1月生まれの初節句はいつ?準備するものや祝い方も紹介!
はじめに
1月生まれの赤ちゃんがいるご家庭では、初節句をどのタイミングでお祝いすればよいか迷っているのではないでしょうか?
早生まれのお子さんがいる家庭では、節目の行事と一緒に初節句をお祝いしたり、一年後に初節句をお祝いしたりと、お祝いのタイミングはさまざまです。
この記事では、初節句を控えた赤ちゃんのいるパパママに向けて、
- ・1月生まれの赤ちゃんの初節句を祝うタイミング
- ・初節句に用意する飾り/料理
- ・初節句におすすめしたい赤ちゃんの服装
といった、初節句に関する疑問を男女別に詳しく解説していきます。
1月生まれのお子さんがいるパパママは、ぜひお祝いの準備にお役立てください。
初節句で桃の節句と端午の節句の違いや由来とは?
初節句とは、生まれた赤ちゃんが初めて迎える節句をお祝いする、日本の伝統的な行事です。
女の子の節句:3月3日(桃の節句)
「桃の節句」の由来は、「桃の花が旧暦の3月3日頃に開花するから」「桃は魔除けの力があると考えられていた」など諸説あります。
男の子の節句:5月5日(端午の節句)
男の子の節句は「こどもの日」にお祝いします。端午の節句に飾るこいのぼりは立身出世の象徴と言われているだけでなく、「男の子が生まれたことを神様に知らせる」という役割があるとされています。
1月生まれの赤ちゃんの初節句はいつ行う?
1月生まれの赤ちゃんの初節句は「赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句」もしくは翌年の節句にお祝いします。
1月生まれの赤ちゃんの場合、女の子は生後1〜2か月で、男の子は生後3〜4か月で初節句を迎えることになります。また、生後1か月~4か月の間にはお宮参りや100日祝いといった、行事が重なります。毎月のように何かしらの行事があると赤ちゃんもママも疲れてしまうかもしれません。
初節句はママの体調や赤ちゃんの月齢を考慮し、翌年に祝っても問題はないので、しっかりと準備をしてお祝いをしましょう。
初節句のお祝いに準備するものとは?
では、初節句のお祝いには何を準備すればよいのでしょうか。
ここからは初節句のお祝いに欠かせないものを男女別でご紹介します。
女の子の初節句
女の子の初節句に欠かせないものとしては次のようなアイテム・料理が挙げられます。
- ・ひな人形
- ・ちらし寿司
- ・甘酒
- ・ひな菓子
- ・桃の花
ひな人形は桃の節句にはずせない、お祝いアイテムです。人形の専門店やベビー用品店では11月頃からひな人形が店頭に並び始め、1月頃に販売のピークを迎えます。
2月には品薄になっていることも考えられるため、生まれてからすぐに初節句をお祝いしたい!というご家庭は、どのようなひな人形にするか下見をしておくと良いでしょう。
男の子の初節句
男の子の初節句に欠かせないものとしては次のようなアイテム・料理が挙げられます。
- ・五月人形
- ・こいのぼり
- ・柏餅やちまき
- ・筍料理
- ・ブリやスズキなどの出世魚
2月下旬~3月の上旬になると、ひな人形と入れ替わりで五月人形が店頭に並び始めます。鎧飾りや兜飾りといった五月人形には、「男の子の身代わりになって災厄から身を守る」という役割があります。1月生まれの男の子が健やかに成長するように、願いを込めて飾りや料理を用意してあげましょう。
1月生まれの初節句の祝い方は?
ここからは1月生まれの赤ちゃんの初節句をお祝いする方法を、男女別に紹介していきます。
桃の節句のお飾り
「桃の節句」にはひな飾り(ひな人形)を飾るのが一般的です。飾るタイミングとしては、節分の翌日である立春から飾ると良いと言われています。
正式な雛段飾りは七段ですが、和室や広いスペースがないといった理由から、近年はコンパクトなひな人形を飾るという家庭も増えています。
ひな人形には「身代わりとなって厄を受ける」という役割があります。初節句には女の子の幸せと健康を願い、ひな人形を飾ってお祝いしましょう。
桃の節句のお祝いメニュー
桃の節句には、お祝いの料理を用意します。
桃の節句のお祝い料理としては、次のようなメニューが定番です。
- ・ちらしずし
- ・はまぐりのお吸い物
- ・白酒(甘酒)
- ・ひな菓子
桃の節句は「女の子が一生食べるものに困らないように」という願いを込めて、海老やれんこん、錦糸卵など、たくさんの具材を入れたちらし寿司を用意するのが定番です。
白酒には「女の子の長寿を願い、厄をはらう」という意味があります。時代の移り変わりとともに、子どもも口にできるよう、白酒から甘酒を用意する習慣に変化していきました。
初節句にはぜひ、甘酒やちらしずしを用意してお祝いしましょう。
桃の節句の服装
初節句の服装には、決まりはありません。
しかしながら、1月生まれで、すぐに迎える3月に初節句を迎える場合と、翌年にお祝いする場合とではおすすめの服装も少し変わります。
生まれてすぐに初節句をお祝いするのにおすすめなのは
- ・ドレスオール(セレモニードレス)
- ・袴ロンパース
です。一般的にママと赤ちゃんの退院時に着用するセレモニードレスですが、お宮参りやお食い初め、もちろん初節句でも活用できます。
生まれた翌年に初節句をお祝いする場合は
- ・ベビードレス
- ・袴ロンパース
- ・被布付きの着物
といった衣装がおすすめです。
被布付きの着物は幼い女の子ならではの衣装です。着る機会が少ないため、初節句の衣装として検討してみてはいかがでしょうか。
端午の節句のお飾り
端午の節句には次のような飾りを準備し、家の外や中を飾り付けます。
- ・五月人形
- ・こいのぼり
- ・ショウブの花
「内飾り」といって家の中に飾る五月人形は4月に入ってから、「外飾り」であるこいのぼりは、4月上旬から飾るのが一般的です。
「五月人形」には「災厄から男の子の身を守る身代わりになる」という役割があります。「こいのぼり」は「鯉が竜門と呼ばれる滝を逆流に負けず登りきり、龍になった」という伝説から、鯉は立身出世の象徴といわれるようになりました。初節句には、五月人形やこいのぼりを用意して、男の子の誕生と健やかな成長を祈りましょう。
端午の節句のお祝いメニュー
端午の節句には、男の子の成長を願う意味が込められた料理を用意します。
端午の節句のお祝いするときの定番料理としては
- ・柏餅/ちまき
- ・筍料理
- ・かつおのたたき
- ・ブリやスズキなどの出世魚
といった料理が挙げられます。
柏餅は主に関東で、ちまきは主に関西で、端午の節句に用意する風習があります。
ほかにも「竹のようにまっすぐ育つように」という意味のある筍料理や、「将来大成するように」という願いをこめた出世魚を使った料理を用意して、端午の節句をお祝いしましょう。
端午の節句の服装
「端午の節句にはこれを着なければいけない!」という決まりはありませんが、「陣羽織」を羽織らせるのが定番です。
陣羽織とは、戦国時代に合戦の時の武将の服装です。腕が出ているベストのような羽織になっているので、袴風のロンパース普段着の上から着せても節句のお祝いらしい格好になります。
最近は、スリーコインズや通販サイトで、簡易的な兜や刀セットなど、お子さんが身に着けると喜びそうな小物も多く取り扱われています。
普段着の上から着せることのできるウエストがゴムタイプの袴風パンツなどもあるので、通販サイトなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では1月生まれの赤ちゃんがいるパパママに向けて、
この記事で解説してきたこと
- 男女それぞれの初節句の時期
- 初節句に飾りたい節句飾りと用意する時期
- 初節句で赤ちゃんに着せたい衣装
- 節句に用意するべきおすすめの料理
といった「初節句に関する疑問」について詳しく解説しました。
1月生まれの赤ちゃんの初節句を祝うタイミングは、初めて迎える節句でも、その1年後でも問題はありません。お宮参りや百日祝いなどの行事も重なるため、赤ちゃんとママの体調を考慮して、無理をせずお祝いしてください。
この記事を参考に、初節句の準備を進めてみてくださいね。

