カラコン着用のパスポート写真はNG!その理由や目に関するポイントを紹介

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はじめに

色や種類も豊富なカラコンは、最近ではナチュラルなものも増え普段使いしているうちに手放せないアイテムになっている方も多いと思います。特に身分証の証明写真などは人に見せるアイテムです。
普段以上に良く写りたいですし、「できればカラコンを着用して撮りたい!」という方が多いと思います。
そこで今回はパスポート写真でカラコンの着用はNGなのか?また規定に沿ってパスポート写真が撮り直しにならないためには他にどんなことに注意して撮影すれば良いかについてご説明します。

パスポート写真には国際的な規格がある!

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海外に行ったことがある方や外国人の友達がいる方の中には、日本のパスポートだけでなく他の国のパスポートを見たことがある方もいると思います。
色や表紙デザインなどは様々ですが、他の国のパスポートも仕様はほぼ同じです。これは各国とも国際民間航空機関 (ICAO)のガイドラインに基づいてパスポートを発行しているためです。パスポートは渡航先での出入国の審査を行うためのツールです。そのため審査がスムーズに行なわれるためにも国際的な規格が定められています。
特に顔写真においては、サイズや背景はもちろんですが人物(申請者)の写りにも規定があります。それにより普段の顔貌と異なる場合や本人確認の判断が難しい場合などは申請が通らない場合もあります。

カラコンを着用したパスポート写真はOK?

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結論、カラコンを装着した顔写真は、パスポートには利用できません
「輪郭のみに色が付いているタイプのコンタクトレンズ」に関しては今のところ出入国審査等でトラブルが発生したとの報告はないそうですが、出入国時に質問を受ける可能性もあるので注意が必要です。
ではなぜカラコンがNGなのでしょう?
「公的身分証の写真の顔が普段の自分とかけ離れているのはよくない」というのは想像がつきます。しかしカラコンといってもナチュラルなものを選んでいたり、毎日欠かさずつけているために「これが普段の自分の顔」というふうになっている方も多いと思います。
人によってはカラコンよりもメイクやヘアスタイルの方が顔の雰囲気変わるという方もいるかと思いますが、さりげない変化をもたらすだけのカラコンの着用がなぜダメなのでしょうか。その理由は個人の識別ポイントにありました。

カラコンがNGな理由

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なぜカラコンをつけたパスポート写真は利用できないのか。それは本人確認の際に実は瞳の色は重要な識別ポイントになるからです。
カラコンを着用することで瞳の色や大きさが実物と大きく変わってしまい、本人かの判断が難しくなってしまうのです。

また今後は自動化ゲートの普及により機械で処理される場面も増えていく可能性が高いです。そのため、対面での本人確認よりも瞳はより重要な判断基準になるかもしれません。
国際民間航空機関 (ICAO)はパスポートに生体認証のデータを埋め込むシステムを世界的に導入していくことを推進しています。今後、指紋認証同様に瞳の虹彩認証が導入された場合、カラコンは認証の妨げになってしまいます。

カラコン以外で気をつけたい!パスポート写真の目に関する3つのポイント

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瞳の他に「目の位置」も個人の特定に重要なポイントです。
メイクだけでなく太ったり痩せたり、老化による変貌などによっても顔の雰囲気は変わりますが、根本的な目や鼻・口などの位置は大きく変わらないので識別が可能です。
そのためカラコン以外にもパスポート写真において「目」に関する注意すべき点があるのでご紹介します。

ポイント1:フラッシュにより瞳が赤くなっている

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近年はカメラの赤目防止機能の発達によりあまり見かけなくなった赤目写真ですが、これもカラコンと同じ理由によりICAOのガイドラインでは不可とされています。
赤目はフラッシュにより突然明るくなった瞬間に瞳孔が開いてしまいその奥の毛細血管が透けて写ってしまう現象です。どうしても赤目になりやすい方は撮影の直前に明るい方を見ておくか、元から明るい状況で撮影しましょう。そうすると瞳孔が閉じて赤目になりにくいです。

ポイント2:目に髪の毛がかかっている

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瞳だけでなく目そのものもハッキリ写っていないとNGなので髪の毛が目にかかっている状態の写真も申請が通らないでしょう。これは、機械による照合の際に「目・鼻・口の位置」が識別の重要なポイントだからです。
そのため髪の毛で目がかくれていないという状態であることも規定されています。
参考:外務省HP
前髪が長い方や、分けた髪が目にかかりやすい方はしっかりとセットをしましょう。また直接髪の毛が顔にかかっていなくても、顔に影がある場合はNGとなり得るので気をつけましょう。

ポイント3:目を妨げる眼鏡・サングラス

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サングラスもカラコンや前髪と同様に目を隠してしまうため、パスポート写真の撮影時には使用不可です。実はレンズが透明な眼鏡に関しても、普段は使用していたとしても写真撮影時は外すことを原則としています
ただし医療上の理由などで眼鏡をしたまま撮影する場合は、フラッシュがレンズに反射せずに両目がしっかり見えた状態であることと、医師の診断書の提出が条件となります。

パスポート写真の撮影はフォトスタジオがおすすめ

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カラコンの装着NGを知ったことで「さあ!撮影に行こう!」と、これからパスポート写真を撮りに行く方もいるでしょう。しかし上述したように、パスポート写真は“瞳”だけでも注意点があるほど規定が細かくあります。そのため撮影はフォトスタジオでプロに任せるのがおすすめです。
街角にあるスピード写真機でも簡単にパスポート用写真を撮影できますが、失敗してしまったら時間もお金も余計にかかります。スピード写真機は誰でもある程度のクオリティで撮影できるように設定されていますが、細かい調整はできないので目が明るくなったりぼやけたりすることもあります。
それ以外にも、影ができてしまったり輪郭がくっきり映らないなど、被写体それぞれの特徴を考慮して設定していないため満足のいく1枚に仕上がりにくいです。
一方、フォトスタジオではサイズや背景、顔の向きや頭の位置などの細かい規定にも沿って、プロのカメラマンが設定します。
また人それぞれの骨格や肌色・雰囲気などからライティングを調整し、仕上げにレタッチを加えてもらうこともできるため思い通りの仕上がりになります。
もちろんプロが撮影するので赤目や影が入るなどの心配もないですし、納得いくまで撮り直しも可能です。
ヘアセットやメイクが苦手な方はヘアメイクさんが在籍していたり提携の美容室があるフォトスタジオもあるので安心して撮影に臨めます。
申請が通るように規定に従って撮影するのももちろんですが、5年、10年と使うパスポート写真は旅行の気分を上げるためにも重要です。
ぜひ満足のいくようプロのカメラマンに撮影してもらいましょう!

パスポート写真におけるカラコンまとめ

メイクや服の様にカラコンも仕事や遊び・デートなど場面に応じて使いわけている方もいらっしゃると思いますが、やはりパスポートなど公的証明写真を撮影する際は外す必要があります。
またこの規定は数年おきに改定されており、カラコンが一般的でなかった時代はこのような規定はありませんでした。
今後、テクノロジーの進化によっても改変されていきそうなのでパスポート取得の写真撮影は注意が必要です。そういった点でも詳しく把握しているプロの方に撮影してもらうのが安心かもしれませんね。

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