遺影写真を飾る花のおすすめは?種類から色まで紹介

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遺影写真を飾る花のおすすめは?種類から色まで紹介

はじめに

葬儀に欠かすことができないものの一つに「遺影写真」があります。
遺影写真は故人がどのような人柄で、どのような人生を歩んだのかを写し出す大切な写真です。そして残された人は遺影写真を見て、故人との思い出を偲びます。

そんな大事な役割を果たす遺影写真ですから、故人を思い起こさせるような写真を選び、暗い雰囲気を少しでも華やかにするべく装飾をしたいですよね。
では遺影写真と一緒に飾る花は、一体何を選んだらいいのでしょう。
葬儀で飾られる花といえば、菊やユリなどを連想する方が多いのではないでしょうか?しかし、それだけにとらわれる必要はありません。

今回は遺影写真に飾るおすすめの花をご紹介します。
花の色の選び方や装飾方法についても解説いたしますので、ぜひ参考になさってください。

遺影写真を花で飾るうえで、もっとも大切なのは「故人を思う気持ち」です。
故人の人柄や人生を振り返り、それに合った花を選びましょう。

遺影写真は故人を思って花やリボンを飾ってあげよう

遺影写真を飾る花のおすすめは?種類から色まで紹介2

葬儀では礼儀やマナーなど、ルールをしっかり知っておかないと失礼になってしまう場合が多くあります。
同じように「遺影写真を装飾するのにもルールがあるのでは」、と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実は遺影写真の装飾にルールはありません。

また遺影写真だからといって額縁のみのシンプルなものにする必要もなく、さまざまな装飾をすることができます。故人を思う気持ちを表すために、花やリボンなどで遺影写真を飾ってあげましょう。

遺影写真は、故人のありし日の姿をあらわす大切なものです。
故人が生前に何を好み、どのように暮らしてきたのかが思い浮かべられるような装飾をしたいですね。

遺影写真の額縁に適切な装飾品

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遺影写真の装飾といっても、具体的に何をどのようにつければいいのか迷ってしまいますよね。
これを使わなければいけないというルールは特にありませんが、一般的に広く使われているのはリボンか花です。
どちらかだけではなく、両方をうまく組み合わせて装飾するのも良いでしょう。

遺影のリボンといえば以前は黒が主流でしたが、現在は他の色を使うことも多くなっています。故人が好きだった色のリボンを選ぶのもいいですね。
花も生花だけではなく、ドライフラワーをあしらうのも近年人気が高まっており、おすすめです。

中にはお子さまやお孫さまが折り紙で作られた折り鶴や花などを散りばめる、といったケースもあります。

遺影写真の装飾しだいで、残された人が写真を見たときの印象ががらっと変わります。
故人との幸せな思い出が蘇るような装飾品や装飾方法を選ぶと良いでしょう。

遺影写真に飾るおすすめの花の種類は?

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では実際に遺影写真に飾るのにふさわしい花の種類をご紹介していきます。
遺影写真に飾る花と聞いて、まず連想するのは菊やユリではないでしょうか?しかしそれだけではないのです。

また葬儀では使ってはいけないとされている花もあります。
まずはバラやアザミなどのトゲのある花。ほかにもヒガンバナやスイセンのような毒のある花や、クレマチスなどツルのある花、さらに香りが強い花も避けた方が良いと一般的に言われています。

では遺影写真を飾るのには、どのような花を使えば良いのでしょう。以下より6種類ご紹介します。

おすすめの花1:菊・小菊

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まずは菊、小菊です。
遺影写真に飾る花と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが菊や小菊ではないでしょうか。
実は菊は長寿の象徴といわれている、縁起のいい花です。そんな菊がなぜ葬儀によく使われるようになったのか、理由は諸説あり、はっきりと分かっていません。
現実的な理由として、切り花にしても長持ちして枯れにくいことがあげられます。

おすすめの花2:ユリ・カサブランカ

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ユリ・カサブランカも遺影写真の装飾に使われることが多い花です。
ユリには100以上の品種があり、その中でもっともポピュラーなものの1つにカサブランカがあります。
華やかで大ぶりな花なので、遺影写真を明るく美しく飾ってくれるでしょう。

ユリ全般に関していえる特徴として、花粉が落ちやすいことがあります。
しっかり花粉を落としてから、遺影の装飾に使うようにしましょう。

おすすめの花3:アンスリウム

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アンスリウムは熱帯アメリカから西インド諸島を原産とする観葉植物です。
赤やピンク色をしたハート型の部分は仏炎苞と呼ばれるもので、その中心にある突起に花が咲きます。
一般的な花のように花びらを散らすことがなく、見た目も可愛らしいので、遺影写真を飾る花として人気が高いです。

アンスリウムの花は赤のイメージが強いですが、遺影写真の装飾では白やピンクなどのやさしい色を使いましょう。

おすすめの花4:カーネーション

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カーネーションといえば、母の日に贈る花の定番ですね。
母の日は1900年代頭にアメリカの教会で、亡き母に白いカーネーションを捧げたことから始まったといわれています。
現在の日本でも、亡き母に捧げるのは白いカーネーションです。

遺影写真の装飾に使うときには白だけでなく、ピンクやグリーンなどの淡い色も使うと華やかで可愛らしい仕上がりになります。

おすすめの花5:バラ

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花の中でも1番メジャーで人気が高いのがバラです。
バラにはトゲがあるため葬儀で使うのは危険で縁起が悪いといわれていますが、トゲをきちんと取れば遺影写真の装飾に使うことができます

故人が生前バラが好きだったのであれば、遺影写真をたくさんのバラで飾ってあげましょう。

おすすめの花6:プリザーブドフラワー

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近年、遺影写真を飾る花として人気なのがプリザーブドフラワーです。
「プリザーブド」とは「保存された」という意味で、その名の通りプリザーブドフラワーは長期保存が可能な花です。

プリザーブドフラワーは生花の色を抜き、保存液と染料にひたして作られます。
一目見ただけでは生花と見分けがつきませんが、プリザーブドフラワーは生花にはない微妙な色合いのものが多くあるのが特徴です。
美しい状態を数年保つことができるので、葬儀のあとも遺影とともに飾っておくことができます。

遺影写真に合わせる花の色の選び方

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遺影写真には黒と白のモノトーンのイメージが強く、飾る花にも白が使われることが多いです。ですが近年では、色のついた花を使った装飾にも人気が集まっています。
ふんわりとしたパステルカラーやしっとりと落ち着いた色味の花で、遺影写真を華やかに飾ってあげるのが新しい主流です。

とはいっても、花にはたくさんの色があります。どのような基準で装飾に使う色を選んだらいいのでしょうか。
ここからは、遺影写真の装飾に使う花の色を選ぶ基準を3つ解説いたします。

花の色の選び方1:故人が生前に好きだった色

まずは故人が生前好きだった色を選ぶことです。
遺影写真を故人が好きだった色で飾ってあげれば、故人もきっと喜ばれることでしょう。
残された人も、故人の在りし日の姿を思い浮かべやすくなります。

花の色の選び方2:遺影の服装に合わせる

次に遺影の服装に合わせた色を選ぶことです。
遺影写真に素敵な装飾をしても、遺影の服の色と合っていないと違和感を覚えてしまいます。
写真と装飾とで統一感が出るように、色を合わせましょう。

花の色の選び方3:お葬式会場の祭壇の花に合わせる

大体の場合、遺影写真は祭壇の上に置かれます。
祭壇と遺影写真の装飾が合っていないと、見る人にちぐはぐな印象を与えてしまいかねません
祭壇と遺影写真の色が合っていれば、豪華で華やかな仕上がりになります。

花の色の選び方4:額縁の色味に合わせる

額縁の全体ではなく、一部を花で飾る場合には額縁の色も考慮する必要があります。
額縁が黒だったら、白い花で飾るのがいいでしょう。木目調などのブラウン系に合わせるのならば、飾る花は薄ピンクなどのパステルカラーを選ぶときれいに仕上がります。

近年流行!プリザーブドフラワーを使った遺影写真の飾り方

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生花に特殊な加工をして、長期保存できるようにしたものがプリザーブドフラワーです。
保存環境が良ければ数年の間、花の一番きれいな状態を保っておけることで、近年人気が高まっています。

それにしたがって遺影写真の装飾にプリザーブドフラワーを使うケースも増えてきました。
プリザーブドフラワーを使用することで、葬儀が終わったあとも自宅などで遺影写真と一緒に飾っておけるというメリットがあります。

また近頃は遺影用にプリザーブドフラワーをあしらったフォトフレームや、仏壇に供えるためにアレンジされたプリザーブドフラワーなども売られています。

額縁の装飾だけでなく、分けて飾ることでおしゃれ感を出すことができますね。

遺影写真の花のまとめ

今回は遺影写真を飾るのにおすすめの花と装飾方法について説明いたしました。

遺影写真は、故人の生前の姿をあらわす大切なものです。
装飾にルールなどはありませんので故人が好きだった花や、故人の人柄が偲ばれるような花で飾ってあげましょう。

近頃では葬儀社やセレモニーホールでも、遺族の希望に合わせた装飾をしてくれるところが増えています。
もしどうしても故人の好きだった花や色が思い浮かばなければ、経験を積んだプロにお任せするといいでしょう。

この記事が、故人を穏やかに見送る手助けになりましたら幸いです。

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