きょうだい全員の晴れ姿を残すことが可能です。
ただし無料サービスは、日程や年齢、撮影プランの条件などがあることが多いため、予約時の確認をおすすめします。
七五三写真の後悔(5) 子どもが撮影中にぐずりはじめてしまった
七五三写真の撮影で非常に多い後悔が、
- 「子どもがぐずってしまい、笑顔の写真が撮れなかった」
- 「前もってぐずり対策をしておけばよかった」
というものです。特に3歳児は慣れない場所や衣装に不安を感じやすく、ぐずりがちです。
そのため、後悔しないための準備と対策が欠かせません。
撮影前日まで
- 撮影時間の予約は、お子さんが一番元気な朝早めがおすすめ。
- 事前に七五三の写真や衣装の写真を見せ、期待感を高めておくことも効果的です。
撮影前日・当日
- いつもよりしっかりと睡眠をとらせましょう。
- 当日の朝食は、お腹が空かないようにしっかりと。
撮影時に持参するとよいもの
- お子さんの好きなおもちゃ
- 汚れにくいお菓子(グミやラムネなど)
- 他に、鏡やビニール袋のカサカサ音で落ち着くお子さんもいます
一番大切なのは、親御さんがお子さんを緊張させたり、不安を感じさせたりしないこと。たとえ急いでいたとしても、近くにいる親御さんが笑顔を投げかけ、お子さんの不安を取り除いてあげてください。
後悔しないために!七五三写真プランがある写真スタジオがおすすめ

忙しくて準備が難しい方には、七五三セットプランが用意されている写真スタジオの利用がおすすめです。準備の負担を大幅に軽減でき、初めての七五三撮影でも、専門家のサポートで心配なく当日を迎えられます。
一般的な七五三セットプラン内容
- 衣装レンタル
- ヘアメイク
- 着付け
- 撮影
- 写真データ
多くのスタジオでは、七五三セットプランが3~6万円程度で用意されています。様々なオプションも用意されているので、追加料金の有無などを注文前に確認しておきましょう。
オプションの例
- 親御さんやきょうだいの衣装、着付け、ヘアメイクなど
- 撮影全データの納品
- アルバムやフォトフレーム
- 笑顔撮影保障
- データ加工
家族のニーズに合ったスタジオとプラン選びが、後悔しない七五三撮影のポイントです。
まとめ
七五三の写真撮影はお子さんの成長の節目を形に残す大切な機会です。撮影で後悔しないように以下のポイントを押さえておきましょう。
この記事でわかること
- 写真スタジオの七五三写真プランは準備の手間が少なく高品質に残せる
- 前撮り/後撮りは、費用を抑えて混雑がない中で撮影が可能
- 人気衣装のレンタルは、半年前くらいから予約が埋まり始める
- きょうだいがいる場合は、写真プランの特典サービスの有無を確認
- ぐずり対策には十分な睡眠と食事が重要、おもちゃの持参を忘れずに
事前準備と十分な知識があれば、家族みんなが満足する素敵な記念写真を残すことができます。早めの計画と予約で、後悔のない七五三の思い出づくりを実現してください。