ビジネスプロフィール写真は足元を見られる!男性の靴の選び方を紹介
はじめに
ビジネスプロフィール写真は、あなたの第一印象を「視覚的」に表すもの。
そこには自己PRやあなたの提供するサービス内容よりも先に大切なビジネスマンとしての「姿」が映し出されます。未来のお客様や取引企業の方々はまず、あなたの人となりを判断されてから、初めて具体的なサービス内容に目を通して貰うことが出来るのです。
そんな成功に向けた第一歩であるビジネスプロフィール写真において、意外とクライアントに見られている部分があります。
それがあなたの足元、つまりは「靴」です。
ビジネスシーンにおいて靴はあなた自身の一部となり、第三者への印象として影響します。しかしこの靴への気配り、意外と忘れてしまいがちにもかかわらず差が付くのはこの部分です。
そこで今回は、ビジネスプロフィール写真における靴の重要性やその具体的な選び方、手入れの仕方をご紹介していきます。
ぜひ写真撮影に臨む前にご一読いただき、完璧な姿のあなたをSNS上で全国の潜在的クライアントにアピール出来るようにしてください。
ビジネスプロフィール写真では靴選びも重要
ビジネスプロフィール写真では靴選びも実は重要です。
スーツの着こなしやネクタイの結び方などは皆さん気を使われるのですが、靴のことになると実はあまり気にしていない方も多いと思います。
そもそも「ビジネスプロフィール写真」とは、SNSの普及と利用頻度の発達が著しい昨今において、最も手軽にあなたを「視覚的」に評価して貰うことのできるマーケティングツールの1つです。つまり、まず初めに相手に好印象を与え、その後の具体的なサービス内容に興味や関心を持ってもらうために掲載するものです。
また『オシャレは足元から』という言葉があるように、クライアントはあなたの「顔」だけではなく、足元、つまり「靴」までを観察し、総合的に判断したうえで、あなたの印象を決定される方もいます。全身撮影のビジネスプロフィール写真を用いる場合は、スーツを着て、髪形や髭を整えることと同様に、靴にも徹底的な気配りをしましょう。
「当たり前のことを当たり前にやる」ビジネスシーンにおいてよく聞くこの言葉の最たる例が「靴への気遣い」です。当たり前の環境の中で、一歩前に出るためには何をすべきかというと、「靴への気配り」を徹底することです。
それは、靴を清潔に磨き込むことはもちろん、そもそもどのような靴を履くか、そこに意識を向けることも含まれます。
ビジネスシューズには様々な種類がありますが、それぞれがどのような印象を相手に与えるのかを理解することで、状況に応じた種類を選ぶことが出来ます。
たったそれだけの違いで、「SNS」という広大な市場でも埋もれることのない「好印象」なあなたを演出し、そのサービス内容に多くのクライアントが関心を持つことで良質かつ多くの案件を獲得できる人材になれます。
ビジネスプロフィール写真の撮影では“革靴”を履こう!
男性のビジネスプロフィール写真では、ずばり“革靴”を履きましょう。
そもそも、ビジネスにおける正装はスーツです。そんなスーツに特に合うのは革靴。
最近では、ビジネスカジュアルといった言葉がよく使われるようになりスーツに、スニーカーを始めとする革靴以外の物を合わせているビジネスマンの方をよく見かけます。
もちろんそれはそれでありなのですが、今回はビジネスプロフィール写真においての最適解を述べています。
また、入社式や冠婚葬祭といった式典、また贔屓にしているクライアントとの社運を賭けた商談などの場合に備えて、最もフォーマルな一式を揃えておくのがビジネスマンとしてのマナーです。
今回の場合ビジネスプロフィール写真というあなたの第一印象を左右する重要な局面ですので、スーツに合わせるものとして最適なのは革靴なのです。
また、そんなスーツにあった革靴をどのように選べば良いのかも大切です。革靴はその種類の違いだけ、異なった雰囲気をそれぞれ持っています。そこで続いては、選び方1つで印象を左右する、革靴の具体的な選定方法についてご説明していきます。
ビジネスプロフィール写真における靴選びのポイント3
まず、ビジネスプロフィール写真にふさわしい靴選びのポイントを3つご紹介していきます。分かりやすくまとめていますので、自信のある方も是非改めて確認してみてください。もしかしたらあなたの認識が間違っている場合があるかもしれません。
ポイント1:服装に色が合っていること
革靴はあくまでスーツに合わせるために履くものですので、スーツの色に合わせるのが最も無難です。
もちろん、スーツと革靴のコーディネート次第で、異なった印象を与えることは出来ますが、あくまで今回は「ビジネスプロフィール写真」のための革靴ですので、スーツの色に合わせるのが最適解と言えます。
ビジネスプロフィール写真においてのスーツの色としてはブラック系、ネイビー系、ブルー系の三種類が考えられますが、どの系統にも合わせることのできる「黒色」を持っておくことをおすすめします。
茶色の革靴も選択肢としてはありますが、黒色に比べて誠実さに欠け、どちらかというと気さくな印象を持たれやすいので、具体的にアポや面会が決まりいざクライアントと直接会うタイミングで購入を検討してください。
よって、ビジネスプロフィール写真に最適な革靴の色は黒色であると言えます。
ポイント2:フォーマルな靴であること
色について考えた後、いよいよ革靴を選んでいくわけですが、実は一口に革靴といってもその種類は様々です。
ビジネスシーン向けのフォーマルなものから、パーティ向けのものまで、その種類は豊富です。
皆さんもうお分かりかと思いますが、今回のビジネスプロフィール写真の場合は「フォーマル」な革靴を選びましょう。
パーティ向けの革靴は、あくまでカジュアルな雰囲気を楽しむために作られていますので、今回の状況にはそぐわないです。
そしてこれからご紹介しますが、フォーマルな革靴=「内羽根式」と覚えておいてください。
そんな「内羽根式」の革靴の中でもおすすめ3選をご紹介するので、そちらをチェックしてください。
ポイント3:内羽根式の靴を選ぶ
そもそも革靴には「内羽根式」と「外羽根式」があります。
2つの違いを簡単に説明すると、「内羽根式」の方がデザイン重視で、「外羽根式」の方が機能性重視であるということです。
デザイン重視というのは構造上、「内羽根式」の方が引き締まった形をしていることで、より「品格」を表すことができるということです。
そのため、「内羽根式」の方がより畏まったシーンで好まれます。
つまり、式典や今回のビジネスプロフィール写真のようなビジネスにおける重要シーンにおいては機能的な「外羽根式」よりも、品格重視の「内羽根式」の方が好まれるということです。
ビジネスプロフィール写真におすすめする革靴の種類
ここまでで、ビジネスプロフィール写真に相応しい革靴は「内羽根式」のものであることをお伝えしました。
ここからはその中でも特におすすめの革靴を3種類ご紹介していきます。
デザインの違いからそれぞれが持つ印象が異なりますので、ご自身にあったものを選ぶようにしてください。
【1】ストレートチップ
ストレートチップとは?
そもそも「ストレートチップ」とは、つま先部分に一直線のラインが入っているデザインのこと。
ちなみに、日本では「一文字(いちもんじ)」という名称で呼ばれることもある、こんな豆知識も頭に入れておくと、会話の引き出しが増え「革靴を知っている人」になれるのでおススメです。
ストレートチップが与える印象
一直線に結ばれたラインから、「誠実で厳格な雰囲気」を醸し出します。
ただし注意していただきたいのは冠婚葬祭のような厳かな場でも履かれることから、「堅苦しすぎる」という印象を持たれる可能性がある点です。
ですので、ストレートチップを選ぶ場合は、必ずそれに合わせるスーツも黒を基調としたものに統一し、コーディネートするようにしてください。
【2】Uチップ
Uチップとは?
つま先部分がU字型になった革靴のことを「Uチップ」と呼びます。
1936年にゴルフ用シューズとして登場し、その由来がノルウェーの漁師靴ともいわれているため別名「ノルウェーフロント」と呼ばれることもあります。つま先部分が他の2種類に比べて広く作られているため、比較的アクティブなシーンで好まれる種類です。
他の2種類と比べるとややカジュアルな雰囲気もありますが、こちらもビジネスプロフィール写真にはおすすめできるものです。
Uチップが与える印象
Uチップを一言で表すと「万能型」です。ストレートチップほど堅い印象はなく、次にご紹介するプレーントゥほどシンプル過ぎない。そんなお互いのいい所を取った種類がUチップです。
また、構造状つま先部分に余裕のある革靴となっているため、機能性に優れ実用的な種類と言えます。
ですので、ビジネスシーンでは、「柔軟でフットワークが軽い」印象が持たれます。
例えばあなたが営業マンであれば、Uチップを履くことで「行動力がありマルチタスクをこなすことが出来る」といった印象をクライアント様に与えることが出来ます。
【3】プレーントゥ
プレーントゥとは?
「プレーントゥ」とはプレーンという名の通り、つま先部分に一切の装飾が施されていないシンプルなスタイルの革靴のことです。
1960年代にアメリカのビジネスマンが好んで履いたことから、日本に普及したといわれる種類です。
この歴史から分かるように、ビジネスシーンにおける動きやすさを考慮した種類です。
プレーントゥが与える印象
見た目の通り非常にシンプルですが、その分ちょっとした細部にこだわることで違いを生むことのできる上級者向けの革靴です。シンプルすぎるがゆえに、履きこなすにはそれなりの知識やセンスが問われますが、その分他者との差別化を図ることが出来ます。
また、ストレートチップよりも機能性に優れており、Uチップよりもシンプルという特徴から、品格と履き心地の良さを兼ね備えた柔軟性のある種類です。
無難に乗り切るのではなく思い切って責めたい、けれども機能性も重視したい、そんな個性と好みを両立させたいシーンでおすすめの種類です。
撮影時の靴における注意点
いざ革靴を選ぶことが出来ても、まだ安心してはいけません。
それぞれが持つ良さを最大限に活かすためにやるべきことが2つ残っています。
これからご紹介する注意点を必ずビジネスプロフィール写真を撮影する前に再確認し、「SNS」という全国の市場に対して 100%のあなたの姿をアピールしましょう。
注意点1:靴の汚れを取り除きキレイにする
まずは靴の汚れを取り除きキレイにしましょう。
当たり前のことですが、実はこれが出来ていないビジネスマンの方が以外に多いです。
今度スーツ姿のサラリーマンの方を見かけたら、最初に「革靴」を観察してみてください。
しばらく手入れをしていない革靴はヨレヨレで、艶がないです。
そして、そんな革靴を履いている本人の雰囲気も是非見てみてください。
おそらく、疲労と気だるさが隠しきれない表情をしていることが分かります。
逆に、ピカピカに磨き込まれた革靴を履いている場合は、背筋を伸ばして胸を張り、自信に満ち満ちている、そんなビジネスマンの姿を見ることが出来ます。
このように、靴は履き手の「仕事に対する姿勢」を映し出します。
逆にいえば、革靴を磨き上げることで、それに見合うように、自然と髪形や表情などの他の部分にも意識が向くようになり「ビシッとした印象」のビジネスマンになります。
その第一歩として、まずは革靴磨き、特にビジネス写真に写る「前側」を徹底的に行い、まるで鏡のような輝きを放つ「鏡面仕上げ」を目指してください。
注意点2:靴の紐をキレイに結ぶ
この「靴紐」の部分に意識を向けない方も意外と多いです。
特に意識すべき点は、その「結び方」です。
せっかく革靴をピカピカに磨き上げても、靴紐がキレイに結ばれていなければ、あなたの努力は水の泡となってしまいます。
紐の左右の長さは均等か、玉の部分はしっかりと結びあげられているか、一度鏡で確認して、キレイに見えるかどうかのチェックを必ず行ってください。
この一手間を惜しむかどうか、まさに当たり前の事を当り前に出来るかどうか、あなたに問われています。
ビジネスプロフィール写真での靴の選び方まとめ
いかがでしたか?
今回はビジネスプロフィール写真における男性の靴について解説してきました。
記事内でもお伝えしたように、ビジネスプロフィール写真においてあなたが履くべきなのは「内羽根式」の革靴です。
その中から、あなたが選ぶべきは以下の3種類となります。
- ・ストレートチップ
- ・Uチップ
- ・プレーントゥ
そして、革靴選びを終えた段階ではまだ準備は整っていません。
清潔に磨き上げ、紐を綺麗に結ぶ、この2つの注意点を必ず確認してください。
改めて確認してみると当り前のことでも、ここを徹底するかどうかで、あなたが提供するサービスそのものに興味を持ってもらうことすら出来ず、それだけ多くの機会を失ってしまいますので、是非今回の記事を参考にビジネスマンとしての基礎を再確認し、あなたの素晴らしいサービスを世の中に知らしめてあげましょう。