七五三の神社の予約方法は?予約の時期も合わせて解説!
はじめに
我が子が七五三を迎えるとき、多くの方が神社への参拝を検討するでしょう。
神社へ七五三参りに行こうと考えたときに、
「七五三のお参りって事前に予約は必要なの?」
「神社の予約方法ってどうやるの?」
などと迷われる方もいるのではないでしょうか?
七五三を迎える際に必ずしも神社へ行かなければいけないという決まりはありませんし、神社への予約はご祈祷してもらうときのみ必要になります。
また、神社によって予約のタイミングや予約方法が違うので、ご祈祷予定の神社の対応について事前にリサーチしなければなりません。
この記事では七五三の神社の予約方法について、主な予約パターンや七五三のご祈祷で有名な神社の予約方法とともに解説します。七五三参りで神社以外で準備が必要なことについても説明しているので、これから七五三を迎える方はぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもの七五三は神社へ行かなければならない?
子どもが七五三を迎えるとき、必ずしも神社へ参拝しなければいけない、という決まりはありません。
七五三は子どもの健やかな成長を願う日本の伝統行事でもありますが、各家庭で神社へ行って参拝するかしないか、また、参拝する際はどのようなスケジュールで行うのか、というのは自由に決めて良いのです。
もちろん、神社の参拝をしなかったからといって縁起が悪いということもありません。
とはいえ七五三で神社の参拝をするか迷われている方のために、参拝するメリットデメリットを以下より解説します。
七五三で神社へ行くメリット
七五三で神社参拝へ行くメリットとして、
- ・日本の伝統文化に触れられる
- ・ご祈祷を受けることで、記念品がもらえる
という点が挙げられます。
近年、日常的に子どもが日本の伝統文化に触れられる機会が減っています。
しかし、神社へ行って七五三を行うことで、親子で日本の伝統を感じる体験ができるのです。日本の伝統文化に触れることが、子どもの経験値を上げることにも繋がります。
また、神社で七五三ご祈祷を受けると、「千歳飴」「お守り」など、七五三ならではの記念品がもらえる場合もあります。
記念品の内容は神社によって異なりますが、中には風車のようなおもちゃや、文房具がもらえることもあります。
七五三で神社へ行くデメリット
七五三で神社参拝へ行くデメリットとして、
- ・家族間でのスケジュール調整が大変
- ・休日や大安のタイミングで行くと混雑する
- ・ご祈祷に時間がかかるので、子どもによってはぐずる可能性がある
などが挙げられます。
七五三は古くからある伝統行事であるがゆえに、祖父母も一緒に参拝する家庭もあるでしょう。もしも、祖父母も一緒に参拝するのであれば、家族間で予定を合わせなければなりません。
また、一般的に10、11月の土日祝日はたくさんの方が七五三で神社へ行くので混み合います。
とくに休日の午前中だったり、人によってはお日柄を気にしたりする方もいらっしゃるので、平日でも「大安」の日は混む場合もあります。
混雑しているタイミングで神社へ行くと、ご祈祷までの待ち時間が長かったり、思うように写真が撮れなかったりする点もデメリットです。
七五三で神社の予約が必要な場合は?
七五三で神社の予約が必要な場合は、基本的に「ご祈祷をしたいときのみ」になります。
ご祈祷の予約は神社によって、
- 事前予約
- 当日受付
と異なるため、ご祈祷予定の神社にあらかじめ確認するようにしましょう。
事前予約制の神社は、一度にご祈祷ができる枠が決まっていることもあるので、予定が決まり次第、神社へ早めに確認すると安心です。また、事前予約制の神社のほとんどが電話で予約を受け付けています。メール等の問い合わせは基本的にはできないです。
ちなみに、ご祈祷はせずに参拝だけで七五三を済ませたい場合は、予約をしなくても問題ありません。
七五三における神社の予約パターン
七五三における神社の予約パターンには、
- (1) 年中無休で祈祷ができるが、予約が必要
- (2) 年中無休で祈祷ができて、予約も不要
- (3) 決められた期間内で七五三のご祈祷ができて、予約が必要
- (4) 決められた期間内で七五三のご祈祷ができるが、予約が不要
の4パターンがあります。
それぞれの神社によって予約の有無や、いつご祈祷ができるか、というのは異なりますので、事前に直接確認しておく必要があります。
また、年中無休でご祈祷ができる神社も、年末年始はご祈祷を受け付けていないことも多いので、注意しましょう。
七五三の祈祷に人気な神社の予約方法一覧
「せっかくだから七五三のご祈祷をしたい!」とお考えのご家族に向けて、日本各地で七五三のご祈祷に人気な神社の予約方法について紹介します。
七五三に人気な神社名 | 予約方法 |
---|---|
北海道天満宮 (北海道) |
電話予約のみ(七五三参りは10〜11月下旬のみ) |
明治神宮 (東京都) |
予約不要、当日にご祈祷受付 |
生田神社 (兵庫県) |
予約不要、当日にご祈祷受付 |
水天宮 (東京都) |
予約不要、当日にご祈祷受付 |
大阪天満宮 (大阪府) |
予約不要、当日にご祈祷受付 |
住吉大社 (大阪府) |
予約不要、当日にご祈祷受付 (9〜12月中旬以外の七五三参りは千歳飴等の記念品が渡せない場合あり) |
太宰府天満宮 (福岡県) |
予約不要、当日にご祈祷受付 (七五三参りは9/1〜12月上旬まで) |
松尾大社 (京都府) |
予約不要、当日にご祈祷受付 (七五三参りは10/1〜12/3) |
香椎宮 (福岡県) |
予約不要、当日にご祈祷受付 |
七五三で人気な神社は基本的に予約は不要です。しかし、期間が限定されている神社もあり、期間が変動する可能性もあるため、事前に来訪時にご祈祷ができるか確認はしておくことをおすすめします。
七五三で神社以外に予約が必要なのは?
七五三は神社でのご祈祷以外にも実はやることがあり、中でも予約が必要となる場合もあります。それは、
- 衣装のレンタル(購入)
- 写真スタジオや出張カメラマンなどの写真撮影
- 親族での食事会(必要な場合)
などの、準備が必要です。以下で詳しく解説します。
1.衣装のレンタル
七五三の衣装はスーツやワンピースなど、フォーマルな衣装でも問題ありません。しかし、ほとんどの場合が着物を着用します。
ご自身で購入した着物があれば良いのですが、着物がない場合は、衣装のレンタルをしなければなりません。
主な着物のレンタル先として
- 近所の貸衣装店(全国に店舗のあるスタジオアリス等も着物レンタル可)
- ネット
が挙げられます。
貸衣装店で衣装のレンタルをすれば、着付けやヘアメイク等も行ってくれるので、便利です。
ネットの場合はご自身で着付けるか、衣装のレンタルとは別に着付け等の予約も必要なので少し手間に感じますが、価格はお手頃です。
ただし、どちらも七五三シーズンになると希望の衣装が借りられない場合もあるので、早めに手配しておくことをおすすめします。
2.写真スタジオや出張カメラマン
七五三の記念にプロカメラマンに撮影してもらいたい場合は、写真スタジオや出張カメラマンへの撮影依頼が必要です。
写真スタジオや出張カメラマンも、休日やお日柄の良い日は早い時期から埋まり始めるので、早めに検討しましょう。
3.食事会
七五三で神社のご祈祷を考えている方は、食事会の手配も忘れないようにしましょう。
とくに両家の祖父母が集まる場合は、なかなかない機会ですので、食事会を行うと良い思い出にもなります。
食事会は七五三参拝後に行うと1日の流れがスムーズです。
神社が自宅から近い場合は、参拝後に一度自宅に帰って着替えてから食事会へ行っても良いですし、神社が自宅から遠い場合は車で着替えてそのまま食事会へ行っても良いでしょう。
食事会の予約をする際には、着付けや神社参拝の時間、着替える時間など、スケジュールを逆算して、余裕のある時間配分にすると安心です。
七五三は子どもの機嫌などで、予定通りにいかないことも多いので、前後のスケジュールにゆとりをもっておくことが大切です。
七五三の神社参拝と記念写真の撮影は別日がおすすめ!
「神社で参拝した後に、そのまま写真館で七五三の記念写真を撮ろう!」と考えるご家族は多いです。しかし、可能であれば、七五三の神社参拝と記念写真の撮影は別日に行うようにしましょう。
普段着ることのない着物を着て参拝するだけで子どもは疲れてしまい、記念写真の撮影も一緒にしてしまうと上手く撮れないことも多いからです。
また、七五三の神社参拝と同じタイミングで記念写真が撮れるロケーション撮影は、天候に大きく左右されてしまうので、おすすめできません。
衣装レンタルをしたり、ご祈祷が予約制の神社だったりすると、スケジュールの調整ができず、記念写真の撮影ができなくなってしまうことも考えられます。
写真スタジオではこのような天候に振り回されることもありませんし、別日にすれば子どもも疲れずに撮影できます。
七五三の記念写真の撮影は写真スタジオにお願いしよう
七五三の記念写真を撮影したい場合は、写真スタジオで撮影するのがおすすめです。
写真スタジオで撮影するメリットとして、
- ・天候に左右されない
- ・着物の準備から着付け、撮影まで全てお願いできる
- ・プランによっては七五三以外の撮影も同時にできる(誕生日など)
- ・追加料金を払えば七五三参り当日の衣装レンタル、着付けもお願いできる
などが挙げられます。
また、プロのカメラマンに依頼することで、高品質な写真が残せます。
七五三は子どもにとって一生の思い出にもなるので、写真スタジオで撮影してもらうと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
七五三の神社の予約方法について解説いたしました。
子どもの七五三参りについて、理解は深まりましたでしょうか?
七五三参りの予約方法は神社によって変わりますが、七五三参りで有名な神社は比較的、予約不要で当日受付の神社が多いようです。
とはいえ、神社によって予約の有無や予約方法は変わりますし、そもそも七五三のご祈祷をいつ行っているかも違うので、事前のリサーチは必須になります。
七五三の神社の予約方法について理解を深めることで、スムーズに七五三当日を迎えられることを心から祈っております。