ビジネスプロフィール写真の撮影で眼鏡はOK?あなたに似合う眼鏡を紹介
はじめに
初対面の人の顔ははっきりと憶えていないのに、その人がどんな眼鏡をかけていたかは印象に焼き付いている、あなたにもそんな経験はないでしょうか?
眼鏡をかけただけで大人っぽくシリアスに見えたり、いつものフレームデザインを変えると明るく社交的な雰囲気に変わることもあります。眼鏡は顔の印象だけでなく、その人のイメージやパーソナリティを印象づけるアイテムといっても良いでしょう。
そんな眼鏡の効果を上手く活かし、ビジネスシーンで自分がなりたいイメージを表現してみてはいかがでしょうか。
今回はビジネスプロフィール写真で眼鏡が与えるプラスの印象を考えていくとともに、顔型別に似合う眼鏡フレームについてご紹介していきます。
ビジネスプロフィール写真で眼鏡をかけるのは基本的にOK
いつも眼鏡の人が眼鏡をとると、何となく物足りない、寂しい印象に感じることがあります。
また、クライアントや取引先の人と会うときに眼鏡をかける人は、プロフィール写真でも同じ眼鏡、同じイメージの方が相手に安心感を与え、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
身分証の写真とは違い、ビジネス用のプロフィール写真では眼鏡をかけて撮っても問題はありません。
ただし、カジュアル過ぎるものや派手なデザインのフレーム、色のついたレンズなどは主張が強すぎてビジネスシーンにそぐわない可能性もあるので避けた方が良いでしょう。
ビジネスプロフィール写真において眼鏡が与える印象とは?
眼鏡の色や形、フレームで見た目の印象は大きく変わります。
単に視力矯正のためではなく、メガネはその人の個性でもあり、おしゃれを楽しむファッションアイテムの一つでもあります。
ホームページや会社案内に載せるビジネスプロフィール写真では、見る人に知的さ・清潔感や信頼感、あるいはソフトで親しみやすい感じなど、眼鏡一つでビジネスにプラスとなる印象を与えることもできます。
眼鏡の印象1:知的
眼鏡をかけている人は頭が良さそう、勉強ができる・知的なイメージがあります。
読書や勉強で目を使うことで視力が低下した人が主に眼鏡をかけていた時代もあり、眼鏡イコール勉強ができる、物知りというイメージが徐々に出来上がったとも考えられています。
また直線的なフレームラインは顔を引き締め、クールで知的な印象になるという理由もあるでしょう。
眼鏡の印象2:仕事ができそう
眼鏡をかけている人から、真面目さ・仕事に対する正確さ、スマートで実行力のあるイメージを受けることもあるでしょう。
レンズを通して見える瞳の輝き、スタイリッシュな眼鏡越しの鋭い視線が的確な判断をし、行動する姿をイメージさせるのかもしれません。
眼鏡の印象3:優しそう
曲線的な眼鏡フレームからは温和そうで落ち着いた印象、親身になって話を聞いてくれそうな、安心感を与えることもあります。
レンズの奥の瞳がソフトな印象となり、優しそうな人をイメージさせます。
ビジネスプロフィール写真に使う眼鏡選びで重要なポイント3
その人の顔の形や全体の雰囲気にマッチする眼鏡は、ビジネスプロフィール写真でもポジティブな印象を与えることができるでしょう。
そこで重要になるのは眼鏡選びです。
ビジネスの場にふさわしいデザインを選ぶのはもちろん、個性を引き立て、「仕事のできる人」「信頼して取引ができそうな人」という印象を与えることが重要です。
流行の形や自分が好きなフレームを選ぶだけではなく、周囲の人の意見を聞いたり、眼鏡ショップの店員さんのアドバイスを受けてみるのも良いでしょう。
ここからは眼鏡選びで重要な3つのポイントを紹介します。
ポイント1:似合う眼鏡であること
「知的に見せたい」「仕事のできるビジネスパーソン」をイメージしていたのに、かけてみるとイマイチしっくりこないと感じることがあります。
眼鏡選びは顔の形や眉毛とのバランス、そして肌の色に調和するフレームカラーが重要です。
与えたい印象ばかりを優先して選んでしまうと、かえって逆効果になることもあります。
色やフレームの形、大きさなど、自分の顔にあわせいくつかのパターンを試すのと同時に、服装、スーツなど全身のコーディネートも考えて選ぶと良いでしょう。
ポイント2:色が入っていないレンズにする
最近はパソコンやスマートフォンの画面が発するブルーライトから目を保護するブルーライトカットの眼鏡を使う人が増えています。
光を反射しやすいレンズなので、写真撮影時にレンズが青く光った状態で写ることがあります。
プロフィール写真の撮影時にはブルーライトカットの眼鏡は避けるようにしましょう。
また、色付きのレンズやサングラスなど、目がはっきりと映らない、目を隠してしまうものは表情がわからなくなります。
人柄をイメージできず、信頼度を下げてしまう不安な要素となるためおすすめしません。
ポイント3:フレームが派手じゃない
フレームの色は黒、ブラウンやシルバーなど、一般的で無難な色が誠実で落ち着いたイメージとなり、見る人に安心感を与えます。
明るい色や柄の入ったフレームなど奇抜で個性的なデザインは、ビジネスシーンではカジュアル過ぎ、派手で軽そうなイメージを持たれるかもしれないので、選択肢からはずしておいた方が良いでしょう。
顔の形別!ビジネスプロフィール写真におすすめの眼鏡の種類
顔の輪郭によって似合うフレーム、似合わないフレームの形があります。
顔の形に合うデザインの眼鏡は、全体を引きしめる効果があり、反対に少しきつめの印象をソフトに見せる効果もあります。
基本的には丸顔の人は角ばったデザイン、四角い顔の人は丸みのあるフレーム、と輪郭とは違う形の眼鏡を選ぶのが良いと言われています。
輪郭と近い形のフレームの場合、顔のラインが強調されてしまい野暮ったく見える原因にもなります。
ここからは顔の形別に似合う、ビジネスプロフィール写真でおすすめの眼鏡を紹介します。
丸顔の人におすすめの眼鏡
丸顔やふっくらした印象の人には、角のある形の眼鏡がシャープに見えるのでおすすめです。
幼く見られがちな丸顔のフェイスラインをすっきり見せ、輪郭を縦長に見せることで大人の印象となります。
【1】スクエア
出典元:眼鏡市場
スクエアタイプなど、角のあるものは丸顔を強調せず、すっきりと見せることができます。
またフレームの形は天地(縦の幅)が短めのものを選ぶと、顔の横幅を目立たせず、シャープな印象になります。
知的できちんとした印象を与えたい仕事の方はもちろん、プロフィール写真で堅すぎない雰囲気を出したい場合には少し丸みのあるフォルムを選ぶと良いでしょう。
スーツスタイルからカジュアルなスタイルにも合わせやすく、どんな職業の方にも使いやすいタイプだと言えます。
【2】ハーフリム
出典元:眼鏡市場
フレームが上下どちらかのみのタイプをハーフリムと言います。
デザインが顔に与える影響も少なく、比較的どんな輪郭の人にもなじみます。
またこのデザインは縦のラインを強調するので、横広に見える輪郭をほっそり見せてくれます。
誠実さや真面目さを印象づけたいビジネスマンや士業の方にはもちろん、丸みのあるハーフリムはソフトな印象となるので、眼鏡できついイメージを与えたくない職業の方にもおすすめできます。
【3】リムレス
出典元:眼鏡市場
レンズを囲むフレームがなく、両端のポイントでレンズとフレームを止めている眼鏡をリムレス、またはツーポイントと言います。
こちらもフレームの色や形が顔に与える影響が少ないため、丸顔の人をすっきりと知的な印象に見せてくれます。
プロフィールで眼鏡の強いイメージを和らげ、落ち着いた大人の雰囲気を出したいお仕事の場合にも適しています。
面長顔におすすめの眼鏡
面長顔の人は顔の縦の長さを感じさせない、丸みのあるソフトなデザインがおすすめです。
間延びせず、顔を短く小さいイメージに見せるフレームを選ぶと良いでしょう。
【1】ウェリントン
出典元:眼鏡市場
面長顔の場合は、天地幅があり、角に丸みのある逆台形型のウェリントン眼鏡はおすすめです。
縦の長さがあるため、顔の長さを強調せずバランスよく見せてくれます。
丸みがあるためスクエアより優しい印象となり、上品さや清潔感を伝えたい大人のビジネスパーソン、少し個性を印象づけたいクリエイティブ系の方まで幅広く使いやすいデザインだと言えます。
【2】ボストン
出典元:眼鏡市場
ボストンフレームは丸みのある逆三角形の眼鏡で、曲線的なフレームが面長な印象を和らげる効果があります。
優しく温和な、人当りの良さそうなイメージを与えるため、対話やコミュニケーションを重要視する職業の場合、プロフィール写真では親しみのある印象となりおすすめです。
逆三角顔の人におすすめの眼鏡
逆三角顔の人は顎が細くシャープなため、きつい印象や冷たく神経質な感じに見られることもあります。
顔が小さめの方には大きめなフレームより、小ぶりで丸みのあるデザインの方がバランスよくおさまります。
【1】オーバル
出典元:眼鏡市場
楕円形で横幅があり天地の幅が狭いフレームをオーバル型と言います。
丸みがあるので、優しくエレガントな印象をつくります。
ビジネスのメインターゲットが女性の場合や、ナチュラルな雰囲気を出したい方にもおすすめです。
【2】ボストン
出典元:眼鏡市場
丸みのある逆三角形が、細くシャープな顔立ちをソフトに見せてくれます。
印象が薄くなりがちな細めの顔も、クラシカルで落ち着いた雰囲気となり穏やかな人柄をイメージさせます。
プロフィール写真で堅すぎず優しく落ち着いた雰囲気や知的なイメージをプラスしたいお仕事にもおすすめできます。
四角顔の人におすすめの眼鏡
あごが短く、顔の横幅が広い四角顔の人は、存在感のある男性的な顔立ちに見えます。
角ばった、堅い印象を柔らかく見せるには、曲線的なフレームがおすすめです
【1】ラウンド
出典元:眼鏡市場
まん丸に近いフレームで、ナチュラルな中にも存在感のあるデザインです。
堅いイメージの四角顔を優しく見せてくれるので、人懐こく面倒見の良いイメージをプロフィール写真で表現したいお仕事の方にも良いでしょう。
【2】オーバル
出典元:眼鏡市場
角がない楕円形のオーバルフレームは、女性なら男性的に見える四角顔を柔らかく、優し気に見せる効果があります。
男女問わず安心感のある、ソフトで人当りの良さそうな印象となるので、話し易そうな雰囲気を表現できます。
信頼して仕事や悩みを相談できるイメージをプロフィール写真で伝えたい方にも良いでしょう。
【3】ボストン
出典元:眼鏡市場
縦幅のあるボストンフレームは顔の大きさをカバーしてくれます。
また丸みのあるフォルムは柔らかい印象に見せることもできるでしょう。
カジュアルでおしゃれな雰囲気を出したい職業や、個性を表現したいクリエイティブ系の方にもおすすめです。
ビジネスプロフィール写真で眼鏡をつけるならプロのカメラマンに撮ってもらおう!
眼鏡をかけて写真撮影をする場合はいくつか注意すべき事があります。
例えば照明やフラッシュの光がレンズに反射して光ったり、白く写ってしまうこともあります。さらに、黒縁メガネはフチの部分が印刷時にぼやけてしまうこともあり、なかなか素人では写真を作るのが難しいです。
また度の入った眼鏡はレンズの部分だけ顔の輪郭が小さくゆがんだり、目が小さく写ってしまうこともあります。
フォトスタジオでプロのカメラマンに撮影を依頼すれば、ライティングを調節することでレンズの光りをおさえたり、レンズによる輪郭の歪みを目立たない角度で撮ってもらうこともできます。
ビジネスプロフィール写真はあなたの会社やビジネスを戦略的にアピールする重要なツールです。
眼鏡をかけたことで撮影後に後悔しないためにも、プロのカメラマンにお願いすることをおすすめします。
ビジネスプロフィール写真におすすめの眼鏡まとめ
眼鏡男子・眼鏡女子が注目されるように、めがねは視力を矯正する本来の役割を超え、その人の個性を引き出し、隠れた魅力をアピールするアイテムだと言えるでしょう。
ビジネスの「顔」となるプロフィール写真では、服装、髪型、メイクに加え眼鏡の可能性にも着目し、なりたいイメージを追求してみてはいかがでしょうか。
フレーム選び一つで、取引先やビジネスパートナーに好印象を与え、あなたやあなたの企業価値を高めることも可能です。
似合うフレーム探しは自分の思い込みだけではなく、クライアントやビジネスターゲットに与える印象を重視し、まわりの人の意見やアドバイスを多いに参考にしてみてください。
眼鏡で理想のイメージを演出し、ビジネスの可能性を広げていきましょう。