七五三写真の撮影で親は私服でもいい?私服選びのポイントや注意点は?
はじめに
七五三と言えば「父親はスーツ、母親は着物」というイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか?
着付けやヘアセット、移動にも時間が掛かる正装での撮影は、1日掛かりの大イベント。
そのため「もう少し気軽に七五三を祝えたら良いのに‥」と感じる親御様は多いようです。
そこで本記事では、七五三写真での私服の有無、私服選びのポイントや注意点などを解説しています。
おすすめの七五三写真にふさわしい私服コーディネートもご紹介しています。私服で七五三写真を撮影したいとお考えのご家族は、ぜひ参考にしてくださいね!
日常を残したい!普段に近い七五三写真を撮りたいなら私服でもあり
「何気ない日常を残したい!」などの理由で、私服で七五三写真を撮るご家庭も増えています。
私服なら家族全員がリラックスした雰囲気になり、自然と表情も和らぎます。
さらに私服ならではのポージングで、撮影することも可能です。
例えばスーツや着物は、基本立った状態の写真ですが私服なら座ったり、寝転んだりと様々なポーズで楽しい写真を残すことができます。
とはいえ私服では「七五三の記念写真と分からないのでは?」と心配される方もおられるでしょう。
しかし最近は、写真館や自宅でも写真に文字を入れることができるため、七五三の写真とすぐに見分けられるように工夫することができます。
「日常を残したい!」なら私服で記念撮影という選択肢もありますよ。
「服の用意が大変」という理由で私服にするのは避けるべき
七五三は数あるイベントの中でも「服の用意が大変な行事」です。
そのため「準備が楽」という理由で私服を選ぶと、後悔してしまう可能性があります。
昔の写真を見るたびに「せっかくの七五三、頑張って正装で撮影すれば良かった‥」
と思いたくないですよね。
最近は安く衣装をレンタルできるスタジオや自宅に配送してくれるレンタル業者も増えています。
「お金が掛かるから‥」「準備が大変だから‥」とすぐに諦めるより、みんなが満足できる七五三写真を撮影しましょう。
家族のために気持ちと時間を割いて撮影した記念写真は、思い出深い1枚になりますよ。
私服で七五三写真を撮る場合の服装選びのポイント
「家族でシンプルな七五三写真を撮りたい」という方のために、ここでは私服で七五三写真を撮影する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
私服での七五三写真は3つのポイントを押さえれば、後悔しない写真を撮りやすくなります。
ポイント1:無地またはシンプルな柄
私服での七五三写真は、無地またはシンプルな柄がおすすめです。
例えば女性の場合、柄物のブラウスやスカートはどうしてもカジュアルな印象になってしまうからです。
七五三はやはりフォーマルなシーンなため、無地に近い服装が定番と言えるでしょう。
もちろん「無地でなければ非常識」というわけではありません。
しかし参拝時は同世代の親がどんな服装で来ているのか気になるもの。
自分だけ大きなドット柄や花柄衣装となると、どこか恥ずかしい気持ちで参拝するはめになりかねません。
義理の父母とも会うことを考えるとフォーマルな衣装が無難ですし、場をわきまえたスマートな印象を与えることができますよ。
ポイント2:色は控えめにして子供が一番目立つように
私服で七五三写真を撮影する場合は「主役はあくまで子供」ということを覚えておきましょう。
例えば子供が鮮やかな赤やピンクの服を選んだなら、親御様はベーシックカラーのネイビーやベージュ、グレーなどの控えめな色がよく似合います。
なぜなら七五三の撮影は子供が前、親が後ろ、または子供を挟むように横並びで写真を撮る場合がほとんどだからです。
その時、ご両親の服装がシックなベーシックカラーであれば、前列や真ん中のお子様が一際目立ち、ご両親はお子様の引き立て役に自然と回ることができます。
控えめな色をチョイスして、さりげなくお子様を目立たせてあげるのはいかがでしょうか?
ポイント3:流行モノの服装は避ける
私服で七五三写真を撮影する場合、流行モノは避けましょう。
子供が大きくなって写真を見たときに、時代を感じる服装はダサいと思われがちだからです。
自分で写真を見返すときにも「こんな服装で撮影したのか‥」などと後悔してしまう可能性も高くなります。
また写真はプリントしてアルバムに残したい方であれば、写真用紙の日焼けやアルバムの劣化により10、20年後はかなり古い写真に見えてしまいます。
流行モノの服装はアルバムの古さに、より拍車を掛ける結果になりかねません。
流行モノよりもシンプルで、時代に左右されにくい服装で撮影することをおすすめします。
私服で七五三写真を撮影する際におすすめの服装
では具体的に七五三写真におすすめのスタイルを見ていきましょう。
父親母親に分けて解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
父親におすすめの服装
私服で問題ないとはいえ、あまりにカジュアルな半パンにサンダルスタイルはおすすめできません。
神社を神聖で厳かな場と捉える人は多いからです。
では父親におすすめの私服スタイルとカジュアル過ぎないラインはどこまででしょうか?
解説していきますね。
ジャケパンスタイル
まずおすすめなのはジャケパンスタイルです。
ジャケパンとは、ジャケットとパンツの組み合わせで、上下別々の色や素材を合わせるスタイルを指します。
ジャケットの下のトップスはワイシャツ、Tシャツどちらでも問題ありません。
しかしワイシャツのボタンを開け過ぎたり、ネックレスが目立ちすぎると、一気にカジュアルな印象になるため注意が必要です。
パンツの長さはビジネススタイルと同じ長さがおすすめ。
パンツ丈がくるぶしよりも短かったり、パンツが細過ぎたりするとカジュアル感が強く出てしまいます。
ボタンの開け具合やパンツ丈の長さに気を付けながら、ジャケパンスタイルを楽しんでくださいね。
無地Tシャツ×無地のパンツ
無地Tシャツ×無地パンツも七五三の私服スタイルにおすすめです。
一見カジュアル過ぎるように感じるかもしれませんが、着こなしによってはお子様を引き立てつつも自分の魅力も出すことができます。
例えば白Tシャツに黒いチノパンなどのシンプルな組合せは、清潔感のある爽やかな印象を与えることができます。
首からカメラをぶら下げ、シンプルな服装にアレンジを加えると「家族のために時間を使う優しい父親」という印象を受けますよね。
シンプルな服装は準備も簡単ですので、忙しい参拝の朝でもすぐに出掛けることが可能です。
母親におすすめの服装
続いて母親におすすめの服装を見ていきましょう。
覚えておきたいキーワードは「上品さ」です。
ここでは2つのおすすめコーディネートを紹介していきます。
ブラウス×スカート
私服で撮影する際に迷った時は、ブラウスとスカートの組み合わせがおすすめです。
スカートを着ることで、清楚で上品な印象になります。
体に密着するタイプのブラウスではなく、少しフワッとしたタイプのブラウスが特におすすめ。
優しく落ち着いた母親の雰囲気も出るため、温かい家族写真に仕上がります。
主役のお子様の服装とのバランスを見てブラウスとスカートの色合いを決めましょう。
ずっと残る写真ですので、シンプルかつ上品なコーディネートを心掛けてくださいね。
カットソー×パンツ
スカートではなくパンツスタイルがお好みなら、カットソーにパンツを合わせるのがおすすめです。
スマートな印象となり、シルエットが綺麗にうつります。
スカートでは、上品さと共に可愛らしい要素が入りますが、パンツスタイルにすることで、大人らしい落ち着きを表現できます。
淡いピンクやベージュ系の色を選ぶと、フェミニンな柔らかい母親という印象も作れます。
撮影時に動きやすいというのもポイントです。
せっかくの七五三写真では非日常を味わうのがおすすめ
日常の延長線上で七五三の写真を撮りたいという方もいる一方で「七五三といえば着物で撮影したい!」という方も沢山おられます。
むしろ七五三の参拝や写真撮影は、非日常を味わえる着物や袴での撮影が人気です。
お子様だけでなく、親御様も滅多に裾を通せない着物にテンションが上がり、それだけで素敵な表情で写真を撮ることができます。
しかも最近は、無料で着物を貸し出しているスタジオや、着付けとヘアメイクがセットになっているプランも準備されています。
さらに小物一式のレンタルも可能です。
フォトスタジオに相談すれば、お子様の成長だけでなく家族の絆を感じられる素敵な写真を残すことができますよ。
七五三写真の私服についてまとめ
いかがだったでしょうか?
本記事では七五三写真の私服撮影について解説しました。
「日常を残したい!」というご家庭は、私服でも特に問題はありません。
しかしあまりにカジュアルな服装は神社や周りの雰囲気に合わず、後悔する写真になりかねません。
さらに主役のお子様以上に目立つ服装や流行モノのスタイルもぜひ避けたいところです。
何度も祝うことのできない七五三だからこそ、服装には気を使い悔いのない家族写真を撮影してくださいね。