いつ撮る?卒業写真の撮影に適した時期とは?衣装準備期間も紹介
はじめに
人生の門出である卒業式には、記念に写真撮影をしたいと考えている方も多いと思います。では、特別な記念日に素敵な写真を残すために、どのタイミングで撮影するのが良いでしょうか?
今回は、卒業写真を撮るために最適な時期や、衣装などの準備期間について詳しくご紹介します!
卒業写真の撮影時期は3パターンに分かれる
卒業写真を撮影するタイミングとしては、「前撮り」「後撮り」「当日撮り」の3パターンあります。ここからはその時期についてそれぞれ見ていきましょう。
撮影時期パターン1:前撮り
前撮りは、卒業式の日よりも前に撮影のための日を決めて写真を撮ります。一般的にはこの前撮りで撮影する学生さんが多いです。
袴姿やドレス姿で撮影したり、思い出の場所でのロケーション撮影も可能です。
撮影時期パターン2:後撮り
後撮りは、卒業式が終わった後に撮影のための日を決めて写真を撮ります。前撮りと同様、卒後式で着た袴姿で撮影したり、思い出の場所でロケーション撮影もできます。
撮影時期パターン3:当日撮り
当日撮りは、卒業式の当日に撮影します。式の前や後にスタジオで撮影したり、卒業式直前や直後のキャンパスや門の前などで撮影することもできます。
“前撮り”で卒業写真を撮影する場合
まず、前撮りで卒業写真を撮影する場合、適した時期やメリットデメリットはどんなことがあるでしょうか?衣装準備のタイミングについても詳しく見ていきましょう。
卒業写真の前撮りに適した時期とは?
卒業式の前撮りは、基本的には式の前であればいつでもできるのですが、7〜11月ごろがピークとなっています。袴で撮影する場合スタジオなら季節はいつでも良いでのすが、ロケーション撮影の場合は涼しくなり始めた9月末以降がおすすめです。
また、就職活動も秋ごろまでには落ち着いている方が多いと思いますのでそのタイミングでも良いですね。1月末から2月は比較的写真スタジオが空いているのでおすすめです。
前撮りの場合写真スタジオの予約はいつまでにするべき?
卒業式の前撮りは、希望の撮影日の3ヶ月前ごろには予約しておきましょう。
11月には七五三撮影も重なりスタジオの予約が取れないこともあるので、さらに早めに予約しておくと安心です。
前撮り写真を写真スタジオで撮影する場合の相場
卒業式の前撮りを写真スタジオで撮影する場合は、撮影料+写真代で10,000〜50,000円が相場となっています。スタジオによっては着付けやヘアメイクが込みになっているプランや撮影データ付きのプランなどもあります。
また、最終的な写真の仕上がりを台紙にするかアルバムにするか写真集のようなブックタイプにするか、などで値段は大きく変わります。依頼するスタジオにどのようなプランや商品があるのかサンプルを見せてもらったり、事前に内容を確認しておくことが大切です。
前撮りで卒業写真を撮影するメリット
前撮りで卒業写真を撮影するメリットはこちらです。
- (1)時間や移動に余裕がある
- 前撮りの場合は後のスケジュールが調整できるのでバタバタせず、撮影に集中して進めることができます。
- (2)撮影用のヘアメイク が可能
- 「卒業式当日には少し派手かな?」と思うヘアメイクでも、撮影なら挑戦できますし、写真映えするメイクも意識してできます。
- (3)先に衣装を着ることで式当日の練習が可能
- 袴やドレスなど普段着慣れない衣装でも撮影日に一度着ていれば当日安心です。
- (4)衣装の変更が可能
- 袴を2種類着たい人や、撮影の日は袴で式当日はドレスにしたい人など、撮影日と式当日の衣装を変えて2着楽しむこともできます。もちろん同じでもOKです。
前撮りで卒業写真を撮影するデメリット
前撮りで卒業式写真を撮影するデメリットはこちらです。
- (1)撮影代金が発生する
- 当日取りの場合は一度のヘアメイクと着付けで撮影も式の出席もできますが、前撮りの場合は撮影日の代金がプラスで発生します。
- (2)衣装の用意を撮影に合わせて早くする必要がある
- 撮影に向けて早めに予約するので、後で袴を変えたいといっても難しい場合があります。
前撮りで衣装レンタルをする場合にはいつまでに用意するべき?
前撮りで衣装をレンタルする場合は、撮影の3ヶ月前までには確保しておきましょう。人気の柄やデザインのものは予約が埋まってしまうので、1年前から予約をしているという方もいます。どうしても着たい衣装があるなら、できるだけ早めに決めることをお勧めします。レンタルは撮影を依頼する写真スタジオやレンタル専門店やネットショップなどでできます。
“後撮り”で卒業写真を撮影する場合
次に、後撮りで卒業写真を撮影する場合、適した時期やメリットデメリットはどんなことがあるでしょうか?詳しく見ていきましょう。
卒業写真の後撮りに適した時期とは?
卒業写真を後撮りする場合、卒業式後の3月中にするのが適しています。もちろん4月以降でも構わないのですが、就職する方が多いと思いますので、3月に撮影を済ませておくと良いですね。卒業式ではまだ咲いていなかった桜も、後撮りなら咲く頃に合わせて撮影日を設定できるので、さらに季節感のある写真に仕上がります。
後撮りの場合写真スタジオの予約はいつまでにするべき?
後撮りの場合、スタジオの予約は前撮りと同じで3ヶ月前までには予約を済ませておくと安心です。このシーズンは、卒業や入学などでスタジオを利用する方が多いので、撮影希望日が決まったら出来るだけ早めに予約しておきましょう。
後撮り写真を写真スタジオで撮影する場合の相場
卒業写真の後撮りを写真スタジオで撮影する場合、料金の相場は前撮りと同じ10,000〜50,000円程になります。後撮りの場合も撮影プランや写真の仕上がりの商品によって金額は変わってきますので、撮影を依頼する写真スタジオで事前に確認する必要があります。中には、お得な後撮りキャンペーンなどをしている場合もありますよ。
後撮りで卒業写真を撮影するメリット
後撮りで卒業写真を撮影するメリットはこちらです。
- (1)時間や移動に余裕がある
- 当日取りに比べて後撮りだと撮影だけに集中できるので余裕を持って過ごせます。
- (2)撮影用のヘアメイクが可能
- 前撮りと同じく、「式当日には少し派手すぎるかな?」というヘアメイクや写真映えするメイクで撮影できます。
- (3)衣装の変更が可能
- 袴を2種類着たいという人や式当日はドレスを着るという人は、撮影日と式当日で二つの衣装が楽しめます。
- (4)卒業証書を手に撮影できる
- 後撮りと前撮りの違いで大きく言えることは、自分の卒業証書を持ち撮影できることです。そのほか卒業式でもらった花や色紙等も持って撮影できると人気です。
後撮りで卒業写真を撮影するデメリット
後撮りで卒業写真を撮影するデメリットはこちらです。
- (1)費用がかかる
- 当日取りでは一度のヘアメイクや着付けそのまま式に出席できるのですが、後撮りの場合、また別で費用がかかります。
- (2)春休みのイベントの中用意する手間が発生する
- 後撮りの場合は春休み中に撮影しますが、4月1日から入社という方には短い期間でスケジュールを組むことになり、準備が少し大変かもしれません。
後撮りで衣装レンタルをする場合にはいつまでに用意するべき?
後撮りで衣装をレンタルする場合は、時期的に前撮りや当日取りで大体の人が撮影は終わっているので、比較的衣装は確保しやすいですが、人気の衣装は予約が取れないこともあるので、3か月前〜半年前から予約している方もいます。後撮りを式の日に近い日でする場合は同じ衣装を数日間レンタルしておくということもできますよ。
“当日撮り”で卒業写真を撮影する場合
最後に、当日撮りで卒業写真を撮影する場合について見ていきましょう。メリットデメリットや当日のタイムスケジュールなども詳しくご紹介します。
卒業写真の当日撮りのタイムスケジュールは?
卒業写真を当日に撮る場合のスケジュールですが、式前の6:00〜9:00の間で予約を取り撮影する方が多いです。卒業式は9時や10時頃から始まることが多いので、それに間に合うよう時間を決めましょう。式が2部に分かれている学校もあるので、もう少し遅くても良い場合もあります。式前ではなく、式終了後に撮影するという方もいますが、メイクがよれていたり着崩れていたり、式の疲れが出て良い表情が作れないということもあるので式前の方がおすすめです。
当日撮りの場合写真スタジオの予約はいつまでにするべき?
当日撮りの場合、写真スタジオの予約はできるだけ早めにしておきましょう。当日は式の時間を考慮したスケジュールを組まないといけないので、式に影響がないよう余裕を持った時間に予約したいですよね。予約がギリギリになると良い時間が取れないこともあるので遅くても3ヶ月前までには予約しておくと安心です。
当日撮り写真を写真スタジオで撮影する場合の相場
卒業写真の当日撮りを写真スタジオで撮影する場合は、10,000〜30,000円が相場になります。当日取りの場合もプランや写真の仕上げ方によっても変わりますが、前撮りや後撮りと比べて、限られた時間で撮影するのでカット数も少なく費用も少し抑えることができる場合があります。
当日撮りで卒業写真を撮影するメリット
卒業式写真を当日撮りで撮影する場合のメリットはこちらです。
- (1)費用が抑えられる
- 当日なら、撮影後そのままのヘアメイクや着付けで式に行けるので余分に費用がかかりません。
- (2)式当日の厳かな気持ちで撮影出来る
- 卒業式当日なので、撮影でも気持ちも引き締まります。
- (3)当日の衣装を綺麗に写真に残せる
- 卒業式に実際に着る衣装で撮影出来るので一層思い出に残ります。
当日撮りで卒業写真を撮影するデメリット
卒業式写真を当日撮りで撮影する場合のデメリットはこちらです。
- (1)1日のスケジュールが忙しい
- 撮影と式が同じ日になるので時間的に少しバタバタしてしまうかもしれません。
- (2)衣装が1着しか着られない
- 前撮りや後撮りなら、式当日と衣装を変えることもできますが当日撮りの場合は撮影時の衣装でそのまま式へ出席となります。
当日撮りで衣装レンタルをする場合にはいつまでに用意するべき?
当日撮りの場合、衣装のレンタルは11月〜1月ごろまでには確保しておきましょう。卒業式当日は、撮影をしない人も式に出席するために衣装レンタルをするので、気に入ったデザインが選べないこともあります。心配な方は半年〜1年前から衣装選びを進めておくと安心です。
卒業写真の撮影時期は“前撮り”がおすすめ!
ここまで、前撮り・後撮り・当日撮りとご紹介してきましたが、卒業写真の撮影で特におすすめなのはやはり「前撮り」です!
前撮りの方が圧倒的に時間の余裕があり、当日バタバタせずじっくり撮影できます。さらに、式当日にはできない撮影のためのヘアメイクができるので、写真の仕上がりがぐっとアップしますよ。
卒業写真の撮影前に時期以外に決める必要があることとは?
卒業写真をいつ撮るかが決まったら、他にどんなことを決めれば良いでしょうか?時期以外に必要な準備を見ていきましょう。
【1】撮影する写真スタジオor写真館
まずは、撮影を依頼する写真スタジオまたは写真館を決めます。
前撮りや後撮りなら少し離れた場所でも構わないのですが、当日撮りにする場合は卒業式へ行くためにアクセスの良い場所にしておくことをお勧めします。写真スタジオによって提供されている撮影プランが違うので、事前に比較検討して自分に合ったお店にしましょう。
【2】着付け・ヘアメイク
次に、撮影当日の衣装とヘアメイクを決めます。
卒業写真の衣装で一番多いのはやはり袴ですが、ドレスやスーツなどでもOK!前撮りか後撮りなら、撮影と式当日で衣装を変えることもできます。衣装は写真スタジオで借りることもできますし、レンタル専門店やネットショップでも借りることができます。着付けやヘアメイクは美容室やヘアサロンに依頼しても良いですが、写真スタジオにヘアメイクのスタッフが在籍している場合はそこで依頼すれば当日全てその場で出来るのでスムーズですね。
【3】写真はデータ?アルバム?
最後に、写真の最終的な仕上げについてです。データで受け取る、台紙やアルバムにする、フレームに入れるなど、どのように残すかで価格が大きく変わってきます。お店によってプランや商品も様々なので事前に確認し、家族で相談して決めましょう。
卒業写真の撮影時期のまとめ
いかがでしたでしょうか?
卒業写真は学生から社会人となる直前の記念すべき1枚となります。自分に合った撮影時期で素敵な写真が残せると良いですね!それぞれの時期にメリットとデメリットがあるので、今回の内容を是非参考にしてみてくださいね。