男の子ママ必見!七五三写真の撮り方や服装を詳しく解説します

はじめに
- 「男の子の七五三、写真はいつ撮ればいいの?」
- 「どんな服装にすれば良いだろう…」
- 「思い出に残る撮影にしたいが費用が心配…」
男の子の七五三写真の準備はわからないことだらけで、悩んでいるママ・パパが多いかもしれません。
そこで、この記事では、以下の内容を解説します。
この記事で解説すること
- 男の子の七五三写真はいつ撮るか
- 男の子の七五三写真にふさわしい服装
- 男の子の七五三写真の撮影方法と費用を抑える方法
- 撮影におすすめの「小物」と「ポーズ」
撮影の予約から実際の撮影時の細かいポイントまで網羅していますので、素敵な七五三写真にするための準備に、ぜひお役立てください。
男の子の七五三は3歳と5歳!7歳はお祝いしない?

男の子の七五三は、3歳と5歳でお祝いするのが一般的です。これは、伝統的な通過儀礼として平安時代からの歴史があります。
3歳の七五三は「髪置(かみおき)の儀」に由来
5歳の七五三は「袴着(はかまぎ)の儀」に由来
7歳の七五三は「帯解(おびとぎ)の儀」に由来
大切なのは形式にこだわりすぎず、家族にとって意味のあるお祝いにすることです。
男の子の七五三写真はいつ撮る?撮影タイミングによる違い

七五三の写真撮影には、「前撮り」「当日撮影」「後撮り」の3つのタイミングがあります。
- ・前撮り:七五三の行事より前に撮影。4〜9月の期間に行われます。
- ・当日撮影:神社でのお参りと同日の撮影。10〜11月の七五三シーズン中に行われます。
- ・後撮り:七五三の時期が過ぎた後に撮影。12〜3月頃の期間に行われます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、ご家族の状況に合わせて選択しましょう。
【撮影時期とメリット・デメリット】
撮影時期 | メリット | デメリット |
---|---|---|
前撮り (4〜9月) |
・混雑せずゆったり撮影できる ・衣装/小物の在庫が豊富 ・割引キャンペーンがある ・お参り当日の負担が減る ・家族の予定調整が楽 |
・猛暑日や梅雨時は汗や水気で髪型を整えにくい ・梅雨時はロケ撮影が困難 ・日焼けなどで季節感がずれる場合がある |
当日撮影 (10〜11月) |
・参拝と撮影を1日で完結できる ・当日の思い出をそのまま残せる |
・料金が高い ・予約が取りづらい ・レンタル衣装が埋まりやすい ・子どもが疲れやすい |
後撮り (12~3月) |
・混雑せずゆったり撮影できる ・衣装/小物の在庫が豊富 ・年明けセールやキャンペーンがある ・お参り当日の負担が減る |
・冬はロケ撮影が制限される ・行事の記憶が薄れモチベーションが下がる ・クリスマス、年末年始、卒業入学時期は混雑が予想される |
七五三は写真撮影だけで済ませても問題ない
七五三のお祝いに神社でのご祈祷は必ずしも必要ではありません。特に忙しい共働き家庭では、写真撮影だけで済ませるケースも増えています。
また、着付け・神社への参拝・写真撮影を1日で済ませようとすると長時間の行動になり、小さな子どもには大変です。写真撮影だけであれば短時間で済むため、お子さんの機嫌が良いうちに素敵な写真を撮ることができます。
費用面でも写真撮影のみにすれば、祈祷料がかからず経済的です。
大切なのは形式ではなく、お子さんの成長を祝い、その姿を思い出として残すことです。家族の状況に合わせて、無理のない範囲でお祝いの形を選びましょう。
「年齢別」男の子の七五三写真にふさわしい服装とは

男の子の七五三写真は、年齢によって写真映えする服装が異なります。3歳と5歳では体型や雰囲気が変わるため、年齢に合った衣装を選ぶことで魅力的な写真にすることが可能です。
また、レンタルするか購入するかという選択も重要です。
ここでは年齢にあった七五三の服装と、レンタルと購入のメリット・デメリットを解説します。
3歳の七五三写真には被布や羽織袴
3歳の男の子の七五三写真では、主に「被布」や「羽織袴」が選ばれます。
被布は袖のないベスト状の着物です。着付けも簡単で、動きやすく、小さな子どもでも着崩れしにくい特徴があります。被布は3歳までというのが一般的であるため、3歳の七五三が被布を着るチャンスと考えるご家庭が多いです。
羽織袴は「羽織」と「袴」からなる日本の伝統的な正装で、3歳で着用しても問題ありません。3歳の七五三ではお子さんが歩きやすいよう、足を出す部分が分かれていない「行燈袴(あんどんばかま)」がおすすめです。羽織袴であれば、より本格的な印象の七五三の写真にできます。
- 白や淡い水色、パステルカラー:あどけなさや可愛らしさを強調
- 紺や黒の落ち着いた色:凛々しさを表現
- 赤や金の入った柄:華やかさと晴れの日の特別感を演出
5歳の七五三写真には羽織袴やスーツ
5歳の男の子の七五三写真では、「羽織袴」か「スーツ」が定番です。
5歳の羽織袴の場合、「乗馬袴(じょうばばかま)」と呼ばれる股が分かれている袴が動きやすくておすすめです。羽織袴は伝統的な服装で、袴着の儀に由来する本来の七五三らしさを表現できます。
スーツは洋装の正装で、ジャケットとズボンのセットです。七五三用のスーツは大人用より装飾が豊かで、蝶ネクタイやベストが付いているデザインが多く見られます。
- 羽織袴:黒・紺・深緑が王道で、兜や鷹などの柄で凛々しさを強調
- スーツ:ネイビーやグレーで「お兄さん」らしい雰囲気を演出
- チェック柄やアクセントカラー:写真映えを良くし、個性を表現
5歳になると自分の意思がはっきりしてくるため、本人の好みも取り入れることもおすすめです。
七五三写真に着る着物は購入かレンタルか
七五三の着物は「レンタル」と「購入」どちらも可能です。それぞれにメリットとデメリットがあるので、家庭の状況に合わせて選びましょう。
【レンタルのメリット・デメリット】
メリット
- 最新のデザインから選べる
- クリーニングや保管の手間が不要
- 初期費用を抑えられる
デメリット
- 人気の柄や色は早めに予約が必要
- 着用できる期間・時間に制限があり、返却が必要
【購入のメリット・デメリット】
メリット
- きょうだいや親戚に受け継げる
- 記念として残せる
- 記念撮影に何度も使える
デメリット
- 初期費用が高い
- 保管や維持の手間と費用がかかる
男の子の場合、羽織袴は購入すると10万円以上するものも多いため、一度きりの使用であればレンタルが経済的です。
ただし、きょうだいに受け継いだり家族の記念として残したい場合は購入も検討価値があります。
どこで撮る?男の子の七五三写真の撮影方法

プロによる七五三の写真撮影は「写真スタジオ」と「出張撮影」の2種類があります。
それぞれ特徴と費用に違いがあるため、ご家族によって向き不向きがあり、十分な検討が必要です。
ここでは各撮影方法の特徴と費用相場について解説します。
「写真スタジオ」で七五三写真を撮影する
写真スタジオでの撮影は、天候に左右されず、専門的な設備と経験豊富なスタッフによって撮影できることが魅力です。
【写真スタジオ撮影のメリット】
- 天候に関係なく、室内の快適な環境で予定通り撮影できる
- プロの照明設備と多彩な背景が利用できる
- 子どもの撮影に慣れたカメラマンに任せることができる
- 「衣装・着付け・ヘアメイク」がセットになったプランが多い
【写真スタジオ撮影のデメリット】
- 写真撮影用のスタジオの環境で緊張する
- 人気の日程は予約が取りにくく混雑する
- 撮影時間に制約がある
- 家族全員の撮影では追加料金がかかる場合がある
写真スタジオで七五三写真を撮影する「費用」
写真スタジオの七五三撮影プランは、一般的に3〜6万円程度が相場です。
写真スタジオ撮影の内容
- 衣装レンタル(基本の着物・羽織袴、着付け、小物)
- ヘアメイク
- 写真撮影(20〜30カット程度)
- データ納品(5〜10カット程度)や写真プリント
典型的な有料オプション
- 高級着物へのグレードアップ
- 家族写真の追加
- アルバムやグッズの作成
平日割引やきょうだい同時撮影割引などを利用すると費用を抑えられることもあるので、予約時の確認がおすすめです。
「出張撮影」で七五三写真を撮影する
出張撮影は、カメラマンが神社や公園など指定の場所に出向いて撮影する方法です。自然なロケーションで開放的な写真を撮れることが魅力です。
【出張撮影のメリット】
- 神社や公園など自然な環境で撮影できる
- 子どもがリラックスでき自然な表情が撮れる
- 好きな場所や思い出の場所で撮影できる
- 時間に余裕を持って撮影できることが多い
- 家族全員で写真に入りやすい
【出張撮影のデメリット】
- 天候に左右される(雨天時は延期か室内撮影に変更)
- 衣装・着付け・ヘアメイクは含まれないのが基本(オプションで可能な場合あり)
- 混雑している場所では撮影しづらい
出張撮影で七五三写真を撮影する「費用」
出張撮影での七五三写真の費用相場は、1〜5万円程度です。
典型的な出張撮影の内容
- カメラマンの出張
- ロケーション撮影
- データ納品(30〜50カット程度)
衣装レンタルや着付け、ヘアメイクは基本的に含まれていません。衣装を自前で用意できる場合や、着付けができる家族がいる場合は費用が抑えることができるのでおすすめです。
遠方のカメラマンに依頼する場合は追加の交通費がかかることがあるので、予約時に確認しましょう。
男の子の七五三写真を「安く」撮りたいなら写真スタジオがおすすめ

七五三撮影の費用を押さえたい場合は、意外かもしれませんが写真スタジオがおすすめです。
一見すると出張撮影の方が安く見えますが、トータルで考えると写真スタジオの方が総額を低く抑えられます。
写真スタジオでは「衣装と小物のレンタル・着付け・ヘアメイク・撮影・データ納品・プリント」をパッケージにしているためです。出張撮影の場合、撮影料金は安くても、衣装のレンタル代・着付け代・ヘアメイク代を別途支払うと、結果的に総額は高くなってしまいます。
また、平日割引・早朝割引・きょうだい同時撮影割引などのサービスや、前撮り時期のキャンペーンを利用すれば、通常よりも費用を抑えられます。「今なら〇〇円オフ」といったキャンペーン情報をチェックすることが費用を抑えるポイントです。
七五三は特別な機会だからといって、必要以上に費用をかける必要はありません。写真スタジオの様々なセットプランとキャンペーンを上手に活用して、無理なく準備を進めましょう。
男の子の七五三写真の撮影におすすめの「小物」

七五三の写真撮影をより特別なものにするには、小物選びも重要です。効果的な小物を使うことで、写真の見栄えがグッと良くなります。
男の子の七五三撮影におすすめの小物
- 千歳飴と千歳飴袋
└七五三の象徴ともいえる縁起物。熨斗(のし)柄や家紋入りの袋は写真の格を高めます。 - 木刀・刀
└男の子らしさを演出する定番小物。羽織袴姿に合わせると武士のような凛々しさが表現できます。 - 和傘(番傘)
└和の雰囲気を引き立てる小物。持ち方や傘の開き具合で様々な表情が作れます。 - 扇子
└開いた状態で持つことで、晴れの日の特別感を演出できます。家紋入りの扇子なら格式高い印象に。 - 紙風船やおもちゃ
└お子さんが自然と笑顔になるような、普段から親しんでいるおもちゃもおすすめです。
小物は写真スタジオに用意されている場合が多いですが、事前に確認しておくと安心です。
注意点
男の子の七五三写真の撮影におすすめの「ポーズ」

七五三の写真撮影では、ポーズ選びも重要です。いくつかの定番ポーズを知っておくと撮影がスムーズに進みます。
おすすめのポーズ
- 千歳飴を持って正面立ち
└七五三らしさが伝わる定番ポーズ。無理なく笑顔を引き出せるポーズです。 - 刀を構えて侍風
└5歳の男の子におすすめのポーズ。木刀や刀を持って構えると、凛々しさが引き出せます。 - 腕組みでキリッと立ち
└羽織袴姿に合わせると格好が良く、キリッとした表情を引き出すのに効果的です。 - 和傘を肩にかけて斜め立ち
└和傘で大人びた雰囲気を演出。斜めからの撮影で表情が引き立ちます。 - 家族で手つなぎ歩きショット
└神社の参道などを一緒に歩く様子は自然な笑顔が撮れ、家族の思い出の1枚にできます。
プロのカメラマンは子どもの撮影に慣れており、その場の雰囲気や子どもの様子を見ながら最適なポーズを提案してくれるので、任せてみるのもおすすめです。
注意点
- 撮影時は、ポーズを押し付けすぎず、お子さんの自然な動きを活かすことも大切です。
- 「かっこいいポーズして」「笑って」などの抽象的な指示より、「カメラマンさんに刀を見せてあげて」などの具体的な声かけの方が、子どもにはよく伝わります。
まとめ
今回は、男の子の七五三向けに、写真の撮り方や服装を解説しました。
この記事のまとめ
- 男の子の七五三は伝統的に3歳と5歳だが、7歳でのお祝いも増えている
- 撮影時期は「前撮り」「当日撮影」「後撮り」がある
- 衣装は3歳で被布や羽織袴、5歳で羽織袴やスーツが定番で、レンタルがおすすめ
- 撮影は「写真スタジオ」での七五三プランが経済的
- 小物やポーズを工夫することで、より思い出に残る写真が撮れる
この記事でご紹介した内容を参考に、お子さんとご家族にとって最適な撮影プランを立ててください。
この特別な日の思い出が、素敵な家族の宝物となりますように。