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遺影写真はどこに飾るべき?飾り方やふさわしい場所を紹介

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遺影写真はどこに飾るべき?飾り方やふさわしい場所を紹介

はじめに

従来の遺影写真には、故人が着物を着て写った白黒写真に白黒の額縁に入れて飾るといったイメージがあります。
しかし印刷やインターネットなどの技術が発展した現代では、遺影写真の撮影方法や加工方法、額縁のデザインなどがどんどん自由化してきており、色鮮やかな額縁に飾られた写真などが人気となっております。
しかし、遺影写真の飾る位置や保存方法は、今でも従来と大きな変化はありません。

  • 「遺影写真は家のどこに飾ったらいいの?」
  • 「遺影写真の飾り方や場所にはルールがあるの?」

このような疑問を抱えている方も少なくないことでしょう。
本記事では遺影写真の飾り方や、遺影写真を飾るのにオススメの場所について紹介させていただきます。
今後遺影写真を撮影・作成する予定がある方は、是非参考になさってください。

遺影写真はどこに飾るべき?

遺影写真はどこに飾るべき?飾り方やふさわしい場所を紹介1

遺影写真はどこに飾るべきなのでしょうか?
結論から言うと、遺影写真を飾る場所についての明確なきまりやルールはありません。
宗派では飾り方が決められている場合もありますが、多くの場合は家のリビングや寝室、仏壇付近などに飾るのが一般的となっております。
遺影写真を飾る場所について悩んだときは、まずは“故人を拝める自分の理想的な場所”はどこかを考えてみましょう。

そもそも遺影は飾らないといけないの?

そもそも遺影写真は飾ることが義務付けられているのでしょうか?
結論から言うと、遺影写真を飾るかどうかは個人の自由なので強制ではありません。
遺影写真を飾ること自体が強制ではないため、飾る場所や飾り方についても基本的には個人の自由となっているのが現状です。
葬儀において遺影写真を作成して祭壇に飾る風習は今でも依然としてありますが、葬儀後も写真を飾るかどうかについては家族間で相談して決めるのがオススメです。

遺影写真を飾るのに好ましい場所

遺影写真はどこに飾るべき?飾り方やふさわしい場所を紹介2

ここからは、遺影写真を飾るのに好ましい場所について解説させていただきます。
遺影写真を飾るのにオススメな場所として

  • 仏壇周辺や仏間
  • 床の間
  • 鴨居

といった3つの場所が挙げられます。
ここからは、これら3つの遺影写真を飾るのに好ましい場所について解説させていただきます。

遺影写真の好ましい置き場1:仏壇周辺or仏間

1つ目の遺影写真を飾るのに好ましい場所は、仏壇周辺または仏間です。仏間とは仏教において仏を祀る壇全体のことを指します。
遺影写真を仏間に置くにあたって気をつけておきたいのは、置く場所は仏壇の中ではなく近くに代などを設けて飾るべきだということです。
仏壇は本来本尊様を拝むためのものであることから、中に人の写真が入っていてはいけないと考えられている宗派が存在することが理由として挙げられています。
また仏間に置く場合は向きや方角についての決まりはないものの、本尊の前や直射日光が当たる場所に飾るのはよくないと言われているため気をつけましょう。
遺影写真を仏間に飾っておくことで、お参りするたびに故人の顔が思い浮かぶようになり、故人との思い出に浸りながら拝むことができるようになりますね。

遺影写真の好ましい置き場2:床の間

2つ目の遺影写真を飾るのに好ましい場所は床の間です。
床の間とは多くの場合人が寝る和室のことを指し、昔に殿様など身分の高い人が座る間とされていたことから、現代においても家の中で最も高い位置付けの部屋とされています。
床の間に遺影写真を飾っておくことは故人への敬意を示す他、高い位置付けの部屋で故人に見守ってもらうといった意味も込められています。

遺影写真の好ましい置き場3:鴨居

3つ目の遺影写真を飾るのに好ましい場所は鴨居です。
鴨居とは和室の襖や障子などの建具を立て込むために引き戸状に取り付けられる金具のことを指します。
イメージとしては和室の天井からこの金具を使って遺影写真を吊るすように飾るといった形となります。
天井や壁から遺影写真を吊るすことで故人が天国から見守ってくれるといった言い伝えがあることから、鴨居を使って遺影写真を飾る風習が出来たとも言われています。
親族の写真が先祖代々飾られている場合、亡くなった年の順番に飾るのが一般的とされています。

遺影写真を洋室に飾るのはNG?

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ここまでは、遺影写真を飾るのにオススメな場所をいくつか紹介してきました。
「遺影写真は洋室に飾ってはいけないの?」と考える方も少なくないでしょう。
結論から言うと、遺影写真を洋室に飾ること自体には問題はありません。

しかし洋室と遺影写真のデザインを考慮すると、多くの場合は写真と部屋の見た目や構造との間でバランスが取りづらくなり、周りにどことなく歪な印象を与えてしまいます。
このような点を考慮すると、やはり遺影写真を飾るのは和室や床の間の方が相応しいとも言えます。
家に和室がない場合や洋室しか飾るスペースがない場合は、自分の部屋の壁や家具の色なども考慮して遺影写真を作ることで双方の色やデザインを近づけると良いでしょう。

遺影写真を飾る際に方角は気にするべき?

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「遺影写真を飾るときは、向きや方角に決まりはあるの?」と、このような疑問を持つ方も多いと思われます。

遺影写真の向きや方角においては飾る場所同様、明確な決まりはありません。
現在は遺影写真を飾るにおいて方角に関しての明確な決まりはないものの、世間一般的には「南向き」や「東向き」が良いと言われています。
遺影写真を飾る方角に迷った時は、これらの方角を選んでおけば問題ないと言えるでしょう。

遺影写真を飾る際の注意点

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遺影写真の飾り方については明確な決まりはないものの、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
遺影写真を飾る際に注意しておきたいポイントとして以下の3点が挙げられます。

  • 仏壇の上に置くのはNG
  • 宗派を確認する
  • 倒れたり落ちたりしないようにしっかり固定する

ここからは、これら3点の遺影写真を飾る上での注意点について解説しておきます。

注意点1:仏壇の上に置くのはNG

遺影写真を飾る上での1つ目の注意点は、仏壇の上に置くのは避けるということです。
「遺影写真って仏壇の上に飾るものじゃないの?」
そう考えている方も少なくないことでしょう。
遺影写真を仏壇の上に置くことは一部の宗教上において“お仏壇の上はお浄土であるため、生前の姿があるのはいけない”と言われており、あまりよくないとされています。
また遺影写真を本尊の前に飾った場合、家族がお参りをする時に本尊が見えなくなってしまいきちんとお祈りすることが出来なくなるためNGとされています。
今現在において親族の遺影写真が仏壇の上に飾られている場合は、本記事を参考に飾る場所を変えることも検討してみましょう。

注意点2:宗派を確認する

遺影写真を飾る上での1つ目の注意点は、宗派を確認することです。
家柄の宗派によっては遺影写真の飾り方が決められていることもあります。
例を挙げて言うと、曹洞宗では遺影を南向きに置くこと、真言宗では拝む方向の延長線上に宗派の総本山が来るように飾るといった決まりがある場合もあります。
遺影写真を飾る場所を決める時にはまず自分の家柄がどの宗派に属しているか、また属している宗派においての遺影写真の飾り方の決まりについて確認しておきましょう。

注意点3:倒れたり落ちたりしないようにしっかり固定

遺影写真を飾る上での1つ目の注意点は、倒れたり落ちないようにしっかり固定することです。
特に鴨居などに天井から吊るして飾る場合は、地震などに対する耐久性についてしっかりと熟知し、事前に対策をしておくことが必須と言えます。
遺影写真が地震や台風などの自然災害などによる思いがけない衝撃で落下してくると、せっかくの遺影写真が破損してしまったり、破片による怪我を招いたりと大変危険です。
また仏間や床の間などに置く場合も家庭に小さい子供がいる場合は誤って落として壊してしまう危険性もあるため、子どもの手に届かない場所に置いておくのがオススメです。

遺影写真を飾るのはいつまで?

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「遺影写真は故人の没後いつまで飾っておくべき?」
このような疑問を抱えている方も多くいらっしゃいます。
遺影写真を飾る期間は一般的には故人の没後49日までを指し、この期間は「後飾り」とも言われています。
その後遺影写真を飾るか否かについては個人の自由となりますが、多くの場合は祭壇に場所を移して飾られるようになります。

遺影写真におすすめの飾り方

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ここまで遺影写真をどこに飾るべきかを解説してきました。
ここからはその遺影写真の飾り方について解説していきます。

遺影の飾り方は一般的に、「額縁」「写真立て」「装飾で飾る」の3つの方法があります。それぞれ以下よりご紹介いたします。

遺影の飾り方1:額縁で立てかける

1つ目は額縁で遺影写真を飾る方法です。遺影と聞くとイメージされやすい飾り方でしょう。
最近では自宅ではなくお葬式の際のみに使われることが多いですが、自宅でも壁掛け型・置き型の2パターンのどちらかで飾ることができます。
額縁に様々な種類がありますが、その中でも「写真額・遺影額」を選んでください。色味は黒や白が一般的ですが、写真の服装や雰囲気に合わせて明るい色味にしても大丈夫です。
購入方法は専門店がおすすめ。遺影にあった額縁を紹介してくれるところもあります。

遺影の飾り方2:写真立てでコンパクトに

2つ目の遺影の飾り方は写真立てです。自宅に飾るように選ばれる方が多いです。
サイズははがきサイズかL版。色味も特別決まりはないですが、やはり黒や白がオーソドックスな色です。

遺影の飾り方3:リボン・花でフレームを飾る

3つ目はリボンや花でフレームを飾り、より華やかにする飾り方です。こちらは主に額縁で使われ、額縁全体に生花をあしらったり、上部にリボンをつけたりするのが一般的です。
遺影に写る故人を生前の明るかった姿に近づける効果もあり、葬儀が終わった後もそのままご自宅で飾られることが多いです。

最近はおしゃれに遺影を飾るのもありの時代!

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冒頭部分で紹介したように、近年は高度なレタッチ技術屋カラフルな色彩によって遺影写真が作られるようになったため、デザインは多様化しつつあります。
中でも近年は遺影写真をお洒落に飾るといった風習もあり、美しい自然風景を背景にした写真も遺影写真として人気です。
ただし遺影写真を飾るにあたっての本来の目的は、いつでも故人のことを忘れずに拝むためということを忘れないようにしましょう。
遺影写真の飾り方においては故人の好きな色やイメージカラーに沿ってデザインを決めたり、生前に撮影する場合は故人と直接話し合って決めるのがオススメです。

フレームをインテリアの一部として考えるのもあり!

遺影写真のフレームを部屋のインテリアの一部として考えてデザインすることも、現代の遺影写真を飾る方法の1つとしてオススメな方法と言えます。
近年は薄いピンクや紫などのパステルカラーをベースにした額縁を使った遺影写真も人気であり、色合わせ次第では家族の生活空間にしっかりと馴染ませることが出来ます。

デジタルフレームで映像を流すのもあり!

遺影写真を家に飾るにあたって、デジタルフレームで映像を流すことも選択肢の1つです。
デジタルフレームには写真を簡単に保存・加工できるといったメリットがあり、また編集次第では故人のお洒落で美しい写真をより高画質で再現することが出来ます。
デジタルフレームを使って遺影写真を飾る場合はデータ版の遺影写真があることが大前提です。
遺影写真の作成や加工を葬儀社や写真館・フォトスタジオに依頼する場合は、データ版の写真についての情報や追加料金などについて事前に調べておきましょう。

遺影写真の飾り方まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は遺影写真の飾り方についてまとめさせていただきました。
本記事を総括して言うと、遺影写真の飾り方については絶対的なルールはないものの、属する宗派や置き方によっての決まりがある場合もあるということが結論づけられます。
せっかく作成した遺影写真を家族にとって最適な場所・最適な方法で飾ることができるよう、本記事を参考にして遺影写真を飾っていただければ幸いです。

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