高校受験写真を自分で撮影する方法!おすすめスマホアプリや注意点とは
はじめに
忙しい受験生にとって、証明写真の撮影は「なるべく手間をかけずに安く済ませたい」と思います。そこで、「自宅でスマホ撮影」を検討されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、
「そもそもスマホで撮影した写真を高校受験で使っても良いのかな?」
と疑問に思われる方も多くいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- 高校受験・願書写真をスマホで撮影する方法
- スマホで高校受験・願書写真を撮影する際の注意点
の2つを中心に解説していきます。
高校受験写真の撮影や加工におすすめのアプリについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分でスマホ撮影した証明写真は高校受験で使用できる?
スマホを使って自分で撮影した写真であっても、受験する高校の規定に沿っていれば高校受験写真として使用することが可能です。しかし、おすすめはできません。
高校受験写真は、受験当日の本人確認として使用されます。そのため、顔がはっきりと見えていない状態の証明写真はふさわしくありません。
スマホで撮影した場合、このような”不十分な写真”となってしまう確率が非常に高いです。
そのため、高校によってはスマホで撮影した証明写真の使用自体を禁止している場合もあります。
高校受験写真をスマホで撮影しようと考えている方は、志望校の募集要項をあらかじめしっかりと確認しておくようにしましょう。
高校受験・願書写真をスマホで撮影する方法
スマホで高校受験写真を撮影することはおすすめできませんが、中には「高校側はOKだったし、スマホで撮影したい」という方もいると思います。
そこで、以下では高校受験写真をスマホで撮影する具体的な方法について、解説していきます。
撮影準備から撮影、印刷に至るまで重要なポイントを説明するので、スマホで高校受験写真を撮影する際にはぜひ参考にしてください。
(1)願書写真の規定に合う自宅の撮影スポットを探す
まず、高校受験写真の規定に合う撮影スポットを自宅内で探す必要があります。
自宅で高校受験写真を撮る際には、特に背景の規定に注意しなければなりません。一般的に、高校受験写真の背景に関しては「無地・無背景」という規定があり、「柄のない単色の背景で、他の人・もの・影などが何も写り込まないこと」を意味します。カーテンや柄のある壁の前で撮影するのもNGとなるため注意しましょう。
こうした規定に合う撮影スポットを自宅内で確保することは意外にも難しい作業です。万が一、規定に合う撮影スポットが見つからない場合には、白の模造紙や布を壁に貼り、その前で撮影するのがおすすめです。
(2)ライティングや画角などを調整する
続いて、ライティングや画角などを調整しましょう。
ライティングが不十分であると、顔が暗く写ったり、影ができたりしてしまいます。そのため、顔に十分に光が当たるようなライティングの調節を行いましょう。
- ・天井の照明ができる限り真上もしくは正面斜め上にくるように調節する
- ・明るさを増すためにレフ板を使(A3サイズのコピー用紙でもOK)
このような工夫をするとで、明るい仕上がりとなります。
画角は少し顔を上げて斜め上から撮ると、天井灯が正面から当たって顔に影ができにくくなるためおすすめです。
(3)スマホで撮影する
背景とライティング・画角の調整が行えたら、いよいよスマホで撮影しましょう。
スマホで高校受験写真を撮影する場合は、標準のカメラではなく「証明写真撮影用のアプリ」を利用するのがおすすめです。
その中でも背景の変更ができるアプリを使うことで、背景にこだわらずに撮影することが可能となります。
以下では、高校受験写真撮影用のおすすめアプリを2つ紹介します。
おすすめ撮影用アプリ1:AI 証明写真
「AI証明写真」は高校受験写真など幅広いジャンルの証明写真を時間や場所を問わず手軽に撮影できるアプリです。
「AI証明写真」の最大の魅力は、「背景除去機能」であり、簡単な操作で高校受験写真に適した背景に編集することができます。
自宅内で高校受験写真に適した撮影場所を確保することは難しいですが、このアプリを使えば背景を気にすることなく撮影が可能です。
編集した高校受験写真データの保存には課金が必要ですが、一度保存すればコンビニや写真専門店で何回でも印刷することができます。
おすすめ撮影用アプリ2:証明写真アプリ
「証明写真アプリ」はスマホで撮影した写真を使って簡単な操作で高校受験写真を作成することのできるスマホアプリです。
このアプリには背景の変更やサイズ調整の機能が備わっているため、自分で簡単に高校受験写真を作成することができます。また、明るさやコントラストをかなり細かく調整できるのも嬉しいポイントです。
作成した証明写真データの保存は無料で、コンビニでのプリント代のみで済むため、非常に手軽に高校受験写真を作成することができます。
【Google Play】証明写真アプリのインストールページ
(4)スマホやPCの写真加工アプリでサイズ調整を行う
スマホで写真を撮影した後は、受験する高校の写真サイズの規定を確認した上で、スマホやPCの写真加工アプリでサイズ調整を行いましょう。
アプリの中には目や顔の大きさを変える加工ができるものもありますが、加工はしないことが望ましいです。なぜなら、スマホのアプリで行う加工は、操作が簡単であるからこそ細かい調整が難しく、本人の印象を大きく変えてしまう過度な加工となりうるためです。
本人確認をスムーズに行うためにも、スマホアプリを使用した加工は避けましょう。
高校受験写真の加工についての注意点などは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
高校受験写真を加工するメリットやNGの加工を詳しく解説!
願書写真の写真加工におすすめのスマホアプリ
高校受験・願書写真の加工におすすめのスマホアプリは、「かんたん 証明写真」です。100円の有料アプリです。こちらは、AppStoreのみのアプリとなっています。
スマホで撮影した写真をガイド線に合わせて配置し、切り取ったり、顔の位置を細かく調整することができます。
また、印刷用のシートには異なるサイズの証明写真を自由に配置できるため、異なるサイズの願書写真が複数必要な場合でも便利です。
願書写真の写真加工におすすめのPCソフト
引用元:ニコニコソフトのHP
高校受験・願書写真の加工におすすめのPCソフトは、「証明写真をつくろう!」です。
このソフトを使えば、スマホで撮影した写真をシンプルな操作で規定に合わせた高校受験写真に仕上げることができます。
「証明写真をつくろう!」は基本的に無料で利用することができ、コンビニでの印刷用の証明写真データであれば無料で作成できます。自宅のプリンターで印刷する場合には、有料の印刷機能を追加しなければならないため、注意してください。
(5)自宅やコンビニで写真を印刷する
スマホアプリやPCソフトを使って高校受験写真データを作成した後は、自宅のプリンターやコンビニで写真を印刷します。この時、スマホアプリやPCソフトで、
- ・高校受験写真1枚
- ・高校受験写真を複数配置した印刷用のシート
のどちらを作成したかによって印刷方法が異なります。
スマホアプリ等を使って1枚の高校受験写真を作成した場合、「ピクチャン」や「こんぷりん」などのサービスを利用し、コンビニのコピー機で証明写真シートを印刷しましょう。
一方、スマホアプリ等でL版用紙に高校受験写真を複数配置した「シート」のデータを作成した場合、自宅のプリンターやコンビニのコピー機を使用して印刷することができます。この時、「L版サイズの写真用紙」を選択することを忘れないようにしましょう。
スマホで高校受験・願書写真を撮影する際の注意点
ここまで、スマホで高校受験・願書写真を撮影する具体的な方法について解説してきました。
スマホで高校受験・願書写真を撮影する際には、注意点が多数あります。
その中でも、
- ・高校受験写真を綺麗に撮る
- ・高校受験写真を規定に合わせて撮る
という2つの観点から注意すべきポイントを解説していきます。
注意点1:顔や背景に影が入らないように自然光の入る午前中に撮影
スマホで高校受験・願書写真を撮影する際の注意点の1つ目は、「自然光の入る午前中に撮影すること」です。
室内光だけで撮影しようとすると、どうしても光の量が不十分で、顔に影が入りやすくなってしまいます。そのため、自然光が入る午前中に撮影を行い、顔に光が当たるように工夫しましょう。
明るい環境で撮影することで、顔も明るく好印象に写すことができますよ。
注意点2:過度な写真加工を行わないようにする
スマホで高校受験・願書写真を撮影する際の注意点の2つ目は、「過度な写真加工を行わないようにすること」です。高校受験写真に過度な加工を施すと、本人の印象とかけ離れてしまい、本人確認に支障が出ます。
具体的には、
- ・顔のパーツや輪郭の形・大きさを変える
- ・肌の色を極端に変える
などの加工は本人の印象を大きく変えてしまうため、過度な加工となりNGです。
一方で、
- ・髪型や服装の乱れを目立たなくする
- ・ニキビなどの肌トラブルを隠す
などの加工は自然な範囲で清潔感を増すことができるため、許容範囲であると言えます。ただし、スマホアプリを使った加工は自分が思うよりも過度な加工となってしまうことがあるため、避けるのが無難です。
スマホで撮影した証明写真データをアップロードすることは可能?
近年急速に普及しているインターネット出願に必要な写真データは、スマホで撮影したものでも利用可能ですが、厳しい条件があります。
インターネット出願の際にアップロードする高校受験写真データには様々な規定があり、特に、
- ・ファイル形式
- ・画素数(ピクセル)
- ・データサイズ(MB)
などが規定内でないと、アップロードすることができません。この時、規定に合うように写真データをトリミングする必要がありますが、この作業を素人が行うのは難しく、手間がかかってしまいます。
スマホで写真加工するのが不安なら写真スタジオでプロにお任せしよう!
ここまで、スマホを使った高校受験写真の撮り方や注意点を説明してきた中で、スマホでの撮影を不安に感じた場合は「写真スタジオ」の利用をおすすめします!
写真スタジオで撮影した場合、
- ・ライティングや画角の調整
- ・身だしなみの確認
- ・プリント写真やデータのトリミング
- ・撮影した写真のレタッチや修正
など、スマホではできなかったり手間がかかってしまうことを全てプロのカメラマンにお任せすることが可能です。
高校受験を控えたご家族の皆さんは、忙しくて証明写真にまで手が回らないこともあると思います。スマホ撮影よりも料金は高くなりますが、全てを一貫してお任せできてしまう写真スタジオの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
本記事では、
- 高校受験・願書写真をスマホで撮影する方法
- スマホで高校受験・願書写真を撮影する際の注意点
の2つを中心に解説してきました。
スマホのアプリを使うと高校受験写真をとても簡単に撮影できますが、綺麗な写真を撮るのはかなり難しいと言えます。それでも本記事を参考にしながら、高校受験写真をより綺麗に撮影できるようチャレンジしてみてください。
もしスマホでの撮影に不安があれば、ぜひ写真スタジオでプロに撮影をお願いし、高品質な高校受験写真を手に入れましょう!