男の子の初節句は何をする?おすすめの祝い方や兜の準備について解説!
はじめに
男の子が生まれて初めて迎える端午の節句に、どんなお祝いをしたらいいのか悩んでいませんか?
この記事では
- 「初節句っていつ、どんなことをするんだろう?」
- 「節句の飾りや料理は誰が用意するんだろう?」
- 「2人目の男の子はどのようにお祝いすればいいんだろう?」
と、頭を悩ませているパパママに向け、
- ・初節句を祝うタイミング
- ・初節句の祝い方
- ・初節句におすすめの飾りや、おすすめの料理
- ・次男の初節句の祝い方
といった、初めての端午の節句に関する疑問について詳しく解説します。
ぜひ、初節句のお祝いの参考にしてください。
男の子の初節句はいつ?
男の子の節句は、5月5日、いわゆる「端午の節句」のことを指します。
子どもの邪気を払い、健康を祈願する「節句」は、日本に古くから伝わる大事な行事の一つです。中でも、生まれて初めて迎える「初節句」は、赤ちゃんの誕生を喜び、健やかな成長を願う特別な日です。
早生まれの場合は1年後に初節句を行うのもOK
早生まれの子や、お宮参りより早く節句を迎える赤ちゃんは、翌年に初節句をお祝いしても問題ありません。
男の子のお宮参りは基本的に生後31日〜32日目に行います。そのため年度始めの4月・5月に生まれた赤ちゃんは、お宮参りより先に節句がくるという子も多いです。
赤ちゃんが生後間もない場合、準備が必要な「初節句」は、ママと赤ちゃんへの負担が大きくなります。
そのため、しっかりと初節句をお祝いしたいご家庭は、パパママ、おじいちゃんおばあちゃんと相談して、1年後に改めて初節句をお祝いすると良いでしょう。
男の子の初節句では何をやる?
初節句は、男の子の赤ちゃんの無病息災を祈る行事ですが、具体的にはどのようなことをしてお祝いするのでしょうか。
ここからは、初節句にすること・用意するものについて詳しく解説していきます。
1.飾り付けをする
端午の節句では飾り付けをして男の赤ちゃんの健やかな成長を祈願します。
時代によって目的が変化していった端午の節句ですが、現代で飾られる飾りには、
- ・男の子が丈夫に成長するよう願う
- ・厄を払い、病気や災いから男の子を守る
- ・立身出世を祈願する
といった意味が込められています。
男の子の初節句におすすめの飾りつけ
男の子の初節句におすすめの飾り付けを以下にまとめました。
- ・鯉のぼり
- ・武士絵
- ・五月人形
- ・菖蒲(ショウブ)の花
いずれも「男の子に力強く育ってほしい」、「災いから男の子の身を守る」という意味が込められた飾りです。
それぞれの飾りの意味を理解していれば、形式にとらわれず、ご家庭の状況にあわせた飾りを用意することができるでしょう。
2.お祝いにふさわしい衣装を着させる
男の子の初節句は、一生に一度のお祝いです。ふさわしい服装で、家族みんなで初めての端午の節句をお祝いしましょう。
男の子の初節句におすすめの衣装
男の子の初節句におすすめの衣装を以下にまとめました。
- ・産着/祝い着
- ・袴風ロンパース
- ・陣羽織
- ・タキシードやスーツ風の衣装
初節句のお祝いに写真を撮る、外食をするというご家庭であれば、洋装もおすすめです。タキシード風のロンパースであれば、動きやすく、おむつ替えもしやすいというメリットもあります。
端午の節句のお祝いは和装が定番ですが、お祝いの仕方に合わせて着脱しやすい服装や、洋装も検討してみてはいかがでしょうか。
3.お祝いの料理を食べる
初節句では、子どもの健やかな成長を願って縁起が良いとされる料理を用意して、家族や親族で食事会をするのが一般的です。
お祝いの料理は、「手作り」「宅配」「外食」という3つのパターンがあります。
料理を手作りしたり宅配してもらったりしてお家でお祝いする場合、赤ちゃんが泣いてしまっても周りの目を気にしなくて良いというメリットがあります。
家族写真を撮る、お参りをするなど、外出の予定があるご家庭はホテルや料亭などで外食してお祝いするのもおすすめです。
男の初節句におすすめの料理
男の子の初節句におすすめの料理を以下にまとめました。
- ・柏餅/ちまき
- ・若竹煮
- ・かつおのたたき
- ・鯛めし
- ・ぶりの照り焼き
- ・赤飯
それぞれの料理に意味が込められており、どれも初節句に縁起が良い料理としておすすめです。お気に入りの料亭を取り寄せたり、自宅で祖父母と作ったりしても良いですね。
4.記念に写真撮影をする
初節句は一生に一度のお祝いのため、家族や親族で集まって写真を撮影するご家庭も多いです。両家の両親と一緒に写真を撮ったり、家族で撮った写真を両家や親族に送ったりと、男の子の誕生を知らせるのに、祈念写真を撮ることをおすすめします。
男の子の初節句はどこでお祝いする?
ここからは、男の子の初節句をお祝いするのにおすすめの場所について詳しく解説していきます。
自宅
五月人形や鯉のぼりを用意するご家庭は、自宅でのお祝いがおすすめです。
おじいちゃんやおばあちゃんが鎧兜や名入りの幟を作ってくれることもあるので、五月人形を贈りたいという申し出があった場合はぜひ、お家に飾ってお祝いしましょう。
レストランや料亭
1歳未満の子の子育てをしながら、お祝いの料理を手作りしたり手配したりするのは大変な労力がかかります。
レストランや料亭には初節句をお祝いするプランを設けているお店も多く、一人あたりの予算は5,000円〜10,000円程度です。
レストランや料亭でお祝いするときは、赤ちゃんが寝たりぐずったりしても良いように、個室があるお店を選ぶのがおすすめです。
ホテル
ホテルもまた、お食い初めや初節句のプランを設けていることが多いため、初節句のお祝いにおすすめです。親族が多く集まる場合もホテルであれば大人数にも対応してくれます。
初節句を記念して写真を撮影する、お参りに行くなど外出の予定があるご家庭は、外食も検討してみてはいかがでしょうか。
男の子の初節句でよくある質問
初めて男の子が生まれて、初めて節句を迎えるパパママは、お祝いの方法や作法など気になることがたくさんあることでしょう。ここからは男の子の初節句でよくある質問について一問一答形式で解説していきます。
Q1:兜や五月人形はいつ頃飾る?
兜や五月人形は、3月20日の春分の日から4月中旬に飾り始めるのが一般的です。 遅くても2週間前、つまり4月の中ごろには飾っていたほうが良いとされています。人形や工芸品を取り扱うお店や、ベビー用品店でも、桃の節句が終わると端午の節句仕様に切り替わっていきます。新しく飾りを買う場合は、3月には動き出したほうが良いでしょう。
Q2:兜や皐月人形は誰が買う?
「五月人形は誰が買う」という明確な決まりはありません。
昔は結婚すると、女性が男性の家庭に入ることが圧倒的に多かったため、女性側の両親が五月人形を買って孫に会いに行くという風習がありました。
近年は、お家のスペースや雰囲気に見合う飾りをパパママが買うという家庭も増えています。
Q3:2人目(次男)の初節句は何を用意する?
2人目の男の子の場合も、飾りは新しく用意したほうが良いとされています。なぜかというと、五月人形は災厄から男の子の身を守る「身代わり」という役割があるからです。
しかしながら、現代の家の造りや飾りの価格を考えると、全ての飾りを一人ひとりに用意するのは難しいでしょう。
長男に鎧飾りを購入したご家庭は、次男に兜飾りを用意する、男の子全員に名入りの幟旗を作るなど、ご家庭の状況に合わせて飾りを検討してみてはいかがでしょうか。
男の子の初節句は写真スタジオで記念撮影をするのがおすすめ!
初節句は一生に一度のお祝いです。普段はスマートフォンで赤ちゃんの成長を記録しているというご家庭も、初節句は写真スタジオで記念写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
両家が簡単に集まれない距離にいる場合、撮影した初節句の写真を台紙などにしてプレゼントすると大変喜ばれるでしょう。
お子さんの写真撮影に力を入れている写真スタジオは、初節句をお祝いする撮影プランを設けているお店がほとんどです。
- ・袴風の衣装
- ・武将風の衣装
- ・兜飾り
- ・弓・赤ちゃんが握れるサイズの太刀
- ・鯉のぼり
といった、節句ならではのレンタル衣装やレンタル小物も多く用意されています。
近年はお家の雰囲気や飾りの保管場所を考えて本格的な飾りを用意しないご家庭も増えていますが、写真スタジオであれば着物を着て、鎧飾りや兜飾りと一緒に写真を撮ることができます。
家族写真を撮影する際は、パパママも和装で、あるいはパパがスーツ・ママは和装という服装で家族写真を撮るのがおすすめです。
男の子の初節句のまとめ
今回の記事では、
この記事で解説してきたこと
- 男の子の初節句は5月5日に行うが、1年遅らせてもOK
- 男の子の初節句では、お祝い料理を食べたり写真を撮影したりする
- 男の子の初節句は自宅やレストラン、ホテルでお祝いできる
- 兜や五月人形の飾るタイミングなど
について解説してきました。
初めて迎える節句は、赤ちゃんにとってもパパママにとっても一つの節目になります。
そのため、男の赤ちゃんの誕生を知らせたり、わが子の成長記録の一つとして、写真スタジオで記念写真を撮影するのもおすすめです。
この記事を参考に、初節句のお祝いの準備を進めてみてください。

