知らなきゃ損!パスポート写真で耳が髪で隠れていても問題ないかを解説
はじめに
パスポート申請・更新時、必要となるのは“顔写真”。
そんなパスポート写真は厳しい規定があり、規格外の写真は撮り直しや再提出になることをご存知でしょうか?外務省が定めたパスポート写真の規定は様々にあります。
その中でも意外と気になるのが、「髪の毛で耳が隠れているのはダメなのか?目にかかる前髪はNGなのか?」といった髪の毛に関する規定です。
実際には他にも、「眼鏡やコンタクトレンズ、髪型や髪色にも規定があるのか・・・」など、わからないことも多いかもしれません。
この記事では耳や目など顔のパーツに関する注意事項をはじめ、パスポート写真のサイズや背景などの規格をあらためて確認していきます。
不安に思っている方はまず疑問をクリアにし、時間に余裕を持って写真を用意しましょう。
パスポート写真は耳だけでなく顔のパーツが隠れるのはダメ
結論、パスポート写真で耳が隠れた写真は認められません。NGです。
パスポート写真は機械による照合で目、鼻、口の位置が重視されるため、サングラスや色付き眼鏡(医療上必要とされない限り)、マスクなどで目鼻口が隠れているものももちろんNGです。
また、髪の毛で「輪郭」が隠れている、長い前髪が目(黒目)にかぶっているものは不適切となり撮り直しとなります。
「耳」については特に規定はされていないようですが、髪が耳を覆った状態では、サイドの髪が頬や首にかかり、結果的に輪郭を隠してしまうことになりがちです。
耳にかぶる髪の毛は後ろに置く、耳にかける、または一つにまとめて後れ毛などはピンで留め、顔周りにかからない状態で撮影するのが、撮り直しを避ける適切な方法と言えるでしょう。
パスポート写真で耳以外に知っておくべきルール
目や耳など、顔のパーツに関する規定以外にも、パスポート写真には細かい規格が指定されています。
写真は提出日の6ヶ月以内に撮影されたもので、無帽が条件です。
幅の広いヘアバンドで頭髪の一部が隠れていてもNGです。
(宗教上、医療上の理由で顔の輪郭がわかる範囲で布や帽子で髪を覆うことが認められている場合は除きます。)
写真の撮影前にはルールを確認し、撮り直しにならないようチェックをしておきましょう。
ルール1:サイズの規定
写真のサイズは縦45ミリメートル、横35ミリメートル、ふちなしで規定されています。
カラー、モノクロはどちらでも構いません。
スピード写真などではパスポートサイズを指定すればこれにあったサイズでプリントされます。
ルール2:適切な構図
顔の縦の長さが写真の縦サイズの70~80%、34±2ミリメートルで、顔は写真の中央に位置し、正面を向いていなければなりません。
また左右どちらかに傾いていてもダメです。
頭髪のボリュームが縦に大きい場合は、「両目の中心から頭頂までの距離」と「両目の中心から顎までの距離」が等しいとみなし、トリミングするようにしてください。
(この条件にあっていれば毛髪の一部は切れても良い)
ただし、乳幼児の場合は丸顔のため顔の長さを最小の32ミリメートルにして、横幅に顔が収まらない場合は、耳を含めた顔全体を写真に収める必要があります。
この場合は、顔の縦の長さが32ミリメートルに満たなくてもOKとされています。
ルール3:背景についてのルール
パスポート写真の背景は以下のことが定められています。
- ■背景は無地で白または淡い色であること。黒や濃い色はNG
- ■背景と人物の境界が明瞭なこと(顔または髪色とのコントラストが明瞭)
- ■模様やグラデーションのないもの
- ■椅子の背など人物以外の物が背景に入っていないこと
とりあえず無地・白の背景にしておけば問題ありません。
ルール4:影が写ってはダメ
照明の具合で顔に影がかかっているものはNGとなります。
また、首に影がある場合もNGです。
背景に人物の影が写っているものも不適切で再提出となります。
照明写真機の場合、撮影状況によっては顔に影が出てしまうことがあります。
写真機を利用する場合はカーテンをしっかり閉めるなど、説明や注意事項をよく読み撮影するようにしましょう。
ルール5:見た目を変えない
パスポート写真の目的は本人確認をするためです。そのため、メイクやピアス、また画像修正加工等によって本人と見た目が異なる容貌となった写真はパスポート写真として認められていません。
例えば以下のようなものはNGとなります。
- カラーコンタクトをして目の色を変えている
- フラッシュなどで赤目になっているもの
- 平常の容姿と大きく異なる髪型や髪色のウイッグをつけている
- 目を大きくしたり顔のパーツを変形したもの
- 写真の縦横比を変えたり、変形やマスキングなど画像処理を施したもの
また、口を開けて歯が見えている、口角を上げたり目を細めた笑顔は、平常の顔と大きく異なるとみなされるため注意が必要です。
その他、NGになる例が外務省のページに掲載されていますので確認しておきましょう。
パスポート写真の撮り直しが不安なら写真スタジオで撮ろう
パスポート写真のNG例を紹介してきましたが、サイズ、髪の毛、背景や表情まで、厳しくルールがあり、「このくらいなら大丈夫」と思っていても、撮り直しの対象となることもあります。
撮り直しで再提出となるとパスポートを受け取る日程も延びてしまいます。
出発前ギリギリ、もしくは間に合わないという事態は避けたいですね。
人から見られることもなく、気軽に撮影できる、という理由からスピード写真を選ぶ方も多いかもしれません。
しかし、顔の角度や髪の毛が顔にかかっていないかなど、全て自分でチェックする必要がある上、もし出来上がりに不満で撮り直せば料金も倍かかります。
その点、写真スタジオでプロによる撮影ならサイズや背景、画質はもちろん、影が写りこむ心配もありません。
また眼鏡に照明が反射したりレンズに写りこむこともありますが、写真スタジオでは顔の角度、照明を調整することでこれを防いでくれます。
客観的な目線で髪の毛や身だしなみまでチェックしてもらえる上、プロによるアドバイスで少しリラックスした表情で写ることも可能です。
撮り直しや再提出が不安な方、クオリティが高く納得のいくパスポート写真を、と思うなら、フォトスタジオでの撮影が断然おすすめです。
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パスポート写真の耳についてまとめ
今回はパスポート申請時の写真に関する規定、耳や目など顔のパーツの注意事項についてあらためて確認してみました。
パスポートは国際的に認められる公的な身分証明です。
出入国時や渡航先でのトラブルを避けるためにも、しっかりと規定に沿った写真を用意しておくことが大切ですね。
またプリントした写真に変色や傷・汚れがないことを確認した上で提出しましょう。
20歳以上の方の場合、有効期限は5年または10年を選ぶことができます。
最新のルールを正しく認識し、撮り直しすることなく、10年先まで安心で納得なパスポートの写真が撮れますように。