運転免許証はなぜブスに写る?理由と対処法を解説
はじめに
運転免許証に写る証明写真を見返した時に、写真写りが悪く「なんだかブサイクだな」と感じた経験がある方は多いです。
そんな写りが悪くなってしまう免許証写真について、
- 他の写真と違って、なぜ写りが悪くなるの?
- 免許証写真の写りの悪さをカバーすることはできないの?
- 納得できない証明写真は新しいものに取り替えられないの?
と疑問を感じる方も少なくないことでしょう。
「自分は免許証写真でブサイクに写りたくない!」「ブサイクに写った場合はどうしたら良いの!?」とお悩みの方に向けて、今回はそんな運転免許証の証明写真がブサイクに写る理由と対処法を詳しく解説いたします。免許証写真について理解を深めていきましょう。
「免許証写真はブサイクに写る」の声は多い
更新の機会で新しく交付された運転免許証を見ると「免許証に写る証明写真がブサイクに写っている」とショックを受けてしまう方も少なくないことでしょう。
そう感じてしまうのは読者となるあなただけではなく、なんとほとんどの方が免許証写真の写りの悪さにショックを受けているのです。
なぜなら、免許証で使う証明写真の“撮り方”に問題があるからです。
免許証は一般的に、更新したら数年間同じものを身分証として提示しなければなりません。
そのため、証明写真の写りの良さにこだわることが大切です。
なぜ運転免許証の写真がブサイクに見えるか理由を知った上で、事前準備や撮影方法を見直していきましょう。
運転免許証の写真がブサイクに見える5つの理由
運転免許証の写真がブサイクに見えてしまうのは、
- (1)日頃自分が見ている姿とは違うから
- (2)メイクが合っていない
- (3)流れ撮影による撮影準備不足
- (4)正面の写真で盛れる顔の向きではないから
- (5)画質が悪い
といった理由があげられます。一つずつ確認していきましょう。
【1】日頃自分が見ている姿とは違うから
運転免許証の写真がブサイクに見えるのは、写真に写る姿が日頃自分が見ている姿とは違うからです。
一般的に人は鏡で自分を見た時に、自分の姿を美化して認識すると言われています。
鏡で見る姿は、骨格の歪みや肌荒れなどを脳内で補正するので、本当の姿よりきれいに見えているのです。
そのため、免許証写真を通して静的な自分の姿を客観的に見ることで違和感を感じ、ブサイクと感じてしまうことがあります。
加工アプリやSNSに目が慣れている
スマホアプリやSNSの急速な発展から、日常的にSNSや加工アプリを利用している方もいることでしょう。
加工アプリやSNSで写る自分の姿に慣れてしまうと、加工を施していない無加工な自分の顔に違和感を感じる場合もあります。
運転免許証写真では、普段見る加工アプリやSNSに写る自分の姿とは全く異なる自分で写し出されるので、イメージしていた自分の顔とのギャップに驚くことも少なくないでしょう。
【2】メイクが合っていない
証明写真の撮影時に施しているメイクが撮影に合わせたメイクでない場合に、写真写りを悪く感じさせてしまうことがあります。
なぜなら、一般的に免許証の証明写真では実物よりも濃いめの顔に写る場合が多くあるといわれているからです。
そのため、普段通りのメイクでも濃いめに写ってしまい、トータルバランスが崩れてしまうのです。
また、免許証写真は青い背景での撮影がメジャーです。
色の特性上、寒色系の背景は元々の顔のトーンよりも暗く見えてしまいます。
いつもの顔よりも顔色が暗く見えたり、顔全体がくすんで見えることもあるのです。
免許証写真の撮影に合わせて、普段よりも薄めに顔のトーンを意識したメイクを施すことで免許証写真の写りが変わります。
【3】流れ撮影による撮影準備不足
免許証写真を撮影する際、免許センターにて免許証の交付手続きとともに撮影する方が多いでしょう。
免許センターでの撮影は、流れ作業のように1分程度で写真撮影する場合がほとんどです。
1分程度の撮影では、写真写りを良く見せるための
- ■ 表情
- ■ 姿勢
- ■ 顎の角度
- ■ ライティング
などの事前準備する時間が一切ありません。
そのため、コンディションの良い姿での撮影ができず、交付された時に不満足に感じることが多いのです。
また、免許センターで撮影を担当する方は、プロカメラマンではありません。
写真撮影に対する知識が浅く、写真の仕上がりを良く見せるためのアドバイスがもらえないことが一般的です。
【4】正面の写真で盛れる顔の向きではないから
運転免許証の証明写真は真正面を向いての撮影になるため、ブサイクに感じてしまうことがあります。
なぜなら、人の顔はサイドから見たり上から見下ろしたりと、見る位置によって印象が全く異なるからです。
普段撮影する時には、自分はどこから撮影されると写りが良くなるか意識して写真を撮る方もいるでしょう。
運転免許証の証明写真は顔の向きを調整して撮影できないので、写りが悪く感じてしまいます。
【5】画質が悪い
免許証写真は、いつも目にする写真やスマートフォンの画面よりも画質が悪いので、きれいに写れていないと感じてしまいます。
写真の画質が悪いと顔がガタガタになってしまい、顔が歪んで見えたり顔全体のバランスが崩れて見えてしまうことがあるのです。
そのため、高画質なスマートフォンで見る画面やいつもの写真に写る自分の姿よりもブサイクに見えてしまいます。
ただし、最近では免許証写真の画質の良さも高画質とは言い切れないものの、少しずつ上がっています。
脱ブス免許証!写真がブサイクにならないための対策法
ここまで運転免許証の写真写りが悪くなってしまう理由を解説しました。
ブサイクに写ってしまう理由を理解することで、できる限り写真写りが良くなるように対策することも可能です。
- 撮影の事前準備でできる対策法
- 撮影中に自分自身でできる対策法
に分けてそれぞれ解説していきます。
撮影の事前準備でできる対策法
運転免許証の証明写真の写りを良くするために、撮影中だけでなく撮影前の事前準備でできる対策法があります。
大まかに説明しますと、
- (1)あらかじめ正面の写真に慣れておく
- (2)フェイスマッサージで気になる部分を改善させる
- (3)免許証撮影に合うメイクを施す
- (4)写真スタジオでプロに撮影してもらう
といった対策法があります。一つずつ詳しく確認していきましょう。
事前準備1:撮影前に正面の写真を撮って慣れておく
運転免許証の写りが悪く見える理由の一つに、普段見慣れない真正面での撮影になるから、ということ先ほどお伝えしました。
免許証写真に写る正面から見た姿を受け入れられるように、正面での写真を撮影前にも撮っておくことで、目を慣れさせましょう。
撮影前に正面での写真を撮ることで、真正面から見る自分の顔はこの姿である、と脳が認識します。
脳に正面から映し出される自分の姿を慣れさせることで、免許証写真での姿を受け入れられるようになるのです。
また、事前に正面の写真を撮ることで、広角が上がっているかや正しい姿勢で撮影できているかなど客観的な目で確認もできます。
事前準備2:フェイスマッサージで気になる顔パーツを改善させる
写真写りが悪く見える原因の一つに、免許証撮影の時に顔がむくんでいる、ということがあります。
顔のむくみをスッキリさせるために、撮影当日は気になる部分のフェイスマッサージを施しましょう。
保湿クリームやオイルを使って、
- ■ 目元
- ■ 耳下のリンパ付近
- ■ 頬骨下の頬のあたり
など気になる部分を中心に優しくマッサージしていきましょう。
気持ち良さを感じる程度の強さで気になる部分を押したり、リンパの流れに沿って手を滑らせていきます。
マッサージを施すことで顔のむくみを取り、気になるパーツを改善させましょう。
事前準備3:免許証撮影にあったメイクを施す
免許証撮影の時には、撮影時の条件に合わせたメイクを施すと良いです。
具体的には、免許証撮影時のライティングや角度、背景などを考慮した上でメイクしましょう。
普段のメイクと異なりやすい、ベースメイクとアイメイクのポイントをそれぞれ分けて解説いたします。
(1)免許証写真撮影に合うベースメイク
ベースメイクは、テカリが抑えられるマット目の肌質に仕上げ、コントロールカラーを使って普段よりも顔のトーンが明るめに見えるようにメイクします。
免許証写真で使用するライティングは強い光を顔に当てるため、ツヤ肌では光とびをしてしまい、顔全体がテカテカした印象になります。
そのため、マットな質感のベースメイクが良いとされるのです。
また、先ほどもお伝えしたように免許証写真での背景は、青をはじめとする寒色系が一般的です。
顔色が悪く見えることを防ぐために、普段よりも肌のトーンを明るく見せましょう。
肌に血色感を出すために、ピンク系のリップを使って顔色を良く見せるのもおすすめです。
(2)免許証写真撮影に合うアイメイク
目元のメイクに関しては、アイシャドウは控えめにしつつも、アイラインをしっかりと入れて目元の縦幅を大きく見せます。
濃いめのアイシャドウを使うと目元に影ができたように見えてしまい、写真写りを悪く見せてしまのです。
また、ラメ感が強いアイシャドウはライティングによる光の反射で、目が小さく写ってしまうことがあるので注意しましょう。
そのため、アイシャドウは薄いブラウンで、ラメが細かくパールがかったものかマットなアイシャドウを選ぶと良いです。
さらに、黒目の上にだけ太めにラインを入れることで、縦幅をより強調できます。
まつ毛メイクは、しっかりと上向きにカールさせ、まつ毛を長く見せるタイプのマスカラを塗りましょう。
ただし、ボリュームタイプのマスカラや存在感のあるまつ毛エクステでは、目元に影ができて仕上がりが悪くなるので注意が必要です。
控えめなアイシャドウとナチュラルにカールしたまつ毛、そこにアイメイクを引き締めるようなアイラインでさりげなく縦幅を強調させましょう。
事前準備4:写真スタジオでプロに撮影してもらう
免許証写真を撮る際には免許センターだけでなく、写真スタジオでプロカメラマンに撮影依頼するのも選択肢の一つです。
プロカメラマンに撮影依頼することで、プロの高い技術力を活かした写真撮影ができたり、アドバイスを受けることができます。
また、写真写りをよりキレイに見せるレタッチといった加工修正も施してもらえるのです。
写真スタジオによってはプロのヘアメイクの方が在籍しているスタジオもあります。プロのヘアメイクの方がいれば、ヘアメイクに関してもアドバイスがもらえたりオプションでメイク依頼することも可能です。
そのため、男性でも女性でも綺麗な免許証写真が手に入ります。
写真スタジオには、免許証写真のような証明写真をメニューにした手軽なプランのあるスタジオもあります。
証明写真の撮影プランがあるスタジオは、免許証写真の写り方だけでなく国で定められた規格に関しても知識が豊富にあります。
そのため、証明写真の撮影プランがある写真スタジオを選ぶと安心です。
そもそも運転免許って持ち込み写真はOKなの?
運転免許証には、持ち込んだ写真を使用することも可能です。
写真を持ち込む際には、事前に電話や受付で持ち込み写真を使用することを伝えておくと良いです。
また、免許証に適した証明写真でなければ断られる場合もあるので注意が必要です。
ちなみに、警視庁が定める免許証に適した証明写真の条件は以下になります。
持ち込み写真を考えている方は、ぜひ参考になさってください。
- ・カラー写真でサイズは横2.4cm、縦3cm
- ・正面を向いて帽子などを被っていない
- ・胸から上の部分が写っている
- ・背景が薄グレー、ブラウン、ブルーのどれかで単色(都道府県によって異なります。)
- ・縁が枠線に覆われていない
- ・申請前から6ヶ月以内に撮影したもの
- ・東京都のみ頭上の余白が3ミリ程度必要
頭が切れていたり目を細めていたりするものは受理されない可能性もあるので、注意しましょう。
撮影中に一人で出来る対策法
ここからは実際に運転免許証の撮影中に一人でできる対策方法を1つずつご紹介します。
背筋・顔の角度を正しくする
免許証写真の撮影中は、背筋を腰から後頭部まで、一直線になるよう。に伸ばしましょう。
猫背になって写真を撮ってしまうと、顔まわりに不要な影ができてしまうので暗い印象の写真に仕上がってしまいます。
また、この時に顔は顎を引きすぎずに、鼻の付け根がカメラのレンズの高さと同じ位置にくるように意識します。
レンズの高さで目線を合わせてしまうと自然に顎を引いてしまうので、上目遣いになってしまい、で黒目の大きさが小さく見えてしまいます。
そのため、睨みつけたような表情になりブサイクに感じてしまうのです。
写真撮影で椅子に座ったらすぐに背筋を伸ばし、レンズの位置を確認して顔の角度を調整することが大切です。
顔の表情は少し微笑んでもOK
免許証写真の撮影時には、少し微笑んだ表情で撮影に挑むと良いです。
免許証写真では真顔でないといけない、と思われる方が多くいるかもしれませんが、微笑む程度の表情でしたら問題ありません。
目を大きく開き、広角を少し上げるように微笑むことで、顔の表情が明るくなり引き締まって見えるのです。
ただし、歯を見せた笑顔は運転免許証には使えないので注意が必要です。
長年の身分証明となる写真がブスで嫌ならプロの元で“撮り直そう”
身分証明にもなる免許証の写真の写りに納得がいかない場合は、プロカメラマンに撮影してもらった写真を持って再交付の申請をしましょう。
道路交通法改正によって免許証再交付の要件が暖和されたため、写真写りに納得できない場合でも再交付申請が可能になりました。
免許証写真をプロカメラマンの在籍する写真スタジオで撮影することで、高画質でプロの技術で思い描いたような綺麗な写りに仕上げてもらえます。
特に、免許証写真の撮影に慣れているプロカメラマンですと、免許証写真の条件に合った写真を撮影してもらえるのです。
さらに、プロの目線から写真写りが良くなるようなアドバイスをしてもらえたり、免許センターよりも時間にゆとりのある中で撮影ができます。
プロカメラマンの元で撮り直すことで、現在の免許証写真よりも写りの良い写真を使用できるでしょう。
免許証写真の撮影におすすめなスタジオ:スタジオインディ
免許証写真の撮影におすすめなスタジオ1つ目は、関東や関西にいくつか店舗のある「スタジオインディ」です。
スタジオインディではプロカメラマンだけでなく、高い技術を持ったプロのヘアメイクが在籍していることから、撮影だけでなく免許証写真にふさわしいヘアメイクの依頼もできます。
また、写真の仕上がりをより良くするために必要なレタッチ加工もプランの中に含まれています。
一般的な写真スタジオでは、レタッチ加工はプロにお任せな場合がほとんどですが、スタジオインディではプロがあなたと相談しながら加工してくれるので、満足度の高い免許証写真が撮れます。
また、当日予約可能で、最短5分で写真を納品してもらえます。
- ヘアメイクから写真撮影までトータルで相談したい方
- 細かいところまで自分自身で確認し、納得のいく一枚にしたい方
に特におすすめの写真スタジオです。予約はこちらから。
免許証写真の撮影におすすめなスタジオ:カメラのキタムラ
免許証写真の撮影におすすめなスタジオ2つ目は、様々な証明写真に対応している「カメラのキタムラ」です。
カメラのキタムラでは証明写真に特化しているので、運転免許証の規格に合わせた写真を高品質で撮影してもらえます。
撮影時の予約は必要なく、撮影した写真は最短10分で仕上がるので、手軽に免許証写真の撮影に挑めます。
また、カメラのキタムラの証明写真プランは業界最安値であるため、プロカメラマンが撮影した高品質の写真をリーズナブルに撮影できます。
- 予約をせず空いた時間に撮影したい方
- 品質の良い証明写真を低価格で撮影したい方
に特におすすめのスタジオです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は運転免許証の証明写真の写りが悪くなる理由と対処法をご紹介しました。
どうすれば免許証写真がイメージ通りの写真に仕上がるか、理解できましたでしょうか。
免許証写真の写りを良くするためには、事前の準備と当日の写真の撮り方の両方を意識することが大切です。
免許証写真に合うメイクや免許証写真にふさわしい写真の撮り方に自信のない方は、証明写真を専門としているプロカメラマンに相談すると良いです。
出来上がった写真は免許証の申請依頼する前に、仕上がりを確認することで後悔することも減るでしょう。
事前準備から撮影中まで一つひとつ細かい部分までこだわり、写真写りの良い綺麗な免許証写真が撮れますことを、心より願っております。