成人式写真の撮影前に知るべき9の注意点!プロが教える注意点とは
はじめに
成人式は大人になることを祝う一生に一度の通過儀礼です。そんな大切なイベントだからこそ、華やかな振袖で素敵な成人式写真を撮りたいと思う人は多いかと思います。
振袖は未婚女性にとって最も格式が高い礼装なので、成人式にはぴったりの衣装です。
しかし、振袖は日常生活では着用する機会が少なく、不慣れな衣装が原因で成人式写真の撮影当日に困ってしまうことも多々あるでしょう。
今回は、成人式写真を撮る前にぜひ知っておきたい注意点についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
成人式写真で撮影前に知っておくべき9つの注意点
成人式写真は、華やかな振袖での写真撮影が主流で、撮影した写真は一生の記念になります。自分だけでなく、両親や親戚が見る機会も多いものなので、しっかり素敵な姿を写真におさめたいですよね。
しかし、振袖は重量もあり着用する際はしっかりと帯を締めるため、普段は感じない圧迫感があります。
このような慣れない衣装での写真撮影は想像以上に体力や気力が必要ですし、緊張して表情が硬くなってしまう人も多いでしょう。
せっかくの晴れ姿を写真におさめる機会なので、事前に知っておくべき注意点は押さえておき、撮影当日は最高に良い状態で撮影に臨みましょう。
次に、成人式写真で撮影前に知っておくべき注意点について詳しく説明します。
成人式写真の注意点1:そもそも振袖と袴は種類が違う
意外と知らずに購入したり着てしまったりする方もいるのですが、成人式にふさわしい振袖姿と、卒業式などでよく着用される袴スタイルでは、同じ着物でも種類が異なります。
振袖はその名の通り袖が長いところが特徴で、式典やおめでたい日に着用する未婚女性にとって最も格式高い礼装です。
一方、袴を着用する際には振袖よりも袖が短い「二尺袖」と呼ばれる着物を袴に合わせることが主流です。
時々卒業式などで、手持ちの振袖を袴と合わせている人もいますが、振袖の長い袖と袴のシルエットはアンバランスな印象があり、特にブーツとのコーディネイトとはあまり相性が良くないため、記念写真の撮影の際にはあまりおすすめでできません。
このように、振袖と袴ではそれぞれふさわしい袖の長さが異なるため注意が必要です。
成人式写真の注意点2:着物の前合わせは必ず右前
着物の襟は、自分から見て左の襟を上に着用している状態が正しい作法です。鏡越しに観た際には右側の襟が前にきている状態が正しい着こなし方。
着方を間違えないために、自分の右手が襟に入るかどうかでチェックしましょう。左の襟が上になっていれば、自分の右手が襟元にスムーズに入るでしょう。
スマホ撮影での反転に注意!
襟を反対に着用することは、仏教のお葬式で故人に着物を着せる際の着付けであり「死に装束」として知られています。
スマホの加工アプリで自撮りをすると写真が反転してしまい、写真をみた人から着方を間違えていると捉えられることもあるので注意が必要です。
成人式写真の注意点3:和装下着類の準備も欠かさない
成人式写真を撮影する際には、和装下着も準備しておきましょう。
和装下着は、上は「肌襦袢」下は「裾よけ」が基本のスタイルです。撮影時は重みのある衣装や照明などで暑さを感じやすいので、吸湿性が良く薄めのものがおすすめです。
肌襦袢の下にブラジャーを着用しても大丈夫ですが、ワイヤー入りのブラは着物や帯などで圧迫され苦しくなってしまうことがあるので避けましょう。
肌襦袢と裾よけが一体型になった和装スリップという下着もあります。和装に不慣れな人でも着用しやすいと評判なので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
成人式写真の注意点4:移動時での歩き方に注意
成人式写真を撮影する際は、移動時の歩き方に気を付けましょう。振袖で大股歩きをすると着崩れの原因となってしまうためNGです。
基本的に着物を着用する際には小股歩きで、着崩れしないように移動の際も注意しましょう。
草履の場合はつま先を軽く内股歩きにすると着崩れ防止になる
草履の場合は、つま先を軽く内股気味で歩幅を小さめにし、少しずつ歩くようにすると、着崩れにくくなるのでおすすめです。着物の裾が広がって着崩れないように、草履での歩き方にも意識を向けましょう。
成人式写真の注意点5:和装で肌の大胆露出はNG
成人式写真の撮影では、肌の大胆露出はNGです。着物の着こなし方法として、うなじのあたりを少し見せる着方は正しい作法として一般的です。
しかし、例えば花魁スタイルのような、肩を全部出して胸元まで見えてしまうような着方は成人式写真には相応しくないため、肌の見え方には気を付けましょう。
成人式写真の注意点6:成人式振袖は実物を見ながら選ぶ
成人式の振袖は、実物みながら選ぶことを強くおすすめします。
最近ではネットでレンタルや購入ができるサイトもありますが、届いてから思っていたサイズや色と違い、後悔することもあり得ます。
着物は色味や柄が繊細なものが多いので、ネット上で見る写真と実物では印象に差があります。成人式写真は一生に一度の大事な機会なので、ぜひ実物を見比べながら振袖を選んでくださいね。
成人式写真の注意点7:成人式振袖をレンタルする場合は時間に余裕を
成人式写真の撮影で振袖をレンタルする際には、時間に余裕のあるスケジュールを立てておきましょう。
普通の着付けやヘアメイクなら1時間~1時間半ほどで仕上がりますが、成人式用の着付けでは帯の形に工夫を凝らしたり、帯留めも華やかな物を着付けたりと通常よりも時間がかかります。
そのため、成人式用の着付けとヘアメイクには1時間半~2時間ほどの時間がかかることを見越してスケジュールを立てておきましょう。
成人式写真の注意点8:成人式写真に適したヘアメイクは普段と異なる
成人式写真のヘアメイクは、華やかな振袖衣装に似合うヘアメイクが必要になります。普段のヘアメイクで振袖を着ると、華やかな衣装に顔の印象が負けてしまいアンバランになってしまうからです。
また、写真撮影時のライティングやポージングを考慮したヘアメイクが必要になるので気を付けましょう。このように、成人式写真のヘアメイクは普段と異なるため、可能であれば写真撮影前にどのようなヘアメイクが自分に似合うかリハーサルしておくことをおすすめします。
男性も成人式写真ではメイクをするべき
成人式写真の撮影では、男性もメイクをすることをおすすめします。
男性のメイクは女性のメイクのように華やかさを加えるものではなく、肌を綺麗に見せ、眉を整えて凛とした印象に見せるメイクです。
メイクに抵抗感がある人もいるかと思いますが、成人式らしい凛々しいスーツや袴姿に素顔で写ると、場合によっては頼りなく子供っぽい印象に見えてしまいます。
そのため男性もベース、眉、リップメイクで肌を整え、爽やかな印象を目指しましょう。
成人式写真の注意点9:撮影時は意外と暑い?汗崩れ防止グッズを用意
成人式写真の撮影時は、重たい衣装や照明の影響で想像以上に暑さを感じることがあります。
汗を掻くとメイクが崩れてしまうため、アイブロウやマスカラなどは、ウォータープルーフタイプのコスメをおすすめします。また、メイクの仕上がりをキープするメイクキープスプレーもメイク崩れ防止に効果的です。
そうは言っても汗ばむこともあり得ますので、撮影前にさっと肌を整えられるように、あぶらとり紙やハンドタオル、ティッシュなどは用意しておくことをおすすめします。
成人式写真の撮影はプロヘアメイクとカメラマンに依頼!
成人式写真の撮影は、メイクと着付けのプランを設けている専門の写真スタジオをおすすめします。
専門の写真スタジオなら、これらの注意点も熟知している上、ヘアメイクから着付け、撮影まで一貫してお任せできるので安心です。
また、振袖に似合うヘアメイクや着付けの作法などにも詳しく、写真の仕上がりもグッと良くなるのでおすすめです。
成人式写真は一生に一度の晴れ姿を記録に残すものなので、プロに任せて最高に良い仕上がりの写真を撮影しましょう!
成人式写真の注意点のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は成人式写真の撮影前に知るベき注意点についてご紹介しました。成人式は、大人になることを祝う大切なイベントです。華やかな衣装での成人式写真は、一生の記念になるでしょう。
そんな大切な写真だからこそ、成人式写真はプロのいる写真館をおすすめします。成人にふさわしいスタイルで最高の仕上がりを目指しましょう。
今回ご紹介した注意点を押さえてに、ぜひ素敵な晴れ姿を撮影してくださいね。