大学受験写真を「スピード写真機」で撮ってもいい?撮影の流れも紹介
はじめに
大学受験に向けて準備しておかなければいけないのが、願書や受験票に貼る証明写真です。
- 「受験写真って、スピード写真でもいいのかな?」
- 「スピード写真機で撮った写真だと合否に影響するの?」
中には、こんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、大学受験写真をスピード写真機で撮る際の注意点を解説します。 メリットやデメリット、撮影の流れについても詳しく紹介するので、受験写真の準備に悩む皆さんはぜひ参考にしてみてください。
スピード写真機で大学受験写真を撮るのはあり?

結論として、大学受験用の証明写真はスピード写真機で撮影したものでも問題はありません。
受験写真の主な使用目的は、受験当日や入学手続き時の本人確認です。
募集要項に沿っており、顔がはっきりと写った写真であれば、スピード写真機でも使用可能です。
ただし中には、本人確認の正確性や、提出書類の品質基準を重視する観点から「スピード写真機で撮影した写真は不可」としている大学もあります。
トラブルを避けるため、撮影前に募集要項を確認しておきましょう。
スピード写真機で撮るメリット
メリット
- 撮影から受け取りまでが早い
- 費用が安い
- 駅、コンビニ、商業施設などに設置されている
- 予約不要で24時間いつでも撮影可能
- Web出願用データに対応している機種もある
スピード写真機のメリットは、何といっても速さと安さです。
自分の都合に合わせて好きな時間に撮影ができ、受け取りまでを一人で行える手軽さもあります。
他人の目を気にすることなく、自分のペースで撮影に集中できる点も魅力です。
機種によっては数回の取り直しや美肌補正などの簡単な写真加工、Web出願に必要な写真データをスマートフォンにダウンロードできる機種もあります。
スピード写真機で撮るデメリット
デメリット
- 写真の品質が安定しない
- 客観的なチェックやアドバイスがない
- 撮り直し回数に制限がある
- 規格の柔軟性が低い
- 追加の焼き増しが難しい場合がある
スピード写真機は手軽な反面、写りの質に課題が残ります。
機械的なライティングのため、顔に影ができたり全体が暗く写ったりと、スタジオ撮影に比べると画質が劣るでしょう。
また、一人での撮影では身だしなみや表情の確認がうまく行えず、なかなか納得のいく1枚に仕上げるのが難しいです。
さらに機種によっては、大学の指定するサイズや背景色の細かな指定に柔軟な対応ができなかったり、焼き増しにも対応していなかったりする場合もあります。
大学受験写真に適したスピード写真機の選び方

選び方
- 撮り直しが複数回できる
- 撮影データを受け取れる
- 規格に対応&品質向上機能がついているとなお良い
スピード写真機は、機種により備わっている機能が異なります。
以前はプリント機能のみのベーシックなものが主流でしたが、近年は高機能な撮影モードを利用できる機種が増えてきています。
まずはWeb出願に備え、データへの規格対応ができるかを確認してください。
さらに納得のいく仕上がりを目指すため、取り直しや、美肌補正などのレタッチ機能がついている機種を選ぶと良いでしょう。
スピード写真機で大学受験写真を撮る時の流れ

スピード写真機の撮影で失敗を防ぎ、納得のできる写真を手に入れるには、注意すべきポイントをステップごとに押さえておくことが重要です。
以下の流れを参考に、当日は落ち着いて撮影に臨みましょう。
1.身だしなみをチェックする
スピード写真機に入る前に服装と髪型を確認しましょう。
ボックスの中には鏡がなかったり照明が暗かったりする場合があるため、事前にチェックを終えておくのが良いです。
具体的には以下の点を確認してください。
Check!
- 襟元にシワや汚れはないか
- ネクタイは曲がっていないか
- 顔に髪がかかっていないか
- 前髪は乱れていないか
- おくれ毛やアホ毛がないか
スマホのカメラを使ってチェックするのがおすすめです。
2.スピード写真機の中に入り、メニューを選択する
スピード写真機の中に入ったらメニューを選択します。
「大学受験用」があればそれを選び、なければ「証明写真データ付き」「Web出願用データ付き」「受験・資格申請用」など、データ対応のプランを選んでください。
美肌補正や背景色の変更などのオプションがあれば、それらも追加しましょう。
間違ったメニューを選ぶと撮り直しになるため、画面の指示を落ち着いて確認することが重要です。
3.撮影準備をする
持参した荷物は撮影ボックス内の荷物置き場に置きましょう。
近年普及している高機能な証明写真機の多くは、足元にも照明が配置されています。
証明を遮らないよう、足元に荷物を置かない、足を揃えて座るなどの工夫が必要です。
座席に座ったら椅子の高さを調整し、カメラのレンズと目線が水平になるように合わせます。
カメラを見下ろしたり見上げたりする姿勢は不自然な写りになる原因です。
4.撮影をし、写真を選ぶ
背筋を伸ばし、まっすぐにカメラを見つめ、軽く顎を引きます。
顔や両肩の高さが左右どちらかに傾くと写りが悪くなるため、均等になるようにしましょう。
表情は口角をわずかに上げた微笑みを意識し、目元は力まずに優し気なまなざしを意識してください。
真顔や歯を見せた笑顔はNGです。
証明写真機ではタイマーによる連続撮影が基本であり、一回ごとに確認できるわけではありません。
撮影が終了後は全ての写真が一覧表示されるので、その中から一枚を選択します。
表情だけでなく、身だしなみや姿勢が整っているかなど細かな箇所までチェックし、最も写りの良い1枚を選択するか、追加で撮り直しをするかを決めましょう。
5.写真のサイズやデータ規格をチェックする
写真を選び終えたら、サイズとデータ規格が大学の募集要項と一致しているかを確認してください。
とくにWeb応募の場合、出願時に初めて間違いに気づくような事態に陥ると出願を完了できず、時間的な余裕がなくなってしまいます。
トラブルを回避するためにも、写真データがスマートフォンなどに正しくダウンロードできているか、容量やピクセル数が指定範囲内であるかを確実にチェックしてください。
大学受験写真を撮るなら写真スタジオがおすすめ

スピード写真機での撮影に不安を感じる方は、写真スタジオがおすすめです。
写真スタジオでは、インターネット出願に必須なデータでの受け取りはもちろん、サイズ変更や追加の焼き増しにも柔軟に対応しています。
また、服装やヘアメイクに自信のない方のためのアドバイスやレンタルサービスも充実しています。
さらに、プロのカメラマンによる姿勢や表情のサポートと、高い撮影技術、レタッチによる肌補正により、高品質な写真も約束されているでしょう。
受験準備で多忙な時期に、効率よく写真撮影を成功させるためにも、写真スタジオの活用をぜひ検討してみてください。
スピード写真機と写真スタジオは何が違う?
| 比較項目 | スピード写真機 | 写真スタジオ |
|---|---|---|
| 料金 | 1,000円〜2,000円程度 | 3,000円〜10,000円程 (オプション込み) |
| 背景 | 限定的 (白、青、グレーなど) |
豊富 (多様な色・グラデーションから選択可能) |
| レタッチ | 自動補正のみ (美肌補正など) |
自然で丁寧な修正 (ニキビ、髪の乱れなど) |
| 撮り直し回数 | 制限あり (通常1〜3回程度) |
制限なし (納得いくまで何度でも) |
| 焼き増し | データがあれば可能 (専用アプリなど) |
データ保存サービスで、いつでも何枚でも再プリント可能 |
スピード写真機と写真スタジオ、どちらで撮影した写真であっても本人確認の要件を満たしていれば問題ありません。
予算や受験校の提出規定、時間の制約などを総合的に判断し、最適な撮影方法を選択しましょう。
スピード写真機がおすすめな人
- 画質や写真写りよりもコスパ・タイパを重視したい人
- 身だしなみや表情のセルフチェック、写真機の操作に不安がない人
- 必要な写真の枚数が確定しており再撮影の心配がない人
写真スタジオがおすすめな人
- 写真のクオリティにこだわりたい人
- プロのサポートを受けたい人
- 必要な写真の枚数が確定しておらず追加や焼き増しの可能性がある人
大学受験写真をスマホを使ったアプリで写真撮影をお考えの方は以下の記事でメリットやデメリットを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
大学受験写真をアプリで撮影してもいい?セルフ撮影の注意点を解説
まとめ
今回は大学受験写真をスピード写真機で撮るメリットや注意点、写真スタジオとの違いを解説しました。
費用や時間を優先したい受験生にとってスピード写真機は心強い味方です。
この記事を参考に、ぜひ納得のいく1枚を手に入れ安心して受験本番に臨んでください。
記事のまとめ
- 大学の募集要項で禁止されていなければスピード写真機での撮影でも問題ない
- 撮り直しが複数回可能&データで受け取れる機種を選ぼう
- 写真の質を重視したいなら写真スタジオがおすすめ
都内の大学受験写真撮影におすすめのスタジオは以下の記事で詳しくご紹介しています。
大学受験・願書写真撮影の注意点と東京でおすすめの写真館10選

