高校受験で適切な証明写真の枚数や注意点を詳しく解説

はじめに

高校受験で提出する願書には、証明写真を貼り付ける必要があります。
証明写真の撮影には、ある程度の費用や時間がかかるので、できれば一度の撮影で必要な枚数を揃えたいところですよね。

しかし、

など、不安になる方もいるかと思います。

今回は、高校受験用の証明写真は何枚用意しておけばいいのか、そして万一写真が足りなくなった時にはどのように対処すればいいのかを解説します。
これから高校受験に臨む方は、願書の提出直前に写真が足りなくなって慌てることのないよう、ぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。

高校受験写真は枚数に余裕をもって用意しておくのがおすすめ

願書に貼り付ける証明写真の枚数は、受験する高校によって違います。1通の願書に2枚必要なケースや、願書のほかに受験票にも貼り付けるケースがあるため、証明写真は受験する高校1校につき2〜3枚必要になると考えておいた方がいいでしょう。

また、ギリギリ必要な枚数だけ準備していた場合、願書に貼り付ける時に汚れてしまったり、失くしてしまったりといったトラブルが起きて枚数が足りなくなってしまうことも考えられます。

そのため、証明写真は「受験する高校の数×2枚」を基準の枚数とし、さらに2〜3枚ほど余分に用意しておくことをおすすめします。

受験校の出願方法が紙orインターネットかをあらかじめ確認しておこう

近年では高校受験の出願もオンライン化が進んでおり、「ミライコンパス」などのインターネット出願システムを利用している高校が増えてきています。

ネットで出願する場合、証明写真のデータが必要になる代わりに写真プリントは不要になります。そのため、受験校ごとに出願方法が郵送なのかネットなのかを確認し、受験校の中にインターネット出願に対応した高校がある場合は、証明写真は「紙の願書で出願する高校の数×2枚」を基準の枚数として準備しましょう。

高校受験の証明写真が足りなくなった場合はどうする？

必要な写真の枚数をしっかり把握したつもりでも、受け取れるプリント写真が少ないプランで撮影してしまったり、プリント写真を汚したり失くしたりするなど、うっかりミスが起こらないとは限りません。
万一証明写真が足りなくなった場合は、どのように補充すればいいのでしょうか。
以下ではその対処法について解説していきます。

(1)焼き増しを行う

焼き増しとは、オリジナルのフィルムや写真データから、写真を追加でプリントすることです。

写真館やフォトスタジオなどで証明写真を撮影した場合、プリント写真と一緒に焼き増し用の写真データを渡されることがあります。この焼き増し用データがあれば、撮影した写真館や、コンビニ、写真店などに持っていくことで、証明写真を焼き増しして補充できます。

また、証明写真を撮影した写真館側が、期限を決めて焼き増し用データを保管していることもあります。この場合は、その写真館で焼き増しを注文することが可能です。

(2)撮り直しをする

証明写真をスピード写真機で撮影した場合や、写真館のスピード写真コースなどで撮影した場合は、焼き増し用データは受け取れず、データの保管もされません。このケースでは、プリント写真が足りなくなったら撮り直しが必要です。

撮り直しする場合は、またプリント写真が足りなくなった時の事を考え、焼き増し用データを受け取れる写真館などで撮影してもらうことをおすすめします。

なお、出願に証明写真が2枚以上必要な場合、撮り直し前と撮り直し後の写真が混ざらないように気を付けましょう。同じ高校に提出する写真はすべて同じ写真で揃えないと、書類の不備となり願書が送り返されてしまうことがあります。

プリント写真をスキャンして使いまわすのはNG

焼き増し用データがない場合、プリント写真をスキャンしてデータを作り、それで焼き増しする方法もありますが、あまりおすすめはできません。

スキャナーの性能などにも左右されますが、写真をスキャンすると、どうしても色調が変わったり、画質が荒くなったりしてしまいます。その場合、証明写真のメインの用途である本人確認が円滑に進まないこともあります。
個人が特定しづらい写真は証明写真として使用できないため、焼き増しする場合は撮影した写真館などから受け取ったオリジナルのデータなど、鮮明な画像のデータを使いましょう。

高校受験写真の枚数が足りなくなっても写真館だったら安心

高校受験用の証明写真を撮影するにはスピード写真機などを使う方法もありますが、おすすめしたいのが写真館やフォトスタジオなどでの撮影です。

先に説明した通り、多くの写真館では焼き増し用の写真データを渡してくれたり、焼き増し用データを保管してくれたりするため、焼き増しが簡単にできます。また、焼き増しの際に写真サイズの変更に応じてくれるスタジオも多く、出願校の中に特殊なサイズの写真が必要な高校がある場合にも、撮り直しの必要がないのでとても便利です。

それだけではなく、

• ・インターネット出願用に加工したデータのお渡し
• ・ニキビや目のクマなどをレタッチ（パソコンによる修整）してくれる

といったスタジオもあります。
撮影前の身だしなみチェックや、撮影中の姿勢やライトの微調整も撮影に慣れたカメラマンがしてくれるので、スムーズに高校受験写真を撮影したい方は、写真館やフォトスタジオで撮影してみてはいかがでしょうか。

まとめ

高校受験用の証明写真は、汚したり失くしたりといったトラブルで足りなくなることもあります。写真プリントは「受験する高校の数×2枚」用意し、さらに予備として2〜3枚追加しておくと安心です。ただし、インターネット出願の場合、プリント写真は必要ないので、その分は割り引いて用意しましょう。
また、プリント写真が足りなくなった場合にすぐ焼き増しできるよう、証明写真の撮影は焼き増し用の写真データを渡してくれる写真館やフォトスタジオでの撮影をおすすめします。