時期外れの七五三はOK?メリットやおすすめの時期を紹介!
はじめに
七五三は11月15日に行うものとされていますが、この時期は神社も写真スタジオも混雑しており、ゆっくりと参拝できないのが実情です。
また、仕事などの事情でどうしても11月中に七五三ができないというご家庭は、
「七五三は11月以外に行ってもいいの?」といった不安をお持ちではないでしょうか?
この記事では、
- 一般的な七五三の日程やスケジュール
- 時期を外して七五三を行うことのメリット
- 時期外れの七五三におすすめの時期
- 時期外れの七五三を行う際の注意点
などを紹介します。
やむを得ず時期外れの七五三を行う事になったご家庭だけでなく、メリットを重視してあえて七五三の時期を外したいご家庭にもおすすめしたい記事となっていますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
一般的な七五三の日程・スケジュールは?
七五三の日程を考える際には、参加者全員の都合がつく日に合わせて日程を調整していくことになります。当日になってお子さんが体調を崩したり、天候が悪くなったりといったトラブルに備えて、予備日も決めておくと安心ですね。
また、七五三当日には、
- 神社へのお参り
- 記念撮影
- 食事会など、家族・親戚とのお祝い
の3つの催しを行うのが一般的です。
ご家庭によって当日の流れや時間は変わりますが、移動等に時間がかかってしまうとお子さんの負担にもなります。そのため、なるべく短時間で終わらせられるようなスケジュールを組むと良いでしょう。
七五三は時期外れでも大丈夫!
一般的に七五三は11月15日に行うものとされていますが、必ずその日に行わなければならないわけではありません。11月15日が休日とは限らないということもあり、その前後の土曜・日曜・祝日に行う家庭が多くなっています。
また、現代は昔ながらの風習よりもお子様の体調や家庭の事情を優先する傾向が強いとされています。そのため、神社の混雑を避けて春や夏に七五三を行ったり、きょうだい全員でお祝いできるように年齢をずらして七五三を行うケースもあるようです。
いずれにせよ、七五三は神様に感謝を捧げ、お子様の成長を祝うことが重要なイベントです。家族でよく話し合い、心からお祝いできるベストな日程で七五三を行えると良いです。
七五三でシーズンを避けたい理由は?
シーズン以外に七五三を行う理由はご家庭によりさまざまですが、具体的には以下のような理由が挙げられるでしょう。
- ・神社が混雑する時期を避け、ゆっくりと参拝したい
- ・仕事などで、どうしてもシーズン中は予定が合わない
- ・きょうだいと一緒に七五三やお宮参りなどをお祝いしたい
- ・シーズンと下の子の出産予定日が重なったため
- ・シーズン中だと写真スタジオやレンタル衣装の料金が高く、予算オーバーしてしまう
- ・海外在住、海外旅行などでシーズン中は日本にいない
また、七五三当日にお子様の体調が悪化した、シーズン直前に身内に不幸があったなどの理由で七五三をやむなく中止し、オフシーズンに改めて七五三を行うケースもあります。
時期をずらして七五三をするメリット
七五三の時期をずらすことで、どのようなメリットが発生するのでしょうか。ここでは、七五三をオフシーズンに行うことで得られるメリットを4つ紹介します。
【1】空いているからお子さんが疲れない
11月15日前後の七五三シーズンは、ご祈祷で神社が非常に混みあいます。予約していても順番待ちが発生しやすいため、待っている間に慣れない衣装を着たお子さんが疲れてぐずってしまいがちです。
また、写真スタジオも同様に混雑しており、前の方の撮影が長引いたり、後が詰まっているため撮影時間が短縮されてしまったりすることもあります。
時期をずらして七五三を行うことで上記のような混雑を避け、ゆったりとした気分で臨むことができるでしょう。無駄な待ち時間が発生しにくいので、お子さんの負担も軽くなります。
【2】人気の晴れ着を着ることができる
現在では、七五三の晴れ着はレンタルする方がほとんどのようです。レンタルは購入するよりもリーズナブルに晴れ着の準備ができますが、人気の晴れ着や新作は早いうちに予約が埋まっていきます。そのため、シーズン直前に予約しようとしても希望の晴れ着が選べないという事が起こりがちです。
七五三の時期をずらすと、予約が少ない時期に晴れ着のレンタルが可能です。豊富な柄から晴れ着を選べ、人気の晴れ着や新作をレンタルしやすくなります。
「こだわりを持った衣装で七五三写真を撮影したい!」という方は、あえて時期をずらすのもありでしょう。
【3】きょうだいと一緒に撮影することができる
きょうだいのお宮参りなど予定が他にもある場合、七五三の時期をずらして同時に撮影するという方法もあります。きょうだい揃って記念撮影を撮影できるため、より楽しい七五三になりそうですよね。
準備は大変になりますが、一度にお祝いすることで記念写真や食事会などの費用も抑えることができます。
【4】シーズンよりも費用を抑えて撮影することができる
七五三の時期をずらすことで、費用を抑えて記念写真を撮影することができます。写真スタジオの撮影料金は1年を通して変動し、七五三シーズンは通常より撮影料金が割高になるケースが多いです。
逆に、オフシーズンでは通常より撮影費用や着付け代を抑えることが可能です。なるべく費用を抑えて七五三写真を撮影したいというご家庭は、あえて時期をずらすのもありです。
時期外れの七五三におすすめの時期
七五三はいつお祝いしても問題ありませんが、季節や地域によっては暑さや寒さが気になることもあるでしょう。
ここでは、七五三の時期をずらす場合におすすめの時期を紹介します。
9月〜10月の早めの時期に七五三をやる
七五三の季節感や雰囲気を大事にしたい方は、少し早めの9月〜10月がおすすめです。11月に比べるとまだ暖かく、快適に七五三を行えます。神社でも混雑を避けるため、この頃から七五三のご祈祷を受け付けているケースが多いようです。
また、この頃は新作の晴れ着や小物が出揃っているため、衣装の選択肢が比較的豊富な時期だと言えるでしょう。
3月〜4月の春に七五三をやる
とにかく混雑を避けたいなら、シーズンを大きく外して春や夏に七五三を行うのもいいでしょう。特に3〜4月は気候もよく、神社や写真スタジオも空いています。
また、記念写真撮影を重視する方にはこの時期がおすすめです。多くの写真スタジオがお得な七五三の前撮りプランを用意している時期ですし、レンタル衣装もまだ予約が少ないため多くの中から選べます。
この時期は桜を始めとしてさまざまな花が咲く時期でもあるため、秋とは一味違った雰囲気の記念写真が撮影できるというメリットもありますよ。
時期外れに七五三をやる際の注意点
シーズンを外して七五三を行うことにはさまざまなメリットがありますが、一方で気を付けておかないといけないこともあります。
時期外れに七五三を行う場合、日程を決める前に以下の2点をしっかり確認しておきましょう。
注意点1:神社が祈祷を受け付けていない可能性がある
神社の中には、七五三シーズン以外にはご祈祷を受け付けていないところがあります。お参りしたい神社で、オフシーズンでも七五三のご祈祷が行われているかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、オフシーズンのご祈祷は受け付けていても、千歳飴などの記念品は受け取れないという場合もあります。七五三の雰囲気を十分に味わいたい場合は、事前にネットショップなどで千歳飴を準備しておくといいでしょう。
注意点2:念のため親族にも相談しておく
時期をずらして七五三を行う場合には、念のため祖父母や親族に相談しておいた方がいいでしょう。
親族の中に昔ながらの伝統を重視し、七五三は11月15日前後に行うべきだと考えている方もいます。時期外れの七五三に反対されてしまい、場合によっては揉め事に発展してしまう可能性もゼロではありません。
七五三を楽しみにしている祖父母や親戚のことも考え、その時期に行う理由を整理してから、一度相談する事をおすすめします。
まとめ
七五三は11月15日前後に行うべきものと決まっているわけではありません。そのため、ご家族の都合や予定などに合わせて柔軟に日程やスケジュールを決めることが可能です。
時期外れの七五三には注意点もありますが、神社や写真スタジオの混雑を避けられたり、レンタル衣装が選びやすくなったりするなどさまざまなメリットがあります。11月中に七五三を行うのが難しい場合は、あえて時期を外して行うのも一つの選択肢ですよ。