ひげありのパスポート写真はOK?規格の基準やポイントを解説
はじめに
パスポートの申請に必要不可欠な『パスポート写真』。
パスポート写真の撮影をしようと考えているが、「ひげありのパスポート写真ってOKなの?」という疑問をお持ちの男性もいらっしゃるかと思います。
パスポートは身分証明として使うこともありますから、気にされるのは当然のことでしょう。
そこで今回は、ひげありの状態でパスポート写真を撮影はダメなのか?ということについて解説していきます。
パスポート写真を撮影する際のポイントもあわせて紹介しますので、ぜひご参考にされてください。
パスポート写真の撮影にはポイントがたくさん!
まず、パスポートとはどんなものなのか?ということについて、少し解説します。
パスポートとは簡単にいうと、「海外でも通用する身分証明書」です。
どんな場面で必要になるかというと、空港での出入国審査、ビザの申請、国際線の飛行機や外国のホテルにチェックインするとき、などの場面で必要になってきます。
そのため、パスポート写真とは、身分を証明するための公的な写真なのです。
また、パスポート写真には、外務省が定める様々な規格があります。
具体的な例をいくつか挙げると、「申請者本人の写真であること」「6ヵ月以内に撮影された写真であること」といった、比較的一般的とされるものから、「写真が鮮明であること」「明るさやコントラストが適切でなければならない」などといった、素人では判断が難しいものがあります。
その他にも、様々な規格が細かく定められていますが、パスポート写真は持参して申請することができます。
ひげが生えた状態でパスポート写真を撮影していい?
パスポート写真は身分証明となる公的な写真であることから、「ひげが生えた状態でパスポート写真を撮影していいのか?」ということについてお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
そのお悩みについて解答しますと、<strong結論、ひげが生えた状態でパスポート写真を撮影しても問題ありません。
ただし、パスポート写真はしばらく使用する写真であり、一度申請をすると有効期限の間は変更することができません。
ひげが生えた状態でパスポート写真を撮影し、その後ひげを剃ってパッと見たときに、目視では本人かどうかすぐに判断できない場合もありますので、注意が必要です。
パスポート写真でひげOKな理由
なぜ、パスポート写真は公的な写真であるにも関わらず、ひげがOKとされているのか?
その理由は、機械による照合において、目や鼻、口などの位置等を重視しているからです。
そのため、時間の経過に伴い変化していく、髪型やひげについてはあまり重視されていません。
これから解説する、いくつかのポイントに注意してパスポート写真を撮影することで、問題なくパスポートの申請に使用することができます。
ひげありパスポート写真で気をつけたいポイント
ここからは、ひげありの状態でのパスポート写真において、気を付けたいポイントを2つご紹介するとともに、その理由についても解説していきます。
【1】ボリューム
ひげありパスポート写真で、気をつけたいポイント1つ目は、ボリュームについてです。
ひげの毛量が多い、または特殊なデザインで口や鼻、顔の輪郭を隠れてしまうことは、パスポート写真としてNGとなってしまう可能性があります。
口や鼻、顔の輪郭が隠れてしまっては、本来の姿がわからないので、身分証明としての役割を果たせませんよね?
パスポート写真において、顔の器官や輪郭が隠れてしまっていると、ルール違反となってしまいます。
【2】清潔感
ひげありパスポート写真で、気をつけたいポイント2つ目は、清潔感です。
パスポート写真は1度申請すると、何年も使用する写真なので、清潔感が重要です。
ひげにおいての清潔感とは「整えられていて、ボサボサでないこと」を言います。
デザインやお手入れには気をつけておいた方が、のちのち恥ずかしい思いをしなくてすみます。
たとえば、運転免許証や、マイナンバーカードの証明写真でこんな経験はありませんでしょうか?
「証明写真を撮影するとき、あまり準備する時間がなくて、雑な髪型やひげになってしまった…」
「身分証明書として提出する機会が何度もあるなら、もっとしっかりした写真にすべきだった…」
このような経験をもうしないためにも、1度冷静になって自身のひげの清潔感について考えてみてください。
身分証明のためのものとはいえ、もし手入れされていない状態の、みっともないひげであるならば剃った方がいいかもしれません。
やっぱりひげなしがいい!という男性がパスポート写真を撮影する時のポイント
ここまで、ひげありの状態でパスポート写真を撮影する時のポイントを解説しました。
しかし、「やっぱりひげなしがいい!」とお考えの男性の方に向けて、ひげなしでパスポート写真を撮影する時のポイントについても解説していきます。
特にひげが濃い方も実践できるポイントなので、ぜひご覧ください。
【1】撮影の直前にひげを剃る
ひげを剃るタイミングは、パスポート写真の撮影当日の朝、もしくは直前に行いましょう。
張り切りすぎて、肌を傷つけてしまったり、流血してしまうと、せっかくの写真が台無しになってしまうので、注意してください。
剃りやすく、よく剃れる電気シェーバーを使用することで、安全かつきれいにひげを剃ることができます。
【2】コンシーラーでひげを隠す
特にひげの濃い方は、パスポート写真の撮影当日の朝にひげを剃っても、青髭が残ってしましがちです。
そんな場合はコンシーラーや、ファンデーションを使いましょう。
そうすることで、剃りが少し甘かった部分や、青髭の部分を目立たなくさせるように隠すことができます。
【3】画像修正技術でひげを隠す
コンシーラーやファンデーションを使ったメイクでも隠しきれなかったひげは、レタッチ(画像修正)で隠すことができます。
ただし、あくまで身分証明の写真なので、気持ちとしては、気になる部分を隠す程度におさえ、やりすぎないようにしましょう。
あなたの実物と写真のギャップが大きいと、パスポート写真としてNGとなってしまします。
パスポート写真の撮影ならプロに依頼がおすすめ
ひげありでパスポート写真を撮影しようとされている方も、そうでない方も、パスポート写真を撮影するならプロに依頼するのがおすすめです。
理由は、写真館やフォトスタジオには、プロのカメラマンやヘアメイクさんが在籍していますので、安心して任せることができるからです。
ヘアメイクについては、プロのヘアメイクさんだけでなく、他の美容室などと系列している場合もありますので、納得のいくヘアスタイリングを行ってくれるでしょう。
パスポート写真には表情や顔の向き、サイズ等細かい規格があります。
それらの規格を満たすのは、素人では手間がかかり、スピード写真では撮り直し回数が少ないので簡単ではありません。
しかし、プロのカメラマンであれば、それら規格を押さえたうえで、納得のいくまで撮影を行ってくれますので、パスポート写真の撮影は、プロに依頼するのがおすすめです。
【まとめ】パスポート写真の撮影時のひげについて
いかがでしたでしょうか?
今回は、ひげあり、ひげなし両方の場合における、パスポート写真を撮影する際のポイントについて解説しました。
パスポート写真にはさまざまな規格があり、自身の撮影やスピード写真では、「手間がかかったのに、規格を満たしていなくて撮り直し…」となってしまう可能性もあります。
そのため、これからパスポート写真を撮影しようとお考えの方は、ぜひプロに依頼されることをおすすめします。
プロに依頼して、納得のいくパスポート写真を手に入れてください。