12月生まれの初節句はいつ?男の子・女の子別のお祝い方法も紹介
はじめに
お子さんの初節句は、その子にとって一生に一度の大切な行事です。年の瀬の12月に生まれた赤ちゃんがいるご家庭の中には、「いつ初節句を祝えば良いんだろう?」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初節句を控えた赤ちゃんのいるパパママに向けて、
- ・12月生まれの赤ちゃんの初節句を祝うタイミング
- ・初節句に用意するものと、用意するタイミング
- ・初節句のお祝いの仕方
といった、初節句に関する疑問を男女別に詳しく解説していきます。ぜひ、初節句のお祝いの準備にお役立てください。
12月生まれの赤ちゃんの初節句はいつ?
12月生まれの赤ちゃんの初節句は、男女それぞれ「初めて迎える桃の節句・端午の節句」が初節句になります。
初節句の時期
- 女の子・・・初めて迎える3月3日
- 男の子・・・初めて迎える5月5日
12月生まれの女の子の初節句
12月生まれの女の子の場合、初節句は初めて迎える3月3日です。しかしながら、生まれて2か月〜3か月の間に、お宮参りやお正月、お食い初め、初節句が重なると、産後間もないママにとっても負担が大きいでしょう。
12月生まれの女の子の場合、赤ちゃんやママの体調を考慮し、翌年の3月3日に初節句をお祝いしても問題はありません。
12月生まれの男の子の初節句
12月生まれの男の子の場合、初節句は初めて迎える5月5日で、生まれてから4か月〜5か月後に初節句を迎えることになります。
とはいえ、産後半年も経たないうちに初節句を迎えることになります。節句は飾りや料理など、用意するものが多いので、ママの体調やご家庭の都合も考慮し、無理をせずお祝いしましょう。
12月生まれの初節句はいつから準備すればいい?
では、初節句の準備はいつから始めれば良いのでしょうか。女の子と男の子で準備を始めるタイミングは異なります。ここからは初節句の準備期間について、男女別に解説します。
ひな人形の準備
女の子の初節句にはひな人形を用意するのが一般的です。工芸品を取り扱うお店やベビー用品店では11月頃からひな人形が店頭に並び始め、1月頃に販売のピークを迎えます。2月中旬を過ぎると品薄になることも考えられるため、1月中までには購入しておくことをおすすめします。
赤ちゃんのためにしっかりとひな人形を選びたいというご家庭は、初節句を翌年にお祝いするのもおすすめです。
五月人形やこいのぼりの準備
男の子の初節句には五月人形やこいのぼりを用意する風習があります。端午の節句の飾りは1月頃から店頭に並び始め、3月に入るとひな人形と入れ替わりで販売のピークを迎えます。
名入れや、家紋を入れることを考えているご家庭は3月下旬から、遅くとも4月上旬には購入しておくようにしましょう。名入れや家紋のオプションを付帯すると、ピーク時は1か月ほど時間が架かる場合があります。
《女の子》12月生まれの初節句のお祝い方法
桃の節句は女の子の幸せと健やかな成長を祈念する日です。用意する飾りや料理には、それぞれに意味が込められています。
以下では、そんな女の子の初節句のお祝い方法について詳しく解説していきます。
(1)甘酒やちらしずしなどを用意しよう
桃の節句には、お祝いの料理を用意しましょう。
桃の節句のお祝いするときの定番料理としては
- ・ちらしずし
- ・はまぐりのお吸い物
- ・甘酒
- ・桜餅
- ・菱餅
- ・ひなあられ
といった料理、お菓子が挙げられます。
寿司は「寿」を「司る」と書くことから、お祝いの席で食されるようになった伝統食です。桃の節句に食べるちらしずしは「一生食べるものに困らないように」という願いを込めてたくさんの具材を入れるのが定番です。
甘酒には、女の子の長寿や厄を祓うという意味があります。初節句にはぜひ、甘酒やちらしずしを用意して、女の子の健やかな成長を祈念しましょう。
(2)ベビードレスなどの衣装を着よう
初節句には、晴れの日にふさわしい衣装を着てお祝いしましょう。
女の子の初節句におすすめの服装は
- ・ドレスオール(セレモニードレス)
- ・袴ロンパース
- ・被布付きのベビー着物
といった、華やかながら着脱しやすい衣装です。
退院時やお宮参りにドレスオール(セレモニードレス)を着た子であれば、初節句にも活用できます。12月生まれの子の場合、お正月やお宮参り、初節句、お食い初めなどのイベントが重なりますが、ドレスオールがあるとその都度活用できるので、購入を検討してみても良いでしょう。
一年後に初節句をお祝いする女の子は、カラフルなベビードレスもおすすめです。また袴風のロンパースや被布付きのベビー着物といった和装風衣装も初節句にぴったりです。
(3)ひな人形を飾って健やかな成長を祈ろう
古くから、桃の節句には「ひな人形」を飾る風習があります。正式な雛段飾りは七段ですが、最近はお雛様とお内裏様のみのセットなど、現代の家の造りにあわせたコンパクトなひな人形も充実しています。
ひな人形には、女の子の代わりとなって厄を受けてくれるという役割があります。女の子を災厄から守り、幸せと健康を願う気持ちを込めて、初節句にはひな人形を飾ってお祝いしましょう。
《男の子》12月生まれの初節句のお祝い方法
12月生まれの男の子の初節句、つまり初めて迎える端午の節句は、生まれて4か月〜5か月後にあたります。男の子が強くたくましく成長するよう願い、お祝いにぴったりの料理や飾りを用意してお祝いしましょう。
以下では、男の子の初節句のお祝い方法について解説していきます。
(1)ちまきずしや柏餅などを準備しよう
端午の節句に用意する料理には、それぞれに意味や願いが込められています。
端午の節句のお祝いするときの定番料理としては
- ・柏餅
- ・ちまき
- ・筍料理
- ・かつおのたたき
- ・ブリやスズキなどの出世魚
といった料理が挙げられます。
端午の節句には「竹のようにまっすぐ元気に育つように」という願いをこめ、若竹煮や筍ごはんなど、筍料理を用意するという風習があります。また、4月〜5月に旬を迎えるのは「初鰹」ですが、日本では昔から初物を食べると長生きすると言われています。それぞれの食材・料理に込められた願いを理解し、お祝いの料理を用意してみましょう。
(2)陣羽織でかっこよくおめかししよう
男の子の初節句には、陣羽織などの和風の衣装がおすすめです。
陣羽織は、戦国時代の武将が合戦で着ていたベストのような羽織です。袴風のロンパースやベビー着物と組み合わせた、和風の衣装で端午の節句をお祝いを楽しみましょう。
12月生まれの赤ちゃんは初節句の頃、生後4か月〜5か月になると、ほとんどの子の場合首が座っている頃です。かっこいい陣羽織を着たら、パパやママに抱っこしてもらいながら、記念写真を撮ってみてはいかがでしょうか。弓と太刀を添えてあげると、より端午の節句らしい写真になるでしょう。
(3)五月人形やこいのぼりを飾って健やかな成長を祈ろう
端午の節句には五月人形やこいのぼり、名入りの幟旗などを飾るのが定番です。
鎧飾りや兜飾りなどの五月人形には、「男の子の身代わりになって災厄から身を守る」という役割があります。
「こいのぼり」には立身出世の願いが込められています。これは「鯉が竜門と呼ばれる滝を逆流に負けず登りきり、龍になった」という古代中国の伝説が由来とされています。
初節句には、こいのぼりや五月人形を用意して、男の子の健やかな成長を祈りましょう。
初節句のお祝いは記念写真の撮影もしよう!
初節句は、お子さんにとってもパパママにとっても、一生に一回の大切な行事です。
普段はスマートフォンで赤ちゃんの成長を記録しているというご家庭も、初節句は写真スタジオで家族写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
12月生まれの女の子の初節句を、初めて迎える3月3日にお祝いするご家庭は、セレモニードレス姿を写真に収めておく良い機会になるでしょう。
写真スタジオには袴風の衣装やベビー着物、ひな人形や兜飾りといった撮影小物も多く用意されています。
お家のスペースや雰囲気から、七段雛や五月人形は用意しないというご家庭も、写真スタジオであれば、本格的な飾りと一緒に写真を撮影することができますよ!
まとめ
今回の記事では、下記について解説しました。
この記事で解説してきたこと
- 12月生まれの場合翌年に初節句をお祝いしてもOK
- 女の子や男の子の初節句のお祝い方法
- 初節句のお祝いは写真スタジオがおすすめ
12月生まれの赤ちゃんの初節句を祝うタイミングは、初めて迎える桃の節句/端午の節句でも、一年後でも問題はありません。節句には赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちが大切です。ママの体調や、飾りの準備時期を考慮して、無理をせずお祝いをしましょう。
近年は昔ながらの節句飾りを用意しないお家も増えています。初節句には、本格的な飾りや衣装をレンタルできる、写真スタジオで記念写真を撮影してお祝いするのもおすすめです。

