男子の「大学受験写真」はどこで撮る？目的から服装まで徹底解説

はじめに

大学受験は準備が大切です！
出題科目の内容を勉強することはもちろんですが、出願書類を忘れずに揃えて提出することも重要です。

その出願書類の中で特に準備不足になりがちなのが「証明写真」です。

• 「証明写真は顔が写っていればいいだろう」
• 「しっかりとした証明写真を用意したほうがいいのかな」

など、その準備のために悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では大学受験で出願に使う証明写真「大学受験写真」を徹底解説いたします。
大学受験写真の目的や撮影時期など、大学受験写真の準備で知っておくべきことを解説しているのでぜひ参考にしてください。

そもそも大学受験写真とは？

大学受験写真は、

• ・共通テスト
• ・国立大学入試
• ・私立大学入試

に出願する場合に入学願書に添付する証明写真です。

ただの証明写真ではなく、「選考のための書類」として準備しましょう。
以下では、大学受験写真の目的を2つ解説します。

大学受験写真の目的1：本人確認

本人確認は、大学受験写真の主となる目的です。

• ・受験当日の本人確認
• ・推薦入試の面接時の本人確認

などで主に活用されます。

本人確認の証明写真として適格であるためには、顔がきちんと見えること、特に目と顔まわりの輪郭がしっかりと見えることが大切です。

また、本人確認という目的を満たすために、大学受験写真は撮影時と使用時で見た目の印象を合わせる必要があります。

具体的には

• ・撮影時と当日で髪型・髪色が大きく違う
• ・高校2年生の時の写真を使っていて見た目が変わっている

などの原因で、本人確認時のトラブルになる恐れがあります。

本人確認は大学受験写真の重要な目的であり、本人確認がきちんと達成されるような証明写真を撮影しましょう。

大学受験写真の目的2：入学後の学生証写真

大学受験写真は入学後の学生証写真としても使われます。

受験時に提出した証明写真は合格した場合には学生証に顔写真として載せられます。
その写真は基本的には変えることができず、4年間同じ写真が使われることになります。

• ・学割サービスを使うとき
• ・年齢確認をされるとき
• ・大学の定期試験を受けるとき

上記のように大学の学生証は意外と高い頻度で使われるため、適当な写真を撮ってしまうと4年間微妙な顔写真を見続けることになります。

入学後に顔写真として使われることも見据えて、品質にこだわった大学受験写真を撮影するのがおすすめです。

男子の大学受験写真では何を着るのがおすすめ？

男子の大学受験写真では服装選びも重要です。

服装は証明写真の印象に大きな影響を与えます。
特に推薦型の試験を利用しようと考えている方は、証明写真が書類選考時の見た目の第一印象を決めるため重要です。

以下では、男子の大学受験写真におすすめな服装を詳しく解説します。

大学受験の男子の服装に関してもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
<男子編>大学受験写真におすすめの服装や着こなしの注意点を解説！

おすすめの服装：スーツ

スーツは、男子の大学受験証明写真におすすめの服装です。

「高校生なのにスーツ？」と疑問を持たれる方もいるかと思いますが、大学生になった場合に代表的なフォーマルファッションはスーツです。
このため、学生服がジャケットスタイルの方はもちろん、学ランを使用している方にもおすすめです。

スーツでの大学受験写真には以下のアイテムが必要です。

• ・ワイシャツ
• ・ジャケット
• ・ネクタイ

上記のアイテムを揃えることができれば高校生でもスーツでの大学受験写真が撮影できます。
アイテムを用意する方法としては、親御さんから借りる以外にも写真スタジオでの貸し出しサービスを使うことも可能です。

おすすめの服装：学生服

学生服でも、大学受験写真を撮影することができます。

現役の受験生であれば誰でもすぐに用意できる点が、学生服での受験写真のメリットです。
フォーマルさもあり、普段から着用しているためメンテナンスが行き届いている点もおすすめ理由の一つです。

ただし、学生服の写真が学生証になることに抵抗感を感じる方もいるかもしれません。
大学の学生証なのに高校生の姿の自分が写っているのがおかしいと感じる方は、別の服装で大学受験写真を撮影するのがおすすめです。

私服で大学受験写真を撮影しても大丈夫？

結論から言うと、私服で大学受験写真を撮影しても大丈夫です。

私服で撮影する場合には、個性が表現できる服装ではなく、落ち着いた雰囲気の服装がおすすめです。
大学受験写真の目的は主に本人確認であり、顔の印象を邪魔しないような服装を選ぶことが大切です。

具体的には以下のような服装アイテムがおすすめです。

• ・ポロシャツ
• ・カーディガン
• ・セーター

大学受験写真でおすすめできない服装

私服で大学受験写真を撮る場合には、真面目な印象を損ねる服装を避けましょう。

上記のような服装は公的な証明写真に適しておらず、カジュアルな印象を強めてしまいます。

特に総合型選抜など、面接官から印象も含めて評価される入試形式の方は、上記のようなラフな服装は不適切です。

大学受験写真は撮影時には普段着のようなカジュアルな服装や派手すぎる印象を与える服装はおすすめできません。

男子の大学受験写真におすすめの髪型

「大学受験写真はどんな髪型で撮ればいいの？」と悩まれている男子受験生には、七三分けやセンター分けの髪型がおすすめです。

以下では、これらのセットがどのような印象を与えるのか、おすすめできないヘアセットはあるのかと言う観点から詳しく解説します。

大学受験写真の男子の髪型については以下の記事に詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
男子の大学受験写真におすすめな髪型は？注意点やセット例を解説！

おすすめのヘアセット：七三分け

七三分けは、前髪を目の上で分けて流すヘアセットです。
七三分けは社会人にも好んで用いられることからわかるように、真面目な印象を作ることができます。

また、前髪を分けていることで、目の周りや顔がしっかり見えるため大学受験写真にぴったりな髪型となっています。

おすすめのヘアセット：センター分け

センター分けは、額の真ん中で髪を分けるヘアセットです。
センター分けで大学受験写真を撮影することで、若者らしく爽やかな雰囲気に仕上げることができます。

また、髪を分けることで顔全体がはっきりと映る、本人確認にも適切な証明写真となります。

ただし、センター分けはある程度の前髪の長さが必要なヘアセットです。
短めの前髪でセンター分けをすると髪が浮き上がってしまいバランスが悪くなってしまう恐れもあります。

髪が短めの受験生はアップバングなど、前髪を上げるセットも検討してください。

長髪でも大学受験写真を撮影できる？

大学受験写真を「長髪」で撮影するなら、工夫が必要です。

男子受験生が長髪かつノーセットで証明写真を撮影すると清潔感がうまく伝わりません。

また、前髪で顔の輪郭が隠れたり襟足が肩から見えたりしていると、証明写真として受理されない可能性もあります。

長髪のままで大学受験写真を撮影する場合は、ヘアワックスなどのスタイリング剤を活用して清潔感のあるセットに仕上げましょう。

男子の大学受験写真では「メイク」で印象アップできる！

男子受験生がメイクを活用することで、大学受験写真の仕上がりの印象をアップさせることができます。

「男子なのにメイク？」と思われるかもしれませんが、写真では肌のトーンの違いが印象に直結します。

大学受験写真を撮影する男子受験生には「カラー下地+フェイスパウダー」がおすすめです。

カラー下地は色がついた化粧下地で、毛穴や肌の赤みなどの肌悩みに対応できます。

肌のテカリが気になる場合はフェイスパウダーも活用しましょう。
余計な油分や皮脂をパウダーが吸着することで、清潔感のある肌を印象付けることができます。

男子受験生の大学受験写真はベースメイクによって肌のコンプレックスを抑えながら撮影することができます。

大学受験写真はいつ撮影する？

「大学受験写真はいつ撮るの？」「直前に撮っても大丈夫？」と考えている受験生もいるでしょう。
前提として、証明写真には3ヶ月の使用期限があります。

大学受験写真は本人確認の書類であるため、撮影から長い時間が経った写真は現在の見た目の印象と変わってしまい、本人確認に不適切となってしまいます。

この3ヶ月という使用期限を念頭に置きながら、撮影時期を決めてください。

【入試方式別】大学受験写真の撮影時期

大学入試の主な方式と出願時期の目安は以下の通りです。

• ・総合型選抜：9月上旬
• ・共通テスト：10月初旬
• ・学校推薦型選抜：11月上旬
• ・国公立大学一般選抜：1月下旬〜2月上旬
• ・私立大学一般選抜：1～3月

基本的には上記の「出願時期前1ヶ月以内」を目安に証明写真を撮影しましょう。

注意すべきポイントとして、総合型選抜のために8月に大学受験写真を撮影した場合に写真を使い回すことは避けましょう。
8月の撮影から国公立大学の一般選抜出願までは半年ほど経過しており、使用期限の目安となる3ヶ月を大幅に超えてしまいます。

早めの入試にチャレンジしながら一般試験にも挑戦する方は、大学受験写真を2度撮影するのが無難です。

【試験時期別】大学受験写真の撮影時期

私立大学の一般入試の出願・試験日程は早まる傾向にあり、12月に学力試験を実施する大学もあります。

2025年度までは学力テストを年内に実施することは禁止されていましたが、すでに総合型選抜の形式で学力試験を課す大学があったことも踏まえ、26年度以降解禁されます。
このため、大学受験写真も早めの出願に対応できるように撮影しなければなりません。

私立大学の受験写真を年内に撮影する場合、2月に出願する大学には新しく撮影した証明写真を提出するのが無難です。

男子の大学受験写真はどこで撮影する？

男子の大学受験写真を撮影する方法としては以下の3つの方法を挙げることができます。

以下では、撮影方法についてメリットやデメリット、撮影費用の目安を以下で詳しく解説します。

男子の大学受験写真は写真スタジオでの撮影がおすすめ！

男子の大学受験写真は写真スタジオでの撮影がおすすめです。

写真スタジオなら、本人確認や大学の学生証写真などの目的に適った高品質な証明写真が入手できます。

写真スタジオなら「身だしなみを整えるのはめんどくさい」「忙しいから撮影してすぐに写真が欲しい」という男子受験生でも高品質な大学受験写真を撮影できます。
これは写真スタジオがただ写真の撮影するだけでなく、以下のようなサービスも行っているためです。

• ・「願書」や「出願サイト」の規定に合わせたサイズ・解像度の調整
• ・高校生男子では難しい「好印象メイクアップ」
• ・撮影当日の表情・姿勢の指導
• ・その日のうちに受け取れるスピード仕上げサービス

将来の学生証や総合型選抜の資料としても使われる可能性を考えれば、たった数千円の差で得られる満足度の違いは非常に大きいといえます。

まとめ

本記事では、大学受験写真を撮影しようと考えている男子受験生のために目的から撮影場所のメリットデメリットまでを詳しく解説しました。

大学受験は勉強だけしていれば突破できるものではありません。
出願の準備などの作業も社会に出ていく受験生として大切です。

大学受験写真に関しても適当に済ませるのではなく、必要性を考えて納得できる証明写真を準備することが大切です。