中学受験写真の服装は当日着るかも?注意点やおすすめ組み合わせ
はじめに
中学受験において、出願時に提出する「受験写真」は欠かせない書類のひとつです。
写真は受験生本人を確認するためのものですが、同時に学校側に与える第一印象を左右する要素でもあります。
しかし、いざ撮影しようとすると、
- 「普段着でいいのか?」
- 「制服がない場合はどうすればいいのか?」
といった疑問を抱く保護者の方も少なくありません。
また、受験写真の服装は当日と同じにすべきなのか、どんな点に注意すればよいのかと悩むケースも多いでしょう。
そこで本記事では、中学受験写真にふさわしい服装や注意点について、わかりやすく解説します。
中学受験写真の服装は当日と同じが無難

中学受験の写真にふさわしい服装で迷ったとき、一番安心できる選択肢は「受験当日に着る服装と同じもの」を用意することです。
なぜなら、受験写真は試験当日の本人確認にも使われるため、写真と当日の姿が大きく異なると、学校側が確認しづらくなる可能性があるからです。
たとえば、写真ではカジュアルな服装をしているのに、当日はシャツやブレザー姿で臨むと、同じ人物であっても雰囲気が変わって見えてしまいます。
逆に、写真と当日の服装が一致していれば、本人確認がスムーズに行われ、余計な不安を抱く必要がありません。
受験写真に迷ったら「当日と同じ服装で撮るのが無難」。これを意識するだけで、本人確認のしやすさはもちろん、見た目の印象や準備のしやすさまで含めて安心感が得られます。
中学受験写真の服装は普段着?制服?

中学受験写真の服装を考える際、多くのご家庭が迷うのが「普段着でよいのか、それとも制服が望ましいのか」という点です。
<制服がある場合>
学校指定の制服があるなら、制服での撮影が無難です。
シャツの襟をきちんと整え、ネクタイやリボンがある場合は正しく結ぶだけで、自然とフォーマルな印象になります。
<制服がない場合>
私服校や制服がない小学校に通っている場合は、セミフォーマルな服装を意識すると良いでしょう。
- ・男の子:シャツ+カーディガンやジャケット
- ・女の子:ブラウス+ベスト、またはカーディガンやジャケット
といったスタイルが基本です。
中学受験写真でNGな服装

受験写真の服装で大切なのは「清潔感」と「きちんと感」です。
反対に、次のような服装は写真全体の印象を損ねてしまう可能性があり、不適切といえます。
NG(1)カジュアルすぎる服装
中学受験写真ではセミフォーマルが基本です。
Tシャツ・パーカー・スウェットなどはカジュアル感が強く、正式な受験書類にはふさわしくありません。
普段着としては問題なくても、写真では「場に合わない服装」として浮いてしまいます。清潔感があっても、フォーマルな場には不向きなので避けましょう。
特にパーカーは注意が必要です。フードが顔の一部を隠したり、立ち上がったフードが背景に映り込んだりするため、受験写真には適しません。
NG(2)柄が目立つ服装
大きなロゴや派手なチェック柄などは、本人よりも服に目が行ってしまいがちです。
受験写真はあくまで本人の表情や雰囲気を伝えるものです。過度に目立つ柄は避け、無地や控えめなデザインを選びましょう。
NG(3)清潔感のない服装
- ・しわの寄った服
- ・ほこりや汚れのついた服、毛玉のあるニット
- ・襟の乱れや左右非対称
これらの服装はすぐに「だらしない」という印象につながります。撮影前には必ず確認し、アイロンがけやブラッシングで整えておきましょう。
特に襟元は乱れやすく、左右のバランスが崩れやすい部分です。
小学生は動き回ることが多いため、撮影直前にご家族が襟元を整えてあげると安心です。
NG(4)サイズが合っていない服装
成長期のお子さまはサイズ選びが難しいものです。
大きすぎる服はぶかぶかして頼りなく見え、小さすぎる服は窮屈で不自然な印象になります。
サイズが合わない服装は「やる気がない」「だらしない」といった評価につながりかねません。
ジャストサイズ、もしくは少し余裕を持たせたサイズ感を意識すると安心です。
NG(5)背景色と服装が同化している
写真スタジオでは白・水色・グレーといった背景が使われることが多いですが、その色と服装が同化すると輪郭がぼやけてしまいます。
たとえば、白いシャツに白背景ではメリハリがなくなってしまうでしょう。少し濃い色のジャケットを合わせるなど工夫すると解決できます。
背景とコントラストが出る色を選ぶことで、顔立ちや服装がより引き立ちます。
「男女別」中学受験写真におすすめの服装

受験写真の服装は「清潔感」「きちんと感」「シンプルさ」が基本です。
ただし、男女によって適したアイテムには多少の違いがあります。
ここでは、男の子・女の子別におすすめの服装を具体的に紹介します。
「男の子」の中学受験写真におすすめの服

中学受験写真では、清潔感と落ち着いた印象が何よりも大切です。
顔まわりをすっきり見せ、誠実さや真面目さが伝わる服装を選ぶことがポイントです。
男の子の場合は、フォーマル感のある落ち着いた服装を心がけると安心です。ここでは、トップスと上着のおすすめを具体的に解説します。
中学受験写真の男子におすすめの服装は以下の記事で詳しく紹介しています。服装に悩んでいる方はぜひこちらもご覧ください。
男子の中学受験写真の服装の選び方や撮影時の注意点を解説!
男子の中学受験写真におすすめのトップス
男の子の中学受験写真には、白のシャツまたはポロシャツがおすすめです。襟付きのデザインを選ぶと顔まわりがすっきりと見え、誠実な印象を与えられます。
柄物よりも無地を選ぶことで、表情がより引き立ちます。
男子の中学受験写真におすすめの上着
男子の中学受験写真におすすめの上着を紹介します。
おすすめの上着
- ブレザー
- ジャケット
- カーディガン
- ベスト
シャツやポロシャツの上にこれらを合わせると、落ち着いた印象を演出できます。
ブレザーやジャケットはフォーマルで端正な雰囲気を、カーディガンは柔らかく親しみやすい雰囲気を与えます。色は紺やグレーなど、顔や背景が引き立つ落ち着いたトーンを選ぶと良いでしょう。
「女の子」の中学受験写真におすすめの服

女の子の中学受験写真の場合も、第一に大切なのは清潔感ときちんと感です。シンプルで上品な服装を選ぶことで、可愛らしさと落ち着きの両方を写真で表現できます。
ここではトップスと上着のおすすめを紹介します。
中学受験写真の女子におすすめの服装は以下の記事で詳しく紹介しています。
女子が中学受験写真を撮る際の服装は?理想の組み合わせや注意点を解説
女子の中学受験写真におすすめのトップス
中学受験写真では、白のシャツやブラウスがおすすめです。
丸襟やフリルのないシンプルなデザインを選ぶと、清楚で落ち着いた印象になります。
柄物や大きなリボンのついたデザインは避け、控えめで自然な雰囲気を意識すると写真映えします。
女子の中学受験写真におすすめの上着
女子の中学受験写真におすすめの上着を紹介します。
おすすめの上着
- 薄手のセーターやカーディガン
- ベスト
- ジャケット
ブラウスやシャツにこれらを組み合わせると、上品で落ち着いた印象になります。
色は無地で、黒や濃紺などの落ち着いたトーンが望ましいでしょう。
カーディガンは柔らかさを演出でき、ジャケットはフォーマル感を重視したい場合に最適です。
男女ともに共通して大切なのは「顔が引き立つこと」と「清潔感を保てること」です。
この2点を意識して服を選ぶと、写真全体の印象がぐっと良くなります。
中学受験写真の服装はレンタルできる?

受験写真用の服装の準備方法に悩まれている方は、レンタルできるかが気になる方もいるでしょう。
しかし、スタジオで受験写真用の服装のレンタルを行っているケースは非常に限られています。
多くのスタジオでは撮影用の小物や背景は用意されていますが、服そのものの貸し出しは行っていません。
一方で、服のレンタルサービス(例:レンタルドレスClassy)を利用すれば、シャツやブラウス、ジャケットなどを一式借りることができます。
ただし、受験当日も同じ服を着ることを踏まえると、レンタルよりも購入しておく方が安心で使いやすいと言えるでしょう。
購入すればサイズの調整や襟元・袖丈の確認も自由に行え、撮影日や試験日も慌てずに準備できるため、安心して臨めます。
特に成長期のお子さまの場合は、少し余裕のあるサイズを選んでおくと長く活用できて便利です。
中学受験写真の服装まとめ
この記事では、中学受験写真の服装について解説しました。
記事のまとめ
- 受験当日と同じ服装で撮影するのが無難
- 制服がある場合は制服、ない場合はセミフォーマルが基本
- 男の子は「シャツ+ブレザーやベスト」がおすすめ
- 女の子は「ブラウス+カーディガンやジャケット」が安心
中学受験写真の服装選びでは、派手さや流行よりも「清潔感」と「誠実さ」を優先することが大切です。
また、受験写真の服装を当日と同じにすれば、試験日の本人確認もスムーズに行えます。
きちんと整えられた服装は、お子さまの第一印象をぐっと良くしてくれるでしょう。清潔で落ち着いた装いを選び、安心して受験準備を進めましょう。

