「メガネ」をつけて大学受験写真を撮影するのはあり?注意点も解説
はじめに
大学受験の準備を進める中で、証明写真の撮影は意外と悩ましいポイントです。
特に日頃からメガネを使用している受験生にとって、
「証明写真でメガネをかけたまま撮影していいの?」
と、迷うことがあるでしょう。
結論から申し上げると、大学受験の証明写真でメガネを着用することは全く問題ありません。
むしろ、試験当日にメガネを使用する予定の方は、証明写真でもメガネを着用して撮影することが推奨されています。
本記事では、大学受験写真におけるメガネ着用のルールから、適切なメガネの選び方、撮影時の注意点まで、受験生の皆さんが知っておくべき情報を詳しく解説していきます。
受験日にメガネをかける人は大学受験写真でもメガネをかけよう!

試験当日にメガネを使用する受験生は、証明写真でもメガネを着用して撮影しましょう。
これは推奨事項ではなく、大学入試センターが明確に定めている公式ルールです。
大学入試センターが発行する「大学入学共通テスト受験案内」には、”試験時間中に眼鏡をかける者は、眼鏡をかけて撮影してください。”という記載があります。
共通テストでは、各科目の試験開始前に監督者が受験票の写真と受験生本人の顔を照合します。
このとき、写真と実際の姿でメガネの有無が異なっていると、確認作業に時間がかかってしまいます。
場合によっては、一時的にメガネを外すよう指示されることもあり、試験前の緊張している時間帯に余計なストレスを感じることになりかねません。
どの大学でも試験当日の本人確認は厳格に行われるため、普段の姿と証明写真の姿を一致させておくことが受験生にとって最善の選択となります。
メガネをかけずに大学受験写真を撮影してしまった場合はどうする?

もし、メガネなしで証明写真を撮影して提出してしまった場合でも、過度に心配する必要はありません。
基本的にはそのまま使用して問題なく、試験を受けることができます。
ただし、受験当日の本人確認の際には、監督者から一時的にメガネを外すよう指示される可能性があります。
大学入試センターの試験に関する資料では、”写真票と受験者の顔を照合する際、眼鏡等を一時的に外してもらうことがあります”と明記されています。
このような確認作業は数秒で済むものですが、試験前の貴重な時間に余計な手間がかかることになります。
重要なのは、写真と異なる姿で受験しても失格になることはないという点です。
あくまでも本人確認のための措置であり、合否に直接影響することはありませんので、安心して試験に臨んでください。
大学受験写真に適したメガネの特徴

大学受験写真の撮影では、どのようなメガネでも使用できるわけではありません。
本人確認をスムーズに行うため、適切なメガネを選ぶことが重要です。
適したメガネの特徴
- 無色透明のレンズ
- フレームが小さめ
重要なのは、レンズが無色透明であることです。
カラーレンズやサングラスは目元が隠れてしまい、本人確認の妨げになるため避けなければなりません。
次に、フレームのサイズも重要な要素です。
大きすぎるフレームは顔の特徴を隠してしまう可能性があるため、目元がはっきりと見える小さめのフレームが理想的です。
また、メガネの位置も確認が必要です。
撮影前には必ずメガネの位置を調整し、目元がしっかりと見える状態にしておきましょう。
メガネをかけて大学受験写真を撮影する際の注意点

メガネを着用して証明写真を撮影する際は、通常の撮影以上に気を配るべきポイントがあります。
以下の4つの注意点を押さえて、適切な証明写真を準備しましょう。
注意点1:照明がメガネに反射しないようにする
撮影時の課題は、照明やフラッシュの光がレンズに反射してしまうことです。
レンズに光が反射すると、写真では目の部分が白く光って見え、肝心の瞳が確認できなくなってしまいます。
これは本人確認に支障をきたすため、受験写真として不適格となる可能性があります。
対策
- 顔の角度を少し調整したり、照明の位置を変えたりすることが効果的です。
撮影後は必ず画像を確認し、レンズが白く光っていないかチェックしましょう。
もし反射が見られる場合は、角度を変えて撮り直しましょう。
注意点2:メガネが影にならないようにする
メガネのフレームが作る影も、証明写真の品質を低下させる要因となります。
フレームの影が顔に落ちる理由は、上からの照明が強すぎたり、照明の角度が適切でなかったりすることにあります。
特に太いフレームのメガネを使用している場合、頬や鼻の部分に濃い影ができやすくなります。
このような影があると、顔全体が暗い印象になり、表情が読み取りにくくなってしまいます。
対策
- 適切な照明は正面からの柔らかい光です。
影ができないよう、複数の方向から均等に光を当てることが理想的です。 - また、撮影環境の明るさも重要で、十分な光量を確保することで、自然で明るい表情の大学受験写真を撮ることができます。
注意点3:メガネのフレームがゆがまないようにする
写真上でメガネのフレームがゆがんで見えると、不自然な印象を与えてしまいます。
フレームがゆがんで見える原因は、実際にメガネが曲がっている場合と、撮影角度による光学的な歪みの場合があります。
カメラのレンズ特性や撮影距離によっては、本来まっすぐなフレームが湾曲して写ることがあるのです。
このような歪みがあると、顔全体のバランスが崩れて見え、証明写真として不適切な仕上がりになってしまいます。
対策
- 撮影時はカメラを顔の正面に水平に構え、適切な距離を保つことが重要です。
また、事前にメガネのフレームが実際に歪んでいないか確認し、必要であれば眼鏡店で調整してもらいましょう。
注意点4:メガネにホコリや指紋がついていないか確認する
レンズの汚れは、写真では予想以上に目立つため、撮影前の清掃が欠かせません。
レンズについた指紋やホコリは、高解像度の写真では非常にはっきりと写ってしまいます。
汚れたメガネは、だらしない印象や不潔な印象を与えかねず、せっかくの証明写真の品質を大きく損なってしまいます。
特に指紋は油分を含むため、光の反射で目立ちやすくなります。
対策
- 撮影する直前には専用のメガネクリーナーでレンズを丁寧に清掃しましょう。
メガネ拭きで表面を磨くだけでなく、必要に応じてクリーナー液を使用すると効果的です。
メガネをかけて大学受験写真を撮影するなら写真スタジオを利用しよう

メガネ着用での証明写真撮影は、プロの写真スタジオに依頼することで、多くの問題を回避できます。
写真スタジオのメリット
- プロの技術により、メガネの反射や影を防いでくれる
- 撮影後の自然なレタッチで細かい問題を修正してもらえる
- 共通テストのWEB出願に適したデータ形式で提供してもらえる
プロのカメラマンは、メガネ着用時の撮影における課題を熟知しています。
照明の角度や強さを細かく調整し、レンズの反射やフレームの影が出ないよう配慮しながら撮影してくれます。
また、被写体の姿勢や顔の角度についても的確なアドバイスをしてくれるため、ベストな状態で撮影に臨むことができます。
万が一、撮影後に微細な問題が見つかった場合でも、プロの技術による自然なレタッチで修正してもらえるのも大きな利点です。
さらに、最近では大学入試のWEB出願に対応したデータ形式での提供サービスも充実しており、出願手続きもスムーズに進められます。
費用はかかりますが、大切な受験写真だからこそ、プロに依頼する価値は十分にあるでしょう。
まとめ
大学受験の証明写真におけるメガネ着用は、試験当日にメガネを使用する受験生にとって必須事項です。
大学入試センターの公式ルールに従い、本人確認をスムーズに行うためにも、普段の姿と一致した写真を用意することが大切です。
適切なメガネの選択と撮影時の注意点を押さえることで、受験に相応しい証明写真を準備できます。
もし不安がある場合は、プロの写真スタジオを利用することで、安心して高品質な証明写真を入手できるでしょう。
記事のまとめ
- 試験当日にメガネを使用する場合は、証明写真でも必ずメガネを着用して撮影する
- 無色透明レンズで小さめのフレームのメガネが受験写真に適している
- 撮影時は反射、影、歪み、汚れの4つの注意点に気を付ける

