遺影写真は帽子をかぶって撮影するのはNG?写真の選び方まで解説!

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遺影写真は帽子をかぶって撮影するのはNG?写真の選び方まで解説!

はじめに

遺影写真は基本的に葬儀や仏壇に飾られ、 遺された家族や友人が故人を偲ぶことのできる大切な写真です。
多くの写真の中から良い表情の一枚を見つけられても、帽子をかぶっている写真だった場合には、遺影写真として使えるのか悩みますね。
また最近では生前に納得のいく一枚を自分で準備したいという人も増えています。お気に入りの帽子姿で写真を撮っておこうと思っても、遺影写真には特別なルールがありそうで迷ってしまうこともあるでしょう。

実は遺影写真には決まったルールはありません
帽子をかぶった写真を使うことで、生前の姿を思い浮かべやすくなるということもあります。

この記事では、遺影写真に帽子姿の写真を使う場合の注意点と、遺影写真の選び方のポイントを紹介します。
ポイントを押さえれば、納得のいく遺影写真を選べますよ。

遺影写真は帽子をかぶっていてもOK

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遺影写真と聞いてイメージするのは、証明写真を撮る時のように、帽子をかぶらずにスーツや着物を着て真面目な表情で写っている写真ではないでしょうか。
実は、遺影写真に帽子をかぶってはいけないという決まりはありません。

葬儀に正装で来られる方に失礼のないようにという気持ちから、無帽で正装の写真を遺影にすることが多かったようです。しかし、最近では帽子姿のほうが故人をイメージしやすいこともあるという理由から、遺影写真に選ばれる場合も多いのです。

けれども実際のところ、帽子をかぶった写真は目元がはっきりと写りづらいなど、遺影写真として扱いづらいこともあります。
できれば帽子のない写真を使うほうが遺影写真にしやすいのですが、帽子をかぶった写真を使いたいという場合には主に3点に注意が必要です。

遺影写真で故人が帽子をかぶっている場合の注意点

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帽子姿の写真を遺影に使いたい場合には、いくつか注意が必要です。
永く飾るにふさわしい一枚にするために、以下の点を参考に選んでください。

注意点1:故人らしい写真であるかどうか

遺影写真は葬儀や仏壇に永く飾り続けます。多くの人が目にする機会もあるため、適切な一枚を選びたいものです。
たとえば、帽子をかぶった姿が故人の特徴表すのであれば、遺影写真として適している写真とすることができるでしょう。

注意点2:顔が隠れていないか確認する

帽子をかぶった写真の場合、帽子のつばで目元が隠れがちになっていることが多いです。
目元は故人の表情を表す部分。目深に帽子をかぶっていて目元が見えづらくなっていたり、つばの影で目元が暗くなっていたりする写真は、人柄を感じにくくなるためなるべく使うのは控えましょう。

注意点3:遺影写真を見る人が不快にならないようにする

私たちの生活の中でも室内や目上の人の前で帽子をかぶることは、マナーがよくないと思われる場合があります。遺影についても、きちんとした服装や髪型を望む人もいるということを忘れないようにしましょう。
故人を偲ぶのに必要と思われる帽子姿であれば、来訪者にも納得していただけるはずです。

また、着ぐるみのようなかぶり物もきちんとしていないと場合があるので、遺影を見る人が不快に思わない写真なのかを気にして選んでください。

帽子をかぶっている遺影写真は加工で帽子を消すことも可能!

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「素敵な笑顔なのに片目が帽子で隠れていて、表情が見えにくい」
なんてこともあるでしょう。その帽子、加工で消すことができるのをご存知でしょうか?

帽子をかぶって写っている場合には、帽子部分を加工で消してしまう方法もあります。カメラ屋さんや写真館などのプロに依頼することができ、他の写真から髪の部分を挿入したり、つばでできた影も明るい肌色と調整したりして、あたかも帽子は被っていなかった写真にすることができるのです。

しかし加工をするとやはり自然な仕上がりになりづらい傾向にあります。
そのため帽子を消すのではなく、なるべく帽子をかぶっていない写真を選ぶことをおすすめします。

遺影に適した写真の選び方ポイント

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ここまで帽子をかぶった写真を遺影写真として使えるかについてお伝えしましたが、それではどんな写真なら遺影写真に適しているのでしょうか。

ここからは、遺影に適した写真の選び方のポイントを紹介します。

遺影写真の選び方ポイント1:顔がはっきりと写っている写真を選択する

祭壇や仏壇に飾られ、訪れた方の記憶に永く残る遺影写真。
顔がはっきりと写っていることは写真選びの大きなポイントとなります。

祭壇用に大きく引き伸ばして使うため、手ブレのある写真やピンぼけしているような写真は遺影写真には向きません。
なるべく上半身が大きく写っているものを選ぶと、きれいに引き伸ばすことができます。

遺影写真の選び方ポイント2:背景・衣服はフォーマルなものでなくてもOK

以前から遺影写真といえば、スーツや着物などフォーマルなもの選ばれる傾向にありました。ラフな服装など、きちんとしていないと思われる写真は、正装して葬儀にいらしてくださる方たちに失礼と考えられていました。
しかし最近では、服装や表情から生前の様子を感じられる故人らしさのある写真を選ぶことも多くなっています。
たとえば、生前にあまり着物に馴染みのなかった人ならば、お気に入りの洋服を着た写真のほうが人柄を伝えることもできるのです。

遺影写真の選び方ポイント3:写真スタジオで遺影写真を加工してもらう

写真スタジオではプロならではの専門技術で、 写り方の悩みにも対応してくれます。普通のカメラで撮った写真であれば、遺影写真に合うような写真に加工することができるのです。
選んだ写真が少し暗い、首元のシワが目立つことが気になるような場合はもちろん、次のような悩みも対応してもらえます。

個人で引き伸ばすと遺影写真が粗くなってしまう

遺影写真は大き目の額縁に入れて飾る場合が多いです。用意した写真が小さいすぎると、引き伸ばすときに画像が粗くなり鮮明な写真にならないことがあります。
そのため、できるだけはっきりと大きく映っているものや、デジカメなどのデータがあれば解像度の高いものを選ぶことが大切です。

また、証明写真などの小さいものでも親指の爪くらいの顔の大きさのものであれば、写真スタジオでキレイに大きめにひきのばしてもらうことができます。

写真スタジオなら背景や服装を変更できる

せっかく良い表情の一枚が見つかっても、服装が雰囲気に合わなかったり、背景に他の人が写っていたりすることは多いです。
写真スタジオでは、画像の加工で服装が変更でき、背景などに写り込んでいる部分を消すこともできるので、気に入った一枚を遺影写真として使うことが可能です。

ただし写真スタジオによって、変更できる内容が違うので一度相談してみてください。

遺影写真の選び方ポイント4:生きている人やペットの写っている遺影写真は避けた方が無難

生前、可愛がっていたペットと暮らしていたり、孫を膝に乗せて微笑む姿が素敵な一枚であった場合、そのまま遺影写真に使いたいと思う場合もあるでしょう。
一般的には、まだ生きているものを遺影写真に写り込ませることは避けるほうがいいと言われています。それでも、どうしても可愛がっていたペットと一緒の写真を使いたいという場合には、遺族で相談して使用について判断するようにしましょう。

遺影写真の選び方ポイント5:遺影写真に合った額縁に入れる

遺影に使われる写真は昔から白黒の写真だったこともあり、その写真を入れる額縁は黒いものを使うのが一般的でした。しかし、最近はカラー写真を使うことも増えたため、額縁も写真に合うような薄いブルーやグレー、薄いピンクなどさまざまな色の額縁を選ぶことができます。
故人の雰囲気に近く、写真の色合いに近い額縁に入れれば、選んだ写真が一層引き立ちます。

まとめ

今回は、帽子をかぶった写真を遺影写真として使う場合についてお伝えしました。
帽子をかぶって写っている写真は遺影写真として使うことができますが、目元が隠れがていないかなどに注意して選びましょう。
また、スナップ写真を使う場合には、大きく引き伸ばして使うことを考え、できるだけ大きくはっきり写っている写真を選ぶことも必要です。
遺影写真に写る姿は、遺された方の思い出として永く残る姿となります。
お気に入りだった帽子をかぶっている姿なら、見るたびに思い出話がはずむようなすてきな遺影写真となるはずです。

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