お受験用の家族写真の撮影方法解説!親も兄弟姉妹も服装髪型を紹介
はじめに
- 「お受験用の家族写真って何を準備すれば良いのだろう?」
- 「そもそも、うちの場合は家族写真の撮影って必要なの?」
などを思って、色々と小学校受験の家族写真に関して調べてはいませんか?
お受験用の家族写真はいわば名刺のようなものなので、適当な撮影をしないように注意してくださいね!
今回はそんなお受験用の家族写真について、
- ・なぜ家族写真が必要なのか
- ・身だしなみはどう整えればいいか
- ・どこで撮影すれば良いか
といったことを解説します。
ぜひ最後まで読んで、家族写真の撮影に備えましょう!
お受験で提出を求められる写真は2種類ある
お受験で提出を求められる写真は、以下の2種類です。
- ・受験生本人の個人写真
- ・同居している家族全員が写った家族写真
それぞれどんな目的があって提出を求めているのでしょうか?
以下で詳しく解説します。
受験生の個人写真を提出させる目的は?
お受験する本人が写った個人写真の提出は、学校側が「どんな子が受験しにくるのか」を知るために提出を求めています。本人確認の意味があるため、提出は必須です。
この個人写真には注意点として「願書提出の3ヶ月以内に撮影したもの」という定めがあります。
というのも、子どもの成長は早く1月の写真では試験当日の10月、11月の顔とは異なってくることもあり、本人確認の役割が果たせない恐れがあるからです。
願書提出日から逆算して撮影を終えるように準備を進めましょう。
家族集合の家族写真を提出させる目的は?
お受験では個人写真だけでなく、同居している家族全員が写った家族写真の提出を求められる場合もあります。
理由は、学校側が家庭環境や家族構成を把握するためです。
受験しにくる子どもの親はどんな人か、兄弟姉妹はいるのか、ということを写真を通して確認しています。
この時、写真から受ける親の印象でお受験を失敗させないためにも、父親・母親も受験生と同じくらい写真撮影の準備を進める必要があります。
ただし、学校によっては家族写真の提出が必要ない場合もあるため、応募要項をよく読んでおきましょう。
お受験において家族写真が与える印象が合否に影響を及ぼすって本当?
家族写真が与える印象でお受験の合否を左右する、というのは大いにありえます。
学校側は、学校が掲げる教育理念や教育方針と合致する家庭の子を募集しています。
また、ほぼ全ての学校において、学校という場は規律を守り勉強をしていく場です。
- ・学校の教育理念や方針と合致しない可能性がある
- ・学校の定める規律を守るようには感じられない
このような印象を受ける家族写真では、やはり合否に影響してくるでしょう。
「お受験させてまで良い教育を受けさせたい」という親側の真剣さを伝えるためにも、家族写真の撮影に向けて準備しましょう。
【お父さん向け】家族写真に適した父親の身だしなみとは?
ではそんな「親の真剣さ」を伝える家族写真の撮影ために、父親はどんな身だしなみにすべきなのでしょうか?
父親の場合は、基本的にはビジネスシーンに適した身だしなみであれば問題はありません。
- ・服装
- ・髪型
それぞれについて紹介します。
お受験写真に適した父親の服装
お受験写真を撮影する際の父親の服装は、ビジネススーツが基本です。
以下の表に、身だしなみのポイントをまとめました。
| スーツの色 | 濃紺、黒系 |
|---|---|
| スーツの柄 | 無地(目立たない程度のストライプも可) |
| シャツ | 白の無地 |
| ネクタイ | 濃紺や青系の無地(願書提出時期に合わせた色使いだと尚良し) |
| 靴下 | 濃紺や黒系の無地 |
| 靴 | ストレートチップ |
| アクセサリー | 結婚指輪のみ |
個性的な色や柄は避け、無難な色・柄のものを着用すれば問題ありません。
靴やベルトなどは金具が目立つデザインを避けないと、写真撮影時のストロボ発光を反射してしまい、写真の出来栄えに大きく影響していまいます。
また、時計や社章などもストロボを反射してしまうため、撮影時は外しておきましょう。
写真では足先までは撮影しませんが、お受験の両親面接では写真撮影時と同じ服装で出席するので、事前に準備しておくと入試当日までスムーズです。
お受験写真に適した父親の髪型
お受験写真を撮影する際の父親の髪型は、短く清潔感のある髪型にするのがおすすめです。
具体的には、以下のように整えると失敗がありません。
| 前髪 | 眉毛にかかる程度の長さ |
|---|---|
| 横 | 耳が出る程度の長さ |
| 襟足 | 短くスッキリさせる |
| 髪色 | 黒色 |
また、普段から以下のことに注意するよう心がけておくと、写真撮影時に慌てずに済みます。
- ・フケが出ないようにケアする
- ・髪のクセやハネを無くす
- ・自分でカットしない
- ・白髪混じり、明るい色の場合は染めておく
フケがあるとどうしても不衛生に見えてしまうので、皮膚科に相談したり肌に合うシャンプーを使ってみたり、ケアしておきましょう。写真でも肩についたフケが写り込んでしまい、家族全体の清潔感を疑われることになりえます。
なお、自分で髪をカットすると自分では見えない箇所が乱雑になってしまいがちなので、美容室で整えた方が良いです。
また、写真撮影時は強い光を当てることから、髪色が明るいと余計に明るく見えてしまうので、事前に黒染めしておくことをおすすめします。
【お母さん向け】家族写真に適した母親の身だしなみとは?
続いては、家族写真に適した母親の身だしなみについてです。
清楚で落ち着いた色使いのスーツ、というのが家族写真を撮影する時の母親の身だしなみになります。
ただし、パンツスーツはお受験では不適切など、いくつか注意点があります。
- ・服装
- ・アクセサリー
- ・髪型
上記の3つに分けて解説します。
お受験写真に適した母親の服装
お受験写真の撮影時の母親に適した服装は、スカートまたはワンピースのスーツです。
先生方の中には「パンツスーツはスカート等よりも格下だ」という考えを持っている方もいることから、着用は避けた方が無難です。
お受験写真の撮影時の母親に適したスーツ選びのポイントを、以下の表にまとめました。
| スーツの種類 | スカート、またはワンピース |
|---|---|
| 色 | 濃紺、黒系 |
| 柄 | 無地 |
| 丈 | 膝が隠れる程度の長さ |
| スカート・ワンピースのシルエット | フレア、Aライン |
| ジャケット | スカート、ワンピースに合わせた色、柄 |
| ストッキング | 肌色 |
| 靴 | 黒、革素材 |
明るい色や柄のスーツはお受験写真には不適切ですので、着用しないようにしましょう。
また清楚な印象を持ってもらうことが大切なので、スカートやワンピースのシルエットがタイトになりすぎないフレアスカートやAラインのものを選んだ方が無難です。
黒系のスーツでも問題ありませんが、喪服の使い回しと思われてしまう場合もあるので、濃紺のスーツを別で用意しておくとより安心です。
お受験写真に適した母親のアクセサリー
母親が身につけるアクセサリーですが、結婚指輪を除いて、お受験写真の撮影時はすべて外しておく方が良いです。
なぜなら、撮影時は強いストロボ発光を当てるため、アクセサリーが光を反射してしまい写真の出来栄えに悪影響を与えるからです。
どうしてもアクセサリーをつけたいという場合には、パール系の華美過ぎないものを着用しましょう。
お受験写真に適した母親の髪型
お受験写真を撮影する際に適した母親の髪型は、優しさや知性を感じさせるものが基本です。
髪の長さ別にまとめると、以下の通りです。
| ベリーショート | ボサボサな印象を受けないように整える |
|---|---|
| ショート | ボサボサな印象を受けないように整える 後ろ髪は内巻きボブに巻く |
| ミディアム | 前髪が顔にかからないように整える 後ろ髪は内巻きに巻く |
| ロング | 前髪が顔がかからないように整える 後ろ髪はハーフアップにする |
背中よりも長い髪型の場合は、肩にかかる程度にまで切った方がまとめやすく、印象が良くなります。
また、髪をまとめる際は目立たないヘアピンやゴムを使用するようにしましょう。
「おじぎをした時に手直ししなくても顔にかからない」という形で整えておくと失敗がありません。
髪色は黒であることが望ましいので、脱色した場合や白髪が混じっている場合には染めておきましょう。
【兄弟姉妹向け】家族写真に適した兄弟姉妹の身だしなみとは?
家族写真の撮影は受験生と同居している人すべてが対象ですので、兄弟姉妹がいる場合は一緒に写る必要があります。
この場合、兄弟姉妹はどんな身だしなみをすれば良いのでしょうか?
- ・服装
- ・髪型
それぞれに分けて紹介します。
お受験の家族写真の撮影時に適した兄弟姉妹の服装
お受験の家族写真撮影をする際の兄弟姉妹の服装は、基本的にはフォーマルな服装であれば問題ありません。
- ・兄弟の服装
- ・姉妹の服装
- ・弟、妹が赤ちゃんの場合の服装
それぞれで細かな注意点があるので、詳しく解説していきます。
お受験の家族写真の撮影時に適した兄弟の服装
お受験の家族写真撮影時に適した、兄弟の服装のコーデは以下の通りです。
- ・ベストまたはジャケット+ワイシャツ+ズボン
- ・ポロシャツ+ズボン
上記のような、フォーマルなスタイルになるようコーディネートすることが大切です。
服それぞれの形や色のおすすめは以下の通りです。
| 服の種類 | 形状 | 色 |
|---|---|---|
| ベスト | V字ネック | 黒、濃紺 |
| ジャケット | テーラード | 黒、濃紺 |
| シャツ | ワイシャツ | 白 |
| ポロシャツ | 半袖、長袖いずれも可 | 白 |
| ズボン | バミューダパンツ | 黒、濃紺 |
いずれも共通して、柄は無地であることが望ましいです。
受験生よりも目立たないような色、柄を選びましょう。
また、家族写真を撮影する際の兄弟の服装は制服や園服でも問題ありませんが、以下の場合には避けた方が無難です。
- ・お受験する学校とは違う学校の制服
- ・園服のデザインが凝っている
お受験する学校とは別の生徒が家族にいた場合、学校側に「本当にうちの教育理念や方針と合うのだろうか」と思われてしまう可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
また、園服の色や装飾が華やかな場合は受験生よりも目立ってしまうので、こちらもNGです。
園服のデザインが上記で紹介したコーデのようなフォーマルなものであれば、着用しても問題ありません。
家族写真を撮る際の兄弟の服装はなるべく質素に、かつ清潔感を持ったフォーマルな服装を、と意識すれば失敗せずに済みますよ!
お受験の家族写真の撮影時に適した姉妹の服装
お受験の家族写真撮影時に適した、姉妹の服装のコーデは以下の通りです。
- ・襟なしブラウス+ボレロまたはジャケット+ジャンパースカート
- ・膝丈のワンピース
上記のような、フォーマルなスタイルになるようにコーディネートすることが大切です。
ブラウスを着る場合のボレロやジャケットの着用は任意です。
服それぞれの形や色のおすすめは以下の通りです。
| 服の種類 | 形状 | 色 |
|---|---|---|
| ブラウス | 襟なし | 白 |
| ジャケット | テーラード、ノーカラー | 黒、濃紺 |
| ボレロ | – | 黒、濃紺 |
| ワンピース | 膝丈 | 黒、濃紺 |
| スカート | ジャンパースカート | 黒、濃紺 |
すべてに共通して、柄は基本的には無地であることが好ましいです。
ワンピースやジャケットの一部に刺繍や柄が入っている場合、強く目立たないデザインであれば問題ありません。
また、スモックやフリルといったおしゃれなデザインのブラウスは、お受験写真には合わないため着用しないようにしましょう。
受験生よりも目立つ服装をしない、というのが基本です。
姉妹が制服、園服を着用して家族写真の撮影に臨む場合は、以下のことに注意しましょう。
- ・お受験する学校と異なる学校の制服なら着用しない
- ・園服のデザインが凝っていて受験生よりも目立ってしまう
別の学校の生徒が家族にいた場合、学校側に「本当は別の学校でも良いのでは」と思われてしまう可能性が出てしまいます。
堅実に行くのであれば、募集要項に「家族が別の学校に通っている場合でも受験可能」といったことが書いてあっても、やはり別の学校の制服の着用は避けた方が良いでしょう。
お受験の家族写真の撮影時に適した赤ちゃんの服装
弟や妹が赤ちゃんであっても、お受験の家族写真撮影では一緒に写る必要があります。
赤ちゃんの場合はフォーマルな服装でなくても問題なく、綺麗な服を着させてあげれば大丈夫です。
どんな服装にすべきか悩んだ場合におすすめな服は、以下の2つです。
- ・白いロンパース
- ・黒、紺系のカバーオール
受験生よりも目立つ色、柄にならないように注意しましょう。
お受験の家族写真の撮影時に適した兄弟姉妹の髪型
お受験の家族写真を撮影する時の兄弟姉妹の髪型はどうすべきか、解説します。
兄弟、姉妹のどちらも基本的には「知的かつ真面目な髪型」であれば問題ありません。
- ・兄弟に適した髪型
- ・姉妹に適した髪型
それぞれに分けて解説します。
兄弟に適した髪型:ショートヘア
お受験の家族写真を撮影する時の、兄弟に適した髪型は「ショートヘア」です。
以下のようなショートヘアにすれば失敗がありません。
| 前髪 | 短め、長くても眉に軽くかかる程度にする |
|---|---|
| 横 | 耳が出る程度に短くする |
| 襟足 | 前髪とのバランスを取って短くする |
ただし、短いからといってアシンメトリーやツーブロックなど、元気な男の子といった雰囲気になる髪型はNGです。
学校に提出する家族写真では真面目さを求められるので、元気な雰囲気の髪型は不適切です。
また明るい髪色の場合、撮影するとより明るく見えてしまい、真面目な雰囲気からは遠ざかってしまうので注意が必要です。
元から明るい髪の場合には無理に染める必要はありませんが、黒髪がおすすめです。
姉妹に適した髪型:三つ編みorハーフアップor二つ結び
お受験の家族写真を撮影する時の、姉妹に適した髪型は以下の3種類です。
- ・三つ編み
- ・ハーフアップ
- ・二つ結び
髪の毛を長く伸ばしている場合には、上記に挙げた髪型にすると清楚感が出るのでおすすめです。
また、いずれの髪型でもおでこが見えるような前髪にすると明るい印象になります。
髪の毛が結えないほどの長さの場合は、髪のハネがないように整えましょう。
ヘアゴムやヘアピンを使う場合は、艶のない黒系など目立たないものを使用しましょう。
お受験写真の家族の身だしなみの注意点
せっかく家族の服装や髪型が完璧に整っていても、身だしなみに少し失敗があると台無しになってしまうこともあります。
写真撮影前に、以下の2点を改めて確認しましょう。
- ・スーツに糸くずなど細かいホコリ、汚れがないか
- ・受験する子や兄弟姉妹と比べて、親の服装は華美ではないか
それぞれについて、気をつけるべき理由を解説します。
親の身だしなみの注意点:糸くずなどの細かいホコリや汚れを落とす
お受験用の家族写真を撮影する際の親の身だしなみで注意すべき点、1つ目は「スーツに糸くずなど細かいホコリ、汚れがないかという点です。
ぱっと見では気が付かない糸くず、ホコリといったものでも、撮影時のストロボ発光によってハッキリと写真に写ってしまうことがあります。
撮影の前にはスーツ用のブラシで汚れを落としておく、クリーニングに出しておくなど、スーツを綺麗な状態に保っておきましょう。
親の身だしなみの注意点:子どもよりも目立つ華美な服装は避ける
お受験用の家族写真を撮影する際の親の身だしなみで注意すべき点、2つ目は「受験する子や兄弟姉妹と比べて、親の服装は華美ではないか」という点です。
お受験の写真の主役は「受験する子ども」なので、家族写真で親が目立ってしまうのはNGです。
色や柄に注意してビジネススーツを選んでも、たとえば以下のような場合には子どもよりも目立ってしまう場合があります。
- ・季節の色を意識したネクタイではあるものの、色が明るすぎる
- ・清楚さを感じるパール系のアクセサリーではあるものの、装飾部分が多すぎる
季節の色に合わせてネクタイを選ぶというのは、ビジネスシーンでは多く見かけます。
ですが色を慎重に選ばないと、現像した際に思っているよりも浮いて見えてしまうので注意が必要です。
また、家族写真の撮影時にパール系のアクセサリーを着用することは問題ないのですが、真珠以外の装飾部分が目立つ場合は注意が必要です。
撮影時は強い光を当てるため、アクセサリーが想定よりも明るく目立ってしまうだけでなく、顔がかえって暗く見えてしまう場合もあります。
客観的な目で、自身の身だしなみを整えていきましょう。
お受験写真の家族の立ち位置
お受験写真の撮影における、家族の立ち位置を知っておくと当日の撮影がスムーズになります!
基本的には、カメラに対して以下のように家族並んで撮影を行います。
| 父親 | カメラから見て左側で椅子に座る |
|---|---|
| 母親 | カメラから見て右側で椅子に座る |
| 受験生 | 父親、母親の間でカメラに対して真っ直ぐ立つ |
| 兄弟姉妹 | 受験生の後ろで、顔が被らないように立つ |
| 弟、妹が赤ちゃんの場合 | 妹が赤ちゃんの場合:母親の膝上でおすわりさせる |
身長の都合から兄弟姉妹の立ち位置が決まらない、といった場合には、撮影するカメラマンと相談するようにしましょう。
また、家族に赤ちゃんがいる場合は母親が抱っこする、膝上に座らせることになります。
もし赤ちゃんが撮影時に眠ってしまっても、学校側からの評価に影響はないので安心してください。
どこで撮る?お受験の家族写真の撮影場所
服装、髪型、立ち位置と紹介してきましたが、お受験用の家族写真はそもそもどこで撮影すべきなのでしょうか?
屋内や屋外など様々な場所での撮影が考えられますが、ほとんどの学校で家族写真の撮影場所に制限は設けていません。
お受験用の家族写真の撮影は、以下の2箇所で撮影するのが一般的です。
- ・屋内写真館の撮影ブース
- ・緑が生える野外の撮影ブース
それぞれのメリットやデメリットについて解説します。
【1】屋内写真館
お受験用の家族写真の撮影に適した場所、1つ目は屋内写真館の撮影ブースです。
無地の背景、両親用の椅子があるだけと、非常にシンプルなブースとなっています。
受験生の個人撮影と合わせて家族写真を撮影する場合は、屋内写真館での撮影が一般的でしょう。
屋内写真館で撮影した場合のメリット
- 天気に左右されない
- 適切な明るさ、色合いの写真が撮れる
特に、雨で撮影できない、曇りのせいで全体的に暗い仕上がりになったなど、天気の影響がないことは大きなメリットです。
デメリットとしては、予約制になるので早めの行動が必要になることです。
受験シーズンが近づいてくると平日も予約がいっぱいになり写真が撮れなかった、なんてことも考えられます。
「質の高い写真を撮りたい」という家族には写真館での撮影がおすすめです。
【2】出張撮影サービスを利用し緑が映る屋外
お受験用の家族写真の撮影に適した場所、2つ目は緑が映える屋外の撮影ブースです。
この場合は写真館ではなく、出張撮影サービスを利用した撮影となります。
屋外撮影でのメリットは、明るく優しい雰囲気の写真に仕上がることです。
緑を背景にした家族写真は、家庭円満で明るく、どこか優しさを感じる写真になることでしょう。
ただし、屋外撮影の場合には以下のことに注意が必要です。
- ・どうしても情報量の多い写真になってしまう
- ・悪天候の場合は撮影中止になってしまう
写真館で撮るようなシンプルな写真とは違い、背景に緑が入ることで写真全体の情報量が多くなるため、上手く撮影しないとごちゃっとした印象を受けてしまう場合もあります。
また屋外での撮影になるため、雨が降った場合にはどうしても中止になります。
屋外撮影を選んだ場合のリスクを考えた上で、学校の意向に沿った家族写真を撮影しましょう。
家族写真を撮影するなら家族写真が得意な写真館での撮影がおすすめ!
家族写真の撮影はどんな写真館でも可能ですが、「お受験用の家族写真」の撮影は実績を持っている写真館で撮影することをおすすめします!
- ・お受験写真に適したサイズで現像をしてもらえる
- ・お受験に相応しいレタッチ(写真の加工修正)をしてもらえる
- ・お受験用写真向けの表情や姿勢の指導が入る
- ・「ミライコンパス」に適したデータサイズに変換してもらえる
お受験向けの写真撮影に慣れた写真館は、「お受験に使う写真とは何か」を理解しているので、上記のような適切な対応を取ってもらえます。
特に、画像の明るさや肌の色味などを調整する「レタッチ」では、お受験向けの自然な修正を行ってくれます。
高品質の写真にするなら、お受験写真の撮影実績のある写真館で撮影するようにしましょう!
受験写真の個人写真も得意な写真館で撮影するのがおすすめ
お受験用の個人写真も家族写真と同様に、お受験写真の撮影を得意とする写真館で撮影することをおすすめします。
家族写真の撮影も一緒に撮影しているところが多いため、撮影をスムーズに終えられますよ!
- ・撮影プランに「お受験用撮影」といったものがあるか
- ・お受験用の撮影実績を持っているか、また公開しているか
上記のことが書いてあるか、ホームページや実店舗のプラン表などを見て確認しましょう。
お受験の家族写真のまとめ
今回は、お受験用の家族写真の撮影方法を解説しました。
お受験の願書提出には個人写真、家族写真の2種類が必要で、家族写真も受験の合否に影響する可能性は十分にあります。
そんな家族写真を撮影する際の、家族それぞれの服装・髪型のおすすめは以下の通りです。
【父親】
- ビジネススーツを着用
- 髪型はショートで清潔感のある黒髪
【母親】
- スカート、またはワンピーススーツを着用
- 前髪が顔にかからないようにし、長さによっては内巻きやハーフアップなど清潔感のある髪型にする
【受験生の兄弟】
- ベスト、ジャケット+バミューダパンツ
- 髪型はベリーショート、真面目で知的な雰囲気にする
【受験生の姉妹】
- ブラウス、ジャケット+ジャンパースカート、またはワンピース
- 前髪は髪にかからないように整え、長さによっては三つ編みやハーフアップなど清潔感のある髪型にする
家族写真の撮影は屋内、屋外と2種類ありますが、撮影準備の手軽さや写真の仕上がりの良さ、天候の影響を考えると、屋内での撮影がおすすめです。
この記事で解説したように、お受験は家族全員で準備を進めないと合格には辿り着けません。良い家族写真が撮れるようにしっかりと準備を進めていきましょう!

