高校受験の証明写真に適した服装は?正しい制服・私服着こなしを解説
はじめに
高校受験の願書に必要な証明写真について、髪型や服装など気になる点が多くありますよね。
特に服装に関しては、
「高校受験の証明写真って何を着て撮影すればいいの?」
「中学校の制服がない場合はどうしたらいいの?」
「撮影のときは、服装のどんなところに気を付ければいい?」
などといった疑問や悩みを持っている方も多いと思います。
今回は、
- 高校受験の証明写真に適した服装や着こなし方
- 撮影時の服装に関する注意点
などを解説します。
私服で撮影する場合は、どんな服装がいいのか具体的に説明していますので、ぜひ一通りチェックしてみてくださいね。
高校受験の証明写真の服装は男女ともに制服がオススメ!
高校受験の証明写真では、中学校の制服がある場合は制服を着て撮影することをおすすめします。
本人確認という用途を考えると、証明写真は試験当日と同じ服を着て撮影するのがベストです。試験当日に中学校の制服を着るのであれば、証明写真も制服姿の方が、本人確認がスムーズに進むでしょう。
また、写真撮影も試験当日も制服と決めておけば、服装選びに貴重な時間を費やさずに済みます。
通っている中学校に制服がない、という方は、レギュラーカラーのシャツの上にブレザーを着るなど、なるべくフォーマルな装いで撮影すれば問題ありません。制服以外で撮影するときの注意点については、後ほど解説します。
高校受験写真の服装に関しては以下の記事に男女別で紹介しています。もっと詳しく知りたい!という方はぜひ参考にしてください。
高校受験写真におすすめの女子の服装と着こなしの注意点とは?
高校受験写真で失敗しないための男子の服装とは?撮影時の注意点も解説
冬の制服で高校受験写真を撮影する場合
多くの場合、高校受験の試験日は1月頃なので、証明写真も冬の制服で撮影したほうがいいでしょう。ここでは、冬服で証明写真を撮影する場合の着こなしポイントを、制服のタイプ別に解説します。
○ブレザー+ワイシャツやブラウス
制服がブレザーの場合、男女ともシャツのボタンは第一ボタンからすべて留めましょう。ネクタイやリボンを付ける場合は、その結び目で第一ボタンが隠れるように付けるのが正しい付け方です。また、ブレザーのボタンは写らないからと開けたままにせず、一番上のボタンを留めると襟元が綺麗になります。
○スクールニット+ワイシャツ・ブラウス
カーディガンやベストなどスクールニットを着る場合、ブレザーの下に着るのではなく、上着としてシャツの上に着た方が良いでしょう。学校指定のものであっても、ブレザーと一緒にカーディガンなどを着るのはマナー違反と考える方もいます。
○学ラン+ワイシャツ
学ランの場合は、まず襟にカラーが付いているか確認しましょう。
着る時は、ワイシャツと学ランのボタンをすべて留め、さらにホックも留めましょう。ホックまできちんと留めることで、襟元が左右対称に近くなり見た目が良くなります。また、ボタンのデザインに向きがある場合は、すべてのボタンの向きをまっすぐにしておくと、より清潔感がアップします。
○セーラー服
セーラー服の場合は、スカーフ(三角タイ)が綺麗に結べていると清潔感があり好印象です。スカーフの結び方については、ネットで検索してみると動画が見つかるので、それを参考にしてみましょう。結ぶ前にきちんと折るのが、綺麗に結ぶコツです。
夏の制服で高校受験写真を撮影する場合
撮影日が夏の暑い時期になるなど、夏服で撮影する場合は、ワイシャツやポロシャツ、ブラウスは半袖でも問題はありません。ボタンは冬服の時と同じように第一ボタンからしっかり留めましょう。
ただし、一般的に高校受験用の証明写真は、願書提出日より3か月以内に撮影したものを使うなど、撮影期間が指定されています。指定期間によっては、夏服で撮影すること自体が不自然になってしまうこともあるため注意しましょう。
制服以外で高校受験写真を撮影する場合
制服がない場合、証明写真は私服で撮影することになります。私服と言ってもパーカーやTシャツ、スウェットなどカジュアルな装いで撮影するのは、不真面目な印象を与えかねないので控えましょう。
高校受験では、制服で写真撮影や試験に臨む受験生が多いので、私服の場合でもブレザーなど、制服に近い服装がおすすめです。できれば、試験当日にも着ていけるものを選ぶと良いでしょう。
私服で揃える高校受験の証明写真におすすめの服装
ここからは、高校受験写真の撮影にふさわしい服装について解説していきます。おすすめの色合いや着こなし方などについても合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブレザー
上着は、制服として採用例が多いブレザーをおすすめします。柄は無地のもので、色はブラックやネイビー、グレーなど制服に近い落ち着いた色が無難です。
引用元:EASTBOYのECページ
この商品は、女子中学生に人気のある「EASTBOY」というブランドのものです。
高校受験写真の撮影なら、このような定番で正統派のデザインのものが良いでしょう。
ワイシャツ
インナーとしては、白で無地のワイシャツや襟付きシャツ、ブラウスがおすすめです。真面目で清潔感のある印象になりますし、落ち着いた色の上着と合わせやすいため、高校受験写真の撮影にはピッタリと言えるでしょう。
襟はレギュラーカラーが無難です。女子の場合はスキッパーカラーやラウンドカラーも選択肢に入りますが、スキッパーカラーの場合は襟を上着の外に出すのが正しい着方であることに注意してくださいね。
引用元:ユニクロのECページ
シャツは一般的な衣料品店で購入できるもので問題ありません。例えばユニクロなら、豊富な種類のシャツを手ごろな価格で、オンラインでも購入できるので便利です。
ポロシャツ
私服で高校受験写真を撮影する場合、インナーはポロシャツでも良いでしょう。襟やボタンが付いているのできちんと感があり、白で無地のものならワイシャツなどの代わりに着ても違和感がありません。
引用元:ユニクロのECページ
ポロシャツに関してもワイシャツ同様、ユニクロなどの一般的な衣料品店で購入できるもので良いでしょう。
カーディガン
ブレザー以外の上着では、カーディガンもおすすめです。色はブレザー同様、ブラックやネイビー、グレーなど落ち着いた色で、柄は無地のものを選びましょう。
スクールカーディガンやVネックのカーディガンなら、よりきちんとした印象を与えられますよ。
引用元:カンコー学生服のECページ
上記のアイテムは、大手学生服メーカー「カンコー学生服」が展開するブランド「KANKO Harajuku Select」のカーディガンです。ベーシックなデザインと家庭で洗濯できる機能性が魅力で、高校受験写真の撮影だけでなく、試験当日に着ていく服装としても適していると言えるのではないでしょうか。
ベスト
カーディガンだけでなく、ベストも高校証明写真の撮影衣装として使えます。シャツだけで撮影するより、ベストなどを着て撮影した方が背景と同化しにくく、ハッキリとした印象の写真になりますよ。
ベストの色や柄はブレザーやカーディガンと同じく、色はブラックやネイビーなど落ち着いた色、柄は無地のものが無難です。
引用元:カンコー学生服のECページ
ベストもカーディガンと同様に、Vネックのものが良いでしょう。カンコー学生服のものであれば、焦茶のベストもあります。落ち着いた大人っぽい印象となりますよ。
高校受験の写真における服装で押さえておくべきポイント
ここからは、高校受験写真の撮影で服装に関して知っておきたいポイントを解説します。
より印象の良い証明写真を撮影するために、以下の3点も忘れずにチェックしてくださいね。
校章を外して撮影する
制服を着て高校受験用の証明写真を撮影する場合、校章は外しておいた方が良いでしょう。
なぜかと言うと、願書に添付した証明写真が、入学後の学生証や高校の資料に使われるケースがあるためです。高校の学生証や資料の写真に中学校の校章が写り込んでいるのを、少し変に感じる方もいるかもしれません。
襟やしわは写真でも目立つので注意する
高校受験写真の撮影前日には、撮影用の服にアイロンをかけておきましょう。
実際に撮影してみると分かるのですが、服のシワやヨレは案外目立ちます。シワの寄っている服は清潔感に欠け、だらしない印象になってしまうので高校側にマイナスのイメージを与えかねません。
特に襟の部分はシワが目立つので、念入りにアイロンがけしておくと良いでしょう。
下半身は映らないので気にする必要はない
証明写真の撮影では、基本的に下半身は写りません。そのため、ボトムスや靴下、靴の見た目はあまり気にせず、普段のものでも大丈夫です。
写真館やフォトスタジオで撮影する場合は、スタジオまで普段着で来て、撮影前に上半身だけ着替えるということもできます。その場合は、スタジオに着替えスペースがあるか事前に確認しておきましょう。
高校受験の写真の服装のまとめ
今回は、高校受験写真の服装の選び方や、撮影時の服装に関する注意点について解説しました。
高校受験写真の撮影では、中学校の制服を着るのがおすすめです。制服がない場合も、なるべく制服に近いフォーマルめの装いを意識し、ブレザーやワイシャツなどを用意しておくことをおすすめします。
高校受験写真はたかが証明写真とないがしろにせず、きちんとした清潔感のある服装で撮影に臨みましょう!