自分を売り込む宣材写真の注意点を解説!売れる宣材写真にするには
はじめに
モデル、俳優、声優、アーティストなど、いわゆる芸能界で自分を売り込む際に欠かせないのが「宣材写真」です。
宣材写真とは宣伝材料用写真の略で、自分の見た目をクライアントにアピールする時や、オーディションの時に使われます。
クオリティの高い宣材写真は自分の魅力を最大限にアピールができるため、将来の仕事を獲得するためにも必要不可欠です。
しかし宣材写真を撮影したあと、仕上がりに後悔する方が多いのをご存知でしょうか?
そこでこの記事では、自分を売り込む宣材写真に後悔しないよう、撮影時の注意点についてプロカメラマンが徹底解説します。
これから宣材写真を準備する人はぜひ参考にしてくださいね。
事前に宣材写真の注意点をおさえればスムーズな撮影が可能に
芸能活動に欠かせない宣材写真ですが、最近では自分で用意することもあります。
しかし、まだ被写体として写真撮影に慣れておらず、注意点を知らないまま宣材写真を撮影している人も多くいます。
宣材写真が素人のクオリティだと、書類審査で結果を残すことは難しいでしょう。
事前に宣材写真の注意点さえおさえれば、スムーズな写真撮影が可能です。
宣材写真はオーディションなどの合否に大きく影響するものなので、自分の魅力を最大限にアピールできる写真を用意しましょう!
宣材写真の撮影にまつわる10の注意点
それでは次に、宣材写真の撮影にまつわる10の注意点について説明します。
衣装やポージングなど事前に注意しておきたい内容について紹介するので、しっかりポイントをおさえましょう。
【1】自撮りの撮影はおすすめしない
まず、宣材写真の撮影はプロのカメラマンがいる写真スタジオでの撮影をおすすめします。
最近では自撮りに自信がある人もいるかと思いますが、写真用の背景やライティングを自分でセッティングするのはなかなか難しく、プロに撮影してもらった方が宣材写真のクオリティは格段に上がります。
また、宣材写真はこれから先のオーディションなどで数々の業界関係者の目に触れるものなので、素人が撮影した写真はすぐに埋れてしまいます。
応募書類を素人写真ではなく業界レベルにするためにも、宣材写真は自撮りではなくプロに依頼して撮影しましょう。
【2】宣材写真の仕上がりを事前に事務所と確認
宣材写真を撮影する際は、所属先の事務所にどのような写真の仕上がりを目指すかを事前に確認しておきましょう。
その宣材写真を使ってどのような仕事を得たいのかを決めないと、戦略的な宣材写真は撮れません。
モデルなのか、アイドルなのか、役者としての仕事を求めているのか、それぞれの目的によって宣材写真の方向性は変わってきます。
事務所と方向性を確認した上で、撮影するカメラマンと仕上がりの写真のイメージを共有することが大切です。
【3】ボディラインがはっきりとして服装を着る
宣材写真を撮影する際は、ボディラインがはっきりした服装を選びましょう。オーバーサイズの服や、何枚も重ね着をすると、その人本来の体形が分からなくなるのでNGです。
特に全身写真はスタイルや全身のバランスをチェックするものなので、手足の長さが分かりやすく、バランスが良く見える服装を選びましょう。
また、女性はヒールのある靴でさらに脚が長く見えるように意識してみましょう。
【4】個性を発揮した衣装は選ばない
宣材写真の衣装は、個性を発揮したものではなくシンプルな衣装がおすすめです。
目指したい方向性や職業によって変わりますが、特別な事情がない限りシンプルな衣装が好ましいでしょう。
できれば衣装は無地のもので、ブランドのロゴマークが入っていると宣材写真として使用できなくなることがあるので気をつけましょう。
あまりにも個性的で派手な衣装を選んでしまうと、自分自身の印象を弱めてしまう可能性があるため、自分の印象が薄れないシンプルな衣装をおすすめします。
【5】撮影を考慮したヘアメイクを施す
宣材写真では、撮影を考慮したヘアセットとメイクが必須です。
普通のヘアメイクではなく、撮影時のライティングやポージングの角度を考慮してポイントをおさえたヘアセットとメイクが必要になります。
そのため、宣材写真の撮影では知識と経験のあるプロのヘアメイクを依頼することをおすすめします。
【6】表情は真顔や笑い過ぎはNG
宣材写真はさまざまなシーンで使用されるため、真顔や笑いすぎといった表情はNGです。
あくまでも自然な表情の宣材写真を目指し、微笑みやハニカミ程度の笑顔で撮影しましょう。
撮影当日は緊張することもあるので、できれば事前に表情を練習しておくことをおすすめします。
【7】スタイルをよく見せるポージングを意識
宣材写真を撮影する際は、スタイルをよく見せるポージングを意識しましょう。
身体のラインを綺麗に見せるおすすめのポージングに「S字ポーズ」と呼ばれるものがあります。
このポージングは身体をS字のようにして曲線を作るポージングで、特に女性におすすめです。
顎を引き、胸を張って、ウエストをひねりながら引っ込め、お尻をあげ、片方の脚を前に出すなど身体のラインに動きをつけることで、ただ直立するよりも格段に美しく見えます。
男性なら、あえて真っ直ぐに重心をとり、体幹を綺麗に見せるのも良いでしょう。もしくは脚を少しクロスさせるなど、動きをつけてみても良いでしょう。
スタイルをよく見せるポージングは撮影当日にいきなり綺麗に出来るものではないので、こちらの事前に練習しておくことをおすすめします。
【8】写真の指定余白にあった立ち位置で撮影できているかチェック
宣材写真は、使用用途や応募先によっては写真に余白指定が決められている場合があります。
そのため、アップのしすぎや写真に対して自分が小さすぎるのはNGです。適切な余白を残せるように撮影しましょう。
【9】顔パーツを変えるほどの過度なレタッチはNG
写真の仕上がりをより良くするために、写真の明るさや色調を調整することは一般的です。
また、急に出来てしまった肌トラブルをレタッチでカバーすることも良いでしょう。
しかし、顔のパーツを変えるほどの過度なレタッチはNGです。
写真が本人とは別人に仕上がるような加工修正は、宣材写真としては使えないため気をつけましょう。
【10】撮影データは必ずもらうこと
最近では、SNSのアイコンに宣材写真を使用したり、オーディションがWEB応募というケースも増えてきています。
そのため、撮影したデータはプリント写真だけでなく、データも用意しておきましょう。
スタジで撮影を依頼する場合は、事前にデータも必要な旨を伝えておくことをおすすめします。
宣材写真の注意点を知っているプロのいるスタジオで撮影するべし
これまで宣材写真の撮影注意点について説明してきましたが、撮影するならプロのいるスタジオをおすすめします。
プロのいるスタジオなら、これらの注意点を考慮した上で、業界レベルの高いクオリティの宣材写真に仕上がります。
また、ポーズのアドバイスもその場で直接受けられますし、写真のレタッチやセレクトも経験豊富なプロのスタジオなら相談しながら一緒に出来るで安心です。
将来の仕事に繋げるための大事な宣材写真は、ぜひプロのいるスタジオで撮影しましょう!
宣材写真の注意点のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は自分を売り込むための宣材写真についてご紹介しました。
宣材写真は衣装やポージングなどの注意点がいくつもあります。これらのポイントをおさえたクオリティの高い宣材写真を撮影するためにも、撮影はプロのいるスタジをおすすめします。
自分の魅力を最大限にアピールできる宣材写真で、業界での活躍を目指しましょう!